オークの木の下で

成城7丁目の小さなお店「ティンラ成城」の日々を綴っております

春の花…。

2024年04月27日 01時33分00秒 | その他

働き詰めで毎日をやっと過ごしながらも、結局のところ何もかもが馬鹿らしいという表現が一番ピッタリ来る。

生きるのを止めることが出来るなら今すぐにでも止めている…被害者家族のその後ってどんな人生なのだろう?…と警察の方に聞いてみる。

事故は報道されても遺族のその後なんて知る由もない。…答えはやっぱりね、と思うような悲惨な場合も少なくない。

殺人犯って人殺しなだけでなく、その周りの人間の人生の何もかもを奪う。遺された方がむしろ生き地獄のような時間が延々と続く。

毎年、この時期になると池袋の暴走事故の件、必ずテレビ報道で目にする。

同じような形で自分の命より大切な人を亡くした私にとっては正直、見たくないし、聞きたくない。

前向きに生きないと…!なんて言われたところで、悪質な殺人犯と背後にいる弁護士のおかげで事故は一向に解決に向かわず、今日も私たち遺族は殺人犯に加害され続け、私は事故関連で関わる警察や弁護士に会う度に事故当日に引き戻される。

日本の法って交通事故に関しては人を殺したという意識が低ければ低いほどより日常生活に戻りやすいという犯罪者優遇大国。

頂き女子が9年服役するのに何故交通事故の人殺しは人を殺したにも関わらず起訴もされずに服役すらしない犯人がいるの?

何故こんなことに巻き込まれたのだろう?

戻って来ない命だけでなく、何も納得の出来る結果にはならないのに、今日も馬鹿らしい時間だけが過ぎる。こんな不毛な時間を過ごしていると殺人犯だけでなく憎むべき相手がどんどん増えてくる。

高学歴で頭だけは良い使えないクズ弁護士に、それと組んでいる損保会社。

まともな弁護士さんに会ってなるほどね、と全てを悟り合点がいった。

被害者側につく弁護士ってほとんどいないそうだ。頭の良い弁護士が何故加害者側に着くのか?

…答えは一つだよね。

損保会社って何の為にあるのだろう?高い保険料取っておいて、こっちは命奪われて、店潰されて様々な損害被っているのにかかった費用も支払わず、値切って来て自分たちばかり良い生活してるなんて軽蔑の対象でしかない。

それでいてマスコミが注目しているような被害者側に世論が着いているような案件に関しては会社のイメージがマイナスになるだけなので控訴はしない傾向にあるのだそうだ。…狡猾。

人殺しているのだから、補償しなければいけない立場にあるのなら、全力で補償させて頂きます、命は戻らないのだから、それ以外の心配は取り除きます、ってのが本来の姿勢なんじゃないの?それで利益生み出して満足ですか?

まともな弁護士事務所は新人弁護士に遺族と会って寄り添う研修があるそうなのだが、損保会社もそのような機会を設けたらいかがですか?でないなら、補償すべき立場でありながら向き合わず、被害者から値切って得た収益でも成り立ってます、とでも新人研修で教えたら?

本当に怒りしかない。

この一年で知らなきゃ良かった、と思うような様々な世の中の悪しき仕組みを知ってしまった。

弁護士や警察に何を訴えたところで法の範囲で対応するしかなく、法を変える力があるのはまた国という別の組織。結局、この国の稚拙な仕組みに屈するしかないのだ。

全てが終わったときにまた報告したいと思う。

今日も優しいお気持ちと共にあちこちから届くお花が綺麗。





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桜の花…。

2024年04月15日 19時42分00秒 | その他

もうどれだけ長い間、休んでいないのだろう…?


あともう一つ嫌な事があったらもうお店辞めよう…と思いながら、毎日何かしら問題や嫌だなと思う事は勃発しつつ、結局毎日毎日それを上書きしながら一日をやり過ごしている。


今年は咲きはじめの成城桜並木を見たのを最後に桜見ていないな、満開の桜見れないのって人生で初めて…と思っていたら、成城時代のお客さまが大きな桜抱えてご来店くださった。







カズと私が大好きな桜…。


この週末は成城のお客さま達が来店してくださって、本当にわざわざご足労頂いてしまって、嬉しいやら申し訳ないやら…。


温かいお気持ちがたくさん届いた週末。


皆さんの行動力や優しいお言葉を聞くと、彼の死を一番に報告しなきゃいけなかったのはお客さまの皆さんだったのかも?とその度に後悔したりする。


定休日の今日は一日オフという訳にはいかないのだけれど、大学時代の友が塞ぎ込む私を誘い、久しぶりに母校へ出向いてみた。








こちらも桜は終わりかけだったけれど、新緑のこの季節、緑いっぱいの広大な空間はとても美しかった。


究極の疲労感だったけれど出掛けて良かった、誘ってくれた友に感謝。


外の桜が見れなかった分、お家でお花見…しばらく楽しみたいと思う。見る度に色々な方々が私を支えてくださっている事に感謝し、決して忘れちゃいけないと思う。


#ティンラ成城#鶴川#成城#プリン#大蔵町

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開店祝いの花…。

2024年04月12日 19時26分00秒 | その他

昨日は警察、検事、弁護士、犯罪被害者センターの方…と事故関連でお世話になっている方々全員から電話がある…という不思議な日だった。皆さん事故の件、解決の為に動いて下さるありがたい存在なのだが、接触すると私のダメージは重く、大きい。何日もの間、嫌な気分になる。


