杉みき子さんが解説している 短歌・・・きょうのうた1
上越タイムスに載せていたものを 本にしたものです。
1986年発行・・・上越新聞社(発行者)
6月29日の短歌
夕照雨はらはら光り輪のなかに わが里いれて虹たちにけり (結城哀草果)
(ゆうでりあめ はらはらひかり わのなかに さがさといれて にじたちにけり)
解説― 作者 結城哀草果(ゆうきあいそうか)は山形生まれの歌人
一生を農民として営々と耕作にはげみつつ 多くの歌や随筆をのこした。
これは日照り雨のあとの風景。虹の輪が(わが里いれて)というのがよく
風景の大きさとともに、わが住む郷土への愛着がそれとなくあらわせれているのが楽しい
雨上がりに里をつつむ虹・・・想像するだけで気持ちがわくわくしてきます
私の好きな歌・・・SUN'S COMPANYの『虹の詩』(落合みつを 作)
雨上がりに虹をみつけた ちっぽけなループをぐるぐる回っている自分の
ちいささに気がつき 虹のおおきさを見て 憂鬱な気分が吹き飛んだ・・
そんな歌です
ああああ 虹がみたい!!!