こんにちは、大山です!
ついに大学の卒業論文を提出し,開放感でいっぱいでございます笑
ところで,当教室では高校生が小論文を書く練習をしています。
たまに覗いて目にとまるのは,内容以前にその言葉遣いです.
「とても」,「すごく」,「でも」...
こうした言葉は論文として意見を述べる際のNGワードですが,あまり身についていないようです.
それも当然といえば当然のこと.論文で使う表現は日常で使うことはほとんどないものばかりです.
しかし,「どうせ日本語だし伝わるでしょ」「自由に書かせてくれ」という理屈が許されるのは小学校の作文まで.
最初は分かりにくく感じるかもしれませんが,皆が同じような表現を使って論を展開するからこそ,読み手はきちんと著者の考えを把握できるのです.
また,正しいフォーマットで論文を書けるようになるためには,こうした形式で書かれている文章をたくさん読むことも大切です.
高校生にとっては,現代文で勉強している評論文がそれにあたります.
自分の考えを人に知ってもらうためにも,人の考えを知るためにも,こうした技術を身につけることはとても重要です.
ぜひとも高校生たちには,読む練習,書く練習を通して,「論述」の術を身につけていただきたいですね.