チキの私的サッカー館

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インテルVSリボルノ 硝子のエースレコバ

2006年10月26日 | セリエA
【インテル】

      クルス
           レコバ

ソラーリ             フィーゴ
   スタンコビッチ ヴィエラ

グロッソ             マイコン
     サムエル マテラッツィ

        J・セーザル

レコバ⇒イブラヒモビッチ
クルス⇒クレスポ
スタンコビッチ⇒マールフィー(17歳らしい!めずらしい!)

【結果】
4-1
2OG9マテラッツィ71イブラヒモビッチ77クルス 70ルカレッリ

【内容】

自分的にはかなり好きなメンバーのリボルノ戦。

試合開始、やはりレコバが入ると違う。中盤と前線が孤立してしまうのがインテルの課題だったが彼がそれをすべて解決した。

中盤まで引いてボールを引き出し攻撃のリズムを作る。

2分の相手OGをさそった先制点、CKからマテラッツィのヘッドも彼の高精度のキックから生まれた。

レコバはバイタルエリアでやりたい放題。チャンスメイク、ミドルシュートと素晴らしいプレーを次々披露。

OG以降リボルノは意気消沈。まったく中盤でプレスがかからなくなる。

しかし、硝子のエースレコバ、30分に怪我でズラタンと交代。レコバ中心のチームを作れない理由はまさにこれである。

ゴール欲しい欲しい病のズラタン交代後は、クルス、ズラタンとも前線に張ってしまうので中盤と前線がまたもや孤立。攻撃が組み立てられなくなる。

後半、リボルノエースルカレッリ投入。反撃の気配。

やはりルカレッリが頼れるところを見せ、決定機を2度ほど作る。そして70分プラテスのクロスをヘッドで押し込んで1点差に詰め寄る。

S・モスクワ同様の展開。しかし、この日CHに起用されたスタンコビッチが魅せる。

クルスとのワンツーからダクール、ヴィエラにはなかった前線への走りこみをみせ、ズラタンのゴールを完璧にお膳立て。勝敗が決した。

スタンコビッチはそれまで守備とゲームメイクに貢献し、ほとんど攻めあがることはなかったが大事なところで頼りになる。このままCHとして使われれば、セリエにいながらプレミア仕様のCHとしてジェラード、ランパードと肩を並べるCMFになると思う。

さすがセリエとあって彼のCHで起用された際は守備を第一に考えるプレーも非常に好感が持てる。ちょいと最近ジェラード上がりすぎの気がするんだよなぁ。

その後、フィーゴのCKからクルスがダメ押しで試合終了。

週末はミラノダービー。果たして(自称)名将マンチーニはどの2トップを採用するのだろう?レコバの怪我が治れば、結果から見ればレコバ、クルスの2トップにするべきだ。

怪我が治らなければクレスポ、クルスにすべきで、間違っても機能しないクレスポ、ズラタンの2トップは駄目だ、前線からプレスがかからない間延びした陣形はミラン相手にやばい。

MFはダクール、ヴィエラよりもスタンコビッチをCHの軸として考えたほうがよい。守備面でも運動量、フィジカルがある彼は全然問題ない。

LSHはコンディションを上げつつあるソラーリが起用が望まれる。この試合でも数多くのシュートを放ち、ドリブル突破、守備での貢献もあった。

右は言わずもがなのフィーゴ。

RSBは最近安定感の出てきたマイコン。正直ここまでやるとは思っていなかった。それに対し、覇気のないプレーが続くグロッソが心配だ。

なんかレコバダービー駄目みたいですね。残念。

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