大学病院での定期検診は、3~4ヶ月に一回程度。
血液検査とエコーで様子を見る。
その間、体に症状が現れたことはなかった(気がした)し、肝炎が起こってると言われたこともなかった。
「今は肝炎は起こっていません。今までは、肝炎を起こしたことがなかったのかもしれないし、気付かない程度の炎症を起こして気付かないうちに治ったのかもしれない」
とのこと。
肝炎は、自覚症状が出にくいし、あったとしても、「こういう症状なら肝炎」と言えるようなものはほとんどない。
もしかしたら、軽い肝炎を起こして、気付かないうちに治まる、ということを繰り返しているかもしれないという可能性はあまりピンとこなかった。
なんせ、普段ほとんど風邪もひかないし、病院にかかることがめったになかったから。
そして3~4回目の検診で、医師が言った。
「今のところ、肝炎は起こっていないようだけど、様子を見て治療に入りましょう」
私はそれから病院に行かなくなってしまった。
たまたま、その次の予約の日に仕事で行けなかった、ということもある。
ただ、その「治療をしましょう」というのが、なんかすごく怖かったのだ。
今、私は何も症状が出ていないのに、なにか治療をして、肝炎がひどくなってしまったら?
正直に医師にそう言えばよかったのに、なにも言わないまま、私は診察に行かなくなってしまった。
同じキャリアである母が、60になってピンピンしているので、私もほっといたほうがいいような気がしていたのだ。
なんとなく。ただなんとなく。
そんな気がして、積極的に治療なんかしたくなかったのだと思う。
これが、肝炎を発症する1年半ほど前の話だ。
血液検査とエコーで様子を見る。
その間、体に症状が現れたことはなかった(気がした)し、肝炎が起こってると言われたこともなかった。
「今は肝炎は起こっていません。今までは、肝炎を起こしたことがなかったのかもしれないし、気付かない程度の炎症を起こして気付かないうちに治ったのかもしれない」
とのこと。
肝炎は、自覚症状が出にくいし、あったとしても、「こういう症状なら肝炎」と言えるようなものはほとんどない。
もしかしたら、軽い肝炎を起こして、気付かないうちに治まる、ということを繰り返しているかもしれないという可能性はあまりピンとこなかった。
なんせ、普段ほとんど風邪もひかないし、病院にかかることがめったになかったから。
そして3~4回目の検診で、医師が言った。
「今のところ、肝炎は起こっていないようだけど、様子を見て治療に入りましょう」
私はそれから病院に行かなくなってしまった。
たまたま、その次の予約の日に仕事で行けなかった、ということもある。
ただ、その「治療をしましょう」というのが、なんかすごく怖かったのだ。
今、私は何も症状が出ていないのに、なにか治療をして、肝炎がひどくなってしまったら?
正直に医師にそう言えばよかったのに、なにも言わないまま、私は診察に行かなくなってしまった。
同じキャリアである母が、60になってピンピンしているので、私もほっといたほうがいいような気がしていたのだ。
なんとなく。ただなんとなく。
そんな気がして、積極的に治療なんかしたくなかったのだと思う。
これが、肝炎を発症する1年半ほど前の話だ。