カズの御師匠さま直伝の『ザワークラウト』作ってみた‥。同じような味になったんじゃないかな?
成城では市販の物で美味しいモノに出会ったことがない‥と仰るお客さま達が定期的に買いに来て下さっていた商品。カズが居なくなって‥在庫が無くなって‥お客さまにも再販をと言われるんだけど、もうどうしたら良いのだろう?とただ途方に暮れ、今日まで来てしまった。
カズが作るこのキャベツの酢漬けに豚バラ肉を煮込んだ洋風角煮(=それがドイツ語でザワークラウト、フランス語でシュークルートって言うんだ、って毎度ウンチクたれていたり‥)、ソーセージなんかでも良いらしいのだが、その角煮がバツグンに美味しくて、仕込みの度に食べれるのが楽しみだった。もう食べたくても二度と味わえない家族だけの特権。
カズの産み出す瓶詰め達はあちらこちらで評価を受け、ある高級スーパーでは2023年早々に並ぶ予定で、百貨店でも事業展開する為に商談は進み、正式に取り扱いが決まったのは彼の葬儀の翌日のことだった。
私は決して犯人を許さない。
でも美味しいものばかりを食べ続けて来た結婚生活の中で、舌は覚えていて忘れない。
カズのその辺の感覚は天才的で、どこまで再現出来るかは未知数だか、少しずつ復活させて行けたらと思う。
今年もカズが大事に愛でていたトケイソウの一輪目が咲いた。

#ティンラ成城#成城#成城学園前#大蔵町#鶴川#町田#ザワークラウト#シュークルート#時計草