私の会社員としての仕事は、基本在宅勤務です。
但し、出社日数は最低5日/月以上というルールがあります。
基本ミーティングがある毎週火曜日を出社として、プラス@どこかで追加するスタンスにしています。
そんな連休明けの火曜日の朝。
休み明けいきなり出社はしんどいなぁ、、、
しかも超暑そうだし…
しかし、ルールはルールなので身支度をしてさぁ行くぞ!と出ようとしたその時、
あれ?
鍵が………無い。
えっ?なんで?
玄関の鍵置き場に常にあるはずの鍵が無い。
そして、いつも外出時に携帯する用のキーケースは主不在の薄っぺら。
明らかに、無い。
いやいや、ちょっと待って、、そんな事ある?
しかし、先に述べた2箇所に無ければ、無いのは揺るがない事実。それぐらい、私の家での鍵の管理は2択なのです。
キーケースが無いならまだしも、キーケースはあるのに中身が、、です。
きゃー、遅刻するーー!
焦る。
焦る焦る焦る。
とりあえず鍵が無いと家から出られません。
どのみち今から出社すると確実に遅刻。
ミーティングも間に合わない。
急遽出社から在宅に切り替える為に上司に連絡をしようとPCを開く。
いつも7時半には出社している上司がまだ出社していない感じ。珍しい。。。
既に出社している同僚に、上長休み?と聞いてみると、まだ来られてないのよ、との返事。
とりあえずマンションの管理人室に電話する。
「あの、鍵のスペアとか管理されてませんよね?」
「ええ、ここは分譲なのでないですよ?どうかなさいましたか?鍵、無いんですか?」
てすよねー。
ダメもとで聞いてみたんです。
そして、実は心当たりが。
ソワソワ。
上司はまだ出社せず…
代わりにファシリテーター役の同僚に、恥を忍んで報告。
もしかすると今日のミーティングはスキップになるかもよ?との返事で、だとすれば…
思い当たるところへすぐさま電話する。
頼むー!鍵よあってくれーー!
コール音をじっと待って、電話に出てくれた!
「こちらは…です。本日は定休日となっており…」
ガーン。無情にも機械的な声が発する留守電アナウンス。
思い当たる所とは、前日にレッスンの為訪れていた乗馬センター。
ここのロッカーの鍵を家の鍵とセットにしていたのです。
そして、レッスンが終わって着替えたのでそこまでは鍵はあった…
それからキーケースに入れてないとすると、恐らくロッカーに鍵は刺さったまま。。。
乗馬センターが火曜日定休日なのは知っていました。
それもわかってて、ダメ元でかけてみたんです。
だって、、お馬ちゃん達のお世話に休みは無いはずだから、誰かいてくれるはず…
しかしながら電話には出てくれず…
…ですよね。
仮に出てくれたとしても女子更衣室のロッカー見てきて!とは頼みにくいし、忘れ物として届けられていたとしたら、その対応を飼育担当の方が知っているかもわからない。。。
さて、ここで疑問、浮かびますよね?
ではどうやって家に入ったのか?
家に入るためにはマンションの入り口と、家のドアと2箇所開錠する必要があります。
実はパートナーがスペアを持っていて、彼が同行していたので私は鍵の出し入れが不要でした。
その彼は、はるばる新幹線で帰路へ着いた為、すぐに来てもらう事も叶わず。
センターに電話で確認が取れないとなると、直接行くしか無い!
仕事終わってからだと本当に誰も居ないかも知れず、何よりこのソワソワ感から早く脱出したい。
幸いミーティングもスキップになり、これは今行くしかない!
その前に、万が一、そこにも鍵が無かったら、娘のあーちゃんに直ぐに宅急便で送って!と依頼…したくないけどしなければ…
「あーちゃん、大阪の家の鍵持ってる?」
「うん、持ってるよ。なんで?」
「もしかしたら送ってって頼むかもしれない」
「わかったー」
そしてマンションの管理人室に立ち寄り、管理人さんに事の成り行きを説明し、
要は出かけて戻ってきたときに…
「居るようにしますよ。どれくらいですか?」
「30分ぐらいだと思います。」
こんなにも声高々と時間設定の留守、不在をオープンにしていいものか?と思わなくもなかったのですが、他に選択肢も無く、そこは管理人さんを信じて…私は真夏の太陽の日差しが痛い中、希望を胸に⁈駆け出していきました。
センターに着くと、門のドアに「本日定休日」の看板がぶら下がっていました。
恐る恐る押してみると、
あ、開いた!!
よかった。誰かいるんだ。
そして受付フロアのドアをまた恐る恐る押してみると…
開いたーーー泣
中ではスタッフの方々がミーティングをされていて、私の姿を確認するや、ギョッとしつつも、不審者じゃないとわかると、駆け寄ってくださり、事情説明すると快く中に入れてもらえました。
女子更衣室へ向かい、この角を曲がると私のロッカーが見えてくる。
あ、ありましたーーー
深々とお礼をし、ミーティングの邪魔してすみませんでした。お騒がせいたしました。
お詫びをしたら、滴り落ちる汗を拭いながら再びマンションへ急ぎました。
管理人さんの時間も拘束してしまっている事に申し訳なく思いつつ、
意気揚々とマンションの入り口をくぐり抜け管理人室に向かいます。
管理人室に管理人さんの姿なく…
お、おらんやんけー
鍵があったからいいものの、危うくこの暑さの中締め出されるところでした。
とは言え、紛失したのは私なので勿論責める権利もございませんが。
さて、娘のあーちゃんに、とりあえず鍵の送付は不要と言う連絡を入れなければなりません。
なぜここで娘のあーちゃんだったのか…
他の皆は仕事中なので、すぐに連絡が取れて、鍵の送付の対応ができる。それが学生であるあーちゃんだけだったのです。
頼らざるを得なかったあーちゃんからの返事はLINEで一言。
はぁー
娘にだけは知られたくなかった、この私の失態。
なぜなら忘れ物大魔王である娘に対して、いつも小言を言っていたのは何を隠そうこの私。
そこで娘には常に"さけかに"よ!と言っていたのですが、私もまたさけかにを習慣化しないといけないなぁと思った出来事でした。
さけかにについてはこちら。
見出し画像はいつも鍵を入れているふくろうちゃんです。このふくろうがぺったんこの時、それは危険危険。
いつもお腹いっぱいでいてもらわなければ。
あ、スペアもね、あと2本くらい作っておかなきゃかしら