タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 釧路市、USBメモリー紛失で関係者処分 ≫

P1040982 釧路市が、「市内のすべての土地や家屋など固定資産に関する約27万3千件の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した」(7月22日付『北海道新聞』第32面〈第4社会〉)のは七月二十一日のことだった。
 その後、情報がないまま日数が経過し、そろそろ何らかの発表があろうかと思っていたところ、二十七日、情報システム課のUSBメモリー紛失に関連して三人が処分を受けた。
P1040981P1040983 北海道浦幌高等学校の閉校記念誌作成用USBメモリー紛失について、ブログの記事を書いたこともあり、今回の釧路市の不祥事に興味をもって、二十三日に釧路市役所二階にある情報システム課の様子を見に出かけた。
 二階には、市長室・副市長室・正副議長室・事務局長室が並んでいるが、用向きを誰何されることもなく、正面の階段を上り、まず、エレベーターと、その左横に掲げられた案内板を撮影した。情報システム課は、案内板左端の細い廊下を経てフロア東側最奥にあり、平常どおりに業務を遂行していた。
 処分の内容は、「紛失した男性主査(37)に減給10分の1(1カ月)、前田雅徳情報システム課長(53)に戒告、松浦尊司総務部長(59)に厳重注意」(7月28日付『釧路新聞』第1面)と、かなり厳しいが、メモリーの内容は極めて膨大かつ重要で、メモリーを扱う規約も守られていないことから、妥当と言えるだろう。各種業界で情報漏れが多発し、大きな社会問題になっている折りでもあり、市役所庁内での徹底した情報管理体制が求められる。再発防止に努めてもらいたい。

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