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「男子ゴルフ界の往くへ」

2009-10-12 08:58:38 | Weblog


 石川遼がアメリカで開催されたプレジデントカップに出場した同じ週、日本ではキャノン
オープンが行われた。遼がいない試合で、ちまたではどれだけのギャラリーが集まるの
か心配された。今年の最終日は10,312人。昨年は12,378人。3日間トータル(今年初日
は中止のため3日間比較した)で、08年は21,223人、09年は19,257人。数字だけ見る
と1,966人減(対前年比90.7%)と予想よりは来場人数減とはならなかった。
 試合内容も今や石川遼のライバル的ヒール役となりつつある池田勇太の大逆転勝利
でキャノンオープンを成功裏に導いた試合となった。
 しかし冷静に考えてみると、遼がプレジデントカップに出場することが決定したのが9月
下旬だ。キャノンオープンのチケットは「石川遼出場!」という名目で販売されていたは
ず。販売前に出場が決まっていたら、こんなにチケットが裁けていたか疑問が残る。
 
 以前にも書いたが、遼に続く若手の出現と中堅の再奮起が男子プロゴルフツアーの本
当の意味での活性化の必要最低条件だが、このまま石川遼が賞金王となったなら、遼
の目標は俄然PGAツアー、世界へと目を向けるであろう(もうそうなっていると思うが)
 選手全員に伝えたい。簡単に賞金王を取らせてはいけない。今期マスターズで4位と日
本人最高成績をあげた片山選手の低迷が続くが、体の調子も徐々に回復しているよう
だ。ツアーの終盤はビックマネーの試合が続く。片山選手以外にもまだまだ賞金王のチ
ャンスはある。
 出場選手全員全員の奮起を期待する。