HBVごちゃんこエブリディ

B型肝炎の治療が始まることになりました。
治療の記録や、日々思ったことを綴ります。

IFN助成費

2009-07-28 19:57:09 | 肝炎治療・検査結果
インターフェロンは高額だけど、今は医療費の助成がある。
平成20年4月から始まった制度らしい。

医師から資料をもらったので、さっそく県の福祉保険センターに問い合わせてみた。

まずは申請書類を取りに行かなくちゃいけないらしい。
詳しくはそこで聞くことになったけど、簡単に教えてくれたことには、

・まずは申請書類を取りに行って、記入してまた提出しにいかなくちゃいけない(医師の診断書も一緒に提出することになる)
・申請した月から一年間の適用になる。
私が8月からインターフェロンを始めるなら、8月31日までに申請すれば間に合う。
助成は一年間なので、開始する時期に合わせて無駄のないよう申請したほうがいいですよ、とのこと。
私は半年間だけど、例えば一年間以上インターフェロンやる人は、8月から治療開始するのに7月から申請しちゃうと、治療を行わない7月分も一年間に入ってしまうからもったいないよ、ということだと思う。

助成っていうのはインターフェロン一回につきいくら、って感じなのかと思ったら違うんだね。まとめて月計算になるってことね。
申請すれば、最安で月1万円でインターフェロン治療ができるということだ。なるほど。

月1万円だって高いけど、まあしょうがないのかな…

インターフェロン治療して、効果が出るのはB型肝炎だと3割くらいらしい。

3割の可能性があるだけいいと思うしかないね。

退院後の外来初受診

2009-07-28 19:34:47 | 肝炎治療・検査結果
退院して一週間くらいは、少し体調を悪くしていた。

毎日吐いてたし、吐かなくても気持ち悪いのと頭痛があった。
でも、いま数値が下がり中なはずだから!
これまでも、3歩進んで2歩下がるようにして少しずつよくなってきたから、だんだんよくなってる!
そう思って、とにかく寝てた。
一週間くらい経った頃から少しずつ体調回復。
ようやく自炊する気分になってくる。

そして7月27日、退院後初めての外来診察。

採血して診察の順番を待つ。

「今日の採血の結果と、入院中の肝生検の結果が出てますが、あまりよくないですね」

えー?

「肝臓が、3というステージです。4が肝硬変ですから、その一歩手前です」

やばいじゃん!

「血液の数値も、
AST(GOT)が509
ALT(GPT)が593
ですから、あまり下がってないです。インターフェロンを始めた方がいいでしょう」

インターフェロン!

正直、すぐに治療とかは考えてなかったので焦った。
インターフェロンを始めるにしても、今回の肝炎が一度落ち着いて、時期をみて始めるんだと思ってた。

肝臓も、そういう状態になってるとは…本当に意外だ。

今後のことはともかく、今回は一度肝炎が落ち着くと思ってたんだ、なんとなく、勝手にだけど。

病気は、私のしらないところで進行している。
そして、私の心の準備なんてお構いなしに、突然姿をあらわすんだなあ。

ベッドが満床なので、空き次第入院することになった。

インターフェロン治療は半年間。
最初の2~3週間は入院治療になる。

まだちゃんと調べてないけど、お金がかかるし、副作用も大きいと聞く。

大丈夫かな。

入院(経過観察)

2009-07-28 19:13:23 | 肝炎治療・検査結果
2009年7月7日

紹介してもらった大学病院を受診。
最近引っ越しをして、以前通っていた肝臓の病院から遠くなってしまっていたので、現在の家から近い病院を紹介してくれた。

たまたまヨンの職場に近いということもあって、なんか安心感。

大学病院の初診ということもあって、ひたすら待たされる。
8時半に入って、受診したのは12時半くらい。
待ちくたびれたよ!

あらためて採血した結果、やはり即日入院することに。

そのときの数値は、
AST(GOT) 868【正常値14-32】
ALT(GPT) 1157【正常値9-25】
だから、確かにかなり高い。
あとからネット検索したら、100超えて入院した、とか400でかなり高い、とかいう人もけっこういるみたいなので、やっぱけっこう高かったんだよねー。

入院中は(それまでと比べれば)あんまり体調も悪くなかったので、特に薬も飲まずに、検査してあとはゆっくりしてただけ。

空調きいてるし、ご飯作らなくても出てくるし、快適だなぁって思って過ごしてた。

検査は、腹部エコーとレントゲン、心電図を一回ずつ。あとはほぼ1日おきくらいに採血。そして恐怖の肝生検!

肝生検は怖い怖いと思ってたけど、そこまで痛くなかった。
でも「ウオ!入った!」て感じ。

血液検査の結果は、毎日少しずつだけど、順調にさがっていたので、約一週間後の7月15日に退院。

最終数値は
AST(GOT) 561
ALT(GPT) 782

まだまだ高いけど、あとは自宅療養に。

退院前日くらいからまた吐き気が強くなっていたので不安だったけど、退院。

入院中、ヨンが毎日顔を出してくれた。ヨン!!

退院して最初の外来診察は約2週間後の7月27日。

入院中と同じペースで下がっていれば、そのころにはほぼ正常値になってるハズ!

