この春、勤続30周年を迎えます。
それを祝して、同期と記念登山に行ってきました!
同期がガイド役をかって出てくれ、
冬山登山は初体験でしたが、
それはそれは予想以上に、期待以上に、
素晴らしい光景と、忘れられない体験とで、
素敵な記念登山となりました。
早朝に家を出て、近鉄御所駅に集合です。
久しぶりの登山にウキウキ。
大阪で1番高い山、金剛山。
標高1125メートル。
寒波が来ると山頂は雪景色、樹氷も見どころの一つらしいです。
登山者数は1月が最も多く、冬に人気なのも頷けます。
同僚が、アイゼンを貸してくれて、準備万端!
たくさんの登山ルートがある中で、
今回はもみじ谷コースに挑戦。
いざ出発!
最初は仕事の事や、30年前の事など、他愛も無い会話をしながら和やかに歩き、、
なだらかな林道を抜けると、本格的な登山道に突入。
だんだん無口になりますが、
森林浴を浴びながら、静寂の中に響く川のせせらぎが何とも心地良い。。。
麓にも少し雪や氷柱が残っていて、
沢に沿って歩いていると、堰堤が現れます。
(写真撮り忘れてました)
これがこれから6つ続くよー
という事で、更に気合いを入れて!
2つ目あたりで、暑くなり、上着を1枚脱いで…
だんだん雪道になってきたので、
滑らないように先導してくれる同僚の歩いた足跡を辿り、
下ばかり見て必死について行くと、
すごーい!!
もう1人の同僚の声で初めて顔を上げると、
6つ目の堰堤で魅せてくれた見事な光景。
一部溶け始めてはいるものの、初めて見る氷瀑にしばし言葉を失い。
自然が生み出す美の結晶にひたすら感動
連れてきてくれた同僚に何度もお礼を言って、、、
冬登山の魅力、初めて知りました。
山頂へはここから更に険しくなります。
滑落しそうな場所も、雪道なので更に注意を払い、
しばらく行くと、もみじ谷コースのもう一つの目玉というドラゴンの形をした流木がお出迎え。
2本のツノや、目のところに石をあてがわれてなかなかリアルです。
龍神様と思える佇まいに、思わず登山の安全を祈願します。
この先から急激に辺りが冷んやりして、山道もアイゼン無しでは厳しくなり、
途中で装着。
ここで小休止していたからか、
どこからともなく野鳥が周りに寄ってきました。
同僚がリュックからナッツを取り出し、
小さく砕いて、
手出してみ!
えっ?そんなんで来るん?
半信半疑でナッツを掌に乗せ、手を差し出してみると、
可愛すぎなんですけど〜
こんな体験、何のご褒美ー?と1人でキャッキャ言っていると、
そりゃ勤続30周年やろ!
ほんと、よく頑張ったよね、私たち。
アイゼンでしっかり一歩一歩踏み締めながら、山頂まであと一息!
ここを抜けると、ようやく山頂に到達!
ギリギリお天気もってくれて良かったです。
途中でワイワイ写真撮ったり、休憩しつつでしたが、2時間弱で登頂。
登山スタンプなるものがあり、回を重ねる毎にスタンプを増やし、バッジを貰えたりとちょっとしたモチベーションに繋がります。
200回、500回…と常連さんは名前のプレートが掲げられていて、
回数登山の愉しみ方もあるようです。
最高峰に位置する葛木神社にお詣りして、
帰りは違うルートで。
ここでもまた、餌付けスポットが…
帰りは雪道もそんなに多くなく、ぬかるんではいましたが、お腹も減っていたので、
何気に早歩きで、何食べる〜?と花より団子状態に
ガイドを務めてくれて、お薦めの絶景スポットをサプライズで魅せてくれた同僚には心より感謝です。
昨年、友人との悲しい別れに直面し、
また会えると思っていた当たり前が、当たり前ではない事に気付かされ、
他に先約がない限り、声をかけてくれること、誘ってくれる事へは、基本参加するようにしています。
その結果、今回、冬の新しい愉しみ方を知る事ができたので、友人にも感謝です。
とても素敵な30周年の記念行事になりました。
次男が大学卒業するこの春、自分へのご褒美も何か考えてみようかな?