仕事のこと

2009-07-28 18:38:12 | 仕事・恋愛・生活
肝炎にかかった人のブログや日記をたまに読むと、
「体調悪いけど仕事休めなくて…」
って人がけっこう多くて驚く。
というのも、症状がだいぶ軽くなった今でも、私はちょっと出歩くのもかなりしんどいからだ。

食後は2時間くらい横にならないと確実に具合悪さが増すし。
だから、発症しながらも働く人の話を読むと、見てるだけでもつらい気分になってしまう。

でも、働かないと生活できない、治療もできない。

私も今は貯金を切り崩してなんとかやってるし、親に治療代を援助してもらってるけど、もうしばらくしたら働かないとやっていけなくなるだろう。

ちゃんと働けるのかな??不安だ。

ちゃんと働けるくらいまで、体調が戻るかどうかもわかんない。不安だ。

今回の体調不良が原因で私は仕事を辞めてしまったんだけど、不思議なことに、まったくといっていいほど仕事に未練はなかった。

私は大学卒業後は数年間、中堅企業のOLをしていた。
でももっとやりがいがある仕事がしたいと思い、マスコミに転職。
小さな会社で給料も安いが、楽しかったし、OLよりは自分に向いていると思った。
そして同じ業種内で転職したばかりだった。

たぶん、未練がなかったのは、いちばん最初に妊娠を意識したからだとおもう。

私がいたのは労働条件が厳しい業界なので、子供を生んだら続けていくのは難しい仕事。
結婚や出産をしても働き続けるなら、早かれ遅かれ違う仕事を考えなければいけない。

ヨンとの付き合いが深まるうちに、結婚や出産が現実的になってきて、そういう思いが強くなってきていた。

もともと私は子供がすごくほしいし、出産後も働きたいけど、できるだけ子供のそばにもいたい。

そう考えたら、仕事内容よりも、出社時間や退社時間が決まっていて、できるだけ福利厚生のしっかりした仕事がいいなと思うようになったのだ。

今、ヨンと一緒に暮らしているんだけど、ヨンにもお金に余裕あるわけじゃないから、私の姿を見ていて不安になることもあると思う。
優しいから、彼は私を不安にさせるようなことは何にも言わないけど。

私はヨンがいるだけで心の支えになってもらってるし、ヨンにこれ以上負担をかけたくない。

少しずつでもいいから働きたい。

早く働けるようになりたい。

肝炎を発症する

2009-07-28 18:17:01 | 発症するまで
2009年6月初旬。

定期検診をサボって1年半くらいの頃。

私は転職したばかりの会社で働き始めていた。

だんだん胸やけを強く感じるようになり、妊娠かも…と思い始めた。

生理予定日まで一週間あるけど、早い人は1ヵ月たたないうちにつわりを感じるって人もいるみたいだし。

胸やけはだんだん強くなったけど、もし妊娠していたら薬を飲むのもよくないかもしれないので、とりあえずガマンしていた。

6月半ば。

ところが意外にも予定日よりも2日ほど早く生理がきた。

「あら~妊娠じゃなかったか!」

じゃあ胃だ、とガスター10を飲んだら少し楽になった。

念のため近所の胃腸科へ行って、飲み薬をいくつかもらう。
「一週間後にきてください。治ってなかったら胃カメラしましょう」とのこと。

一週間後、胸やけは落ち着くも、吐き気や胃もたれが続くのでそのことを話す。
原因としては食道や腸も考えられるし、肝臓の場合もあると言われ、キャリアということを伝えると、じゃあ胃カメラと一緒に血液検査しましょう、ということに。

血液検査の結果が出るまでは時間がかかるのでまだわからないが、胃カメラの結果は異常なし。
今の状態で考えられるのは、「機能性胃腸症」。
胃腸に炎症はないのに不調を感じる病気とのこと。
飲み薬をもらう。
血液検査の結果もあるので、2週間後にまた来てね、とのこと。

今考えても、ここからの2週間が体調的にはいっちばんつらかった!

ものすごい胃もたれや胸やけ、そして吐き気。
薬を飲んでも全然よくならなくて、一週間で飲むのをやめてしまった。

会社にも通いきれず、まずは一週間の休みをもらう。

こんなに具合が悪いのに原因がないっていうのも不安だった。
ほとんど寝込んでるんだけど、原因ないのにこんなに寝てていいのかな、とか。
このままずっとこれが続くなら、私はもう生きていけないなぁとか。
機能性胃腸症をネット検索したら、いちばんの原因はストレスらしい。
でも、そこまでのストレスを感じたことはなかったし…
原因がわからず、薬を飲んでもまったく体調がよくならなず、不安だった。

休暇をもらえてるうちに、いろいろな医者に見てもらおうと、東洋医学や心療内科にも行ってみたが、どこも当然、速効性はない。

休暇が終わった後、会社には体調が悪くてすぐに復帰できないことを伝え、退職することにする。

つらーい2週間を過ごし、7月初旬。

再び胃腸科を訪れる2日ほど前から、少し体調が楽になる。
ようやく治り始めたのかも!
と思って胃腸科に行くと、医師の診断はまた違うものだった。

「血液検査の結果が出ましたが、肝臓、非常に悪い数値です。即入院レベル。入院施設のある病院を紹介しますから、明日から朝一で診察を受けてください。たぶん入院になると思います」

えー!!

「おそらく胃の不調も、肝臓から来てるものでしょう。薬が肝臓に負担をかける場合があるので、今からは飲むのをやめましょう。漢方薬も、肝臓に負担が大きいものがあるのでやめてください」

そのときは、なんか複雑な気持ちだった。

原因がわかったことや、体調が悪さを示す数値がでたことへの安堵感と、人生初の入院という事態に対する興奮する気持ちと、肝臓キター!みたいなやられた感が、いろいろ、ごちゃごちゃ。

まぁその時は、そんなに長患いになると思わなくて、言われた通り病院に行けば治るだろ、みたいな感じ。

次の日、紹介状を持って大学病院を診察した。