何にも悪い事していないのに何故こんなイレギュラーな方々と関わらなければならないんだろう?という気持ちになる。


そもそも良い話ではないし、その度に事故当日に引き戻されてユウウツな気分になる。


カズを殺した殺人犯ってこれ以上ない悪質な相手。


殺人犯の親族も含め、謝罪すらする気もないという事はこの一年でよくわかりましたけど、人殺しというこれ以上ない犯罪犯しているだけでなく、その後も日々被害者の私たちへ加害し続けていることを認識しているのだろうか?


また1日解決する日が遠のくだけで被害者家族がどれだけ苦しい気持ちで毎日を過ごしているのかわかっているのだろうか?


本当、死ねばいいのに。

死んだって許さないけどね。


メチャメチャイライラしていたその瞬間にクロスブレッドキッチン時代の常連さまが

「開店おめでとう!」

とプリザーブドフラワー携えてやって来てくださった。


…なんか本当に嬉しかった。

…なんか本当にホッとしちゃった。


クロスブレッドキッチン時代からのお付き合いだからもう22年にもなるんだな…と改めて思い、この場所でカズと再会してもらいたかった、とまた怒りと涙で震える…。


#ティンラ成城#鶴川#成城#プリン#大蔵町#警察#検事#検察官#弁護士

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プレオープン…。

2024年04月10日 20時00分00秒 | お知らせ

そう簡単に成城のようには行かないよね…たいして売れないけれど、なんとなく破茶滅茶状態プレオープン的に営業しています。営業時間等は成城時代と同じです。







店一軒引き上げて来たので…溢れるモノでリビングまでもがゴチャゴチャ…。

でも、今までと違うのは何もかもが自分の持ち物なので、誰にもとやかく言われない、トイレだってすぐに行ける…清々する!


今まで何億円と家賃という馬鹿らしいものにお金を使って来たか…それが解消された事が一番…清々する!!


なんだかんだパワハラ不動産屋&パワハラ大家から解放されて…そこは清々する!!!


…でも既にホームシック。


常連さまはもちろんのこと、日々私を励まし、力になってくれていた業者の皆さん、ゆうパックとヤマトのおじさん達は元気かな?

会えないとこんなに寂しいものなんだね。

カズは代々木公園離れる時、寂しくなかったのかな?あまりそういう話、聞かなかったけど…もう確認も出来ないけど。


色々あったけれど、うちのお店の価値を…大事にされなかったんだから仕方ない。貸す側がどれだけ偉いんだか知らないけれど、あんな大変な事があったのにも関わらず平気で追い出す神経、私にはわからない。彼が健在だったらこんな話にすらなってなかったはず。

追い出して満足しましたか?失ってから気がつくことってありますか?…ある訳ないか。


いつか成城を離れる時が来たら、サヨナラじゃなくてティンラ、クロスブレッドキッチン時代の常連さま共に今度はお家レストランにご招待しようね、と話し合い作った我が家。

カズは皆さんと良いお酒を楽しみながら料理を振舞える日を心待ちにしていました…その為に仕事も頑張って来たのですけれど、ある日突然殺されてしまい、そんな日は永遠に来なくなってしまいました。


私は美味しいものしか口にしない人生だったのに、私の唯一の特典だったのに、何食分の食事を損したことか、というか、今更超一流料理人の料理食べたって美味しさ半減だけれど…。


これからはカズが果たせなかった彼の地元を盛り立てて頑張って行きます…!

カズがいつも言っていたように、彩りのある表情のある街になるように…NEW地元の皆さんよろしくお願い致しま〜す。


ゴチャゴチャは気持ち悪いけれど、もう誰にも文句言われないし、いつまでと時間に追われることもないし…今までが大変過ぎたからゆっくりやろうと思います…。


毎日毎日、成城のお客さまから温かいメッセージが途切れず届くこと、一週間のblogページビュー数がテレビ出演した時よりも遥かに多くてびっくりしています。


だからやっぱり寂しくて泣いてしまいます。もう嫌だよ〜!と泣いてから1日の営業が始まる毎日です。


今年はカズが大事にしていたメダカちゃんのお世話も絶滅しないように、ちゃんとやろう…かな?







#ティンラ成城#鶴川#成城#プリン#大蔵町#メダカ

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新店舗…。

2024年04月05日 15時00分00秒 | お知らせ

4月になりました。

NEW町田っ子です…!

本当は町田という活字を見たり聞いたりするだけで条件反射で身体が硬直し心臓がバクバクするほど嫌い。カズが育った街だけれど殺された街。

でも根無草人生の私はよく知らないこの街しかとうとう居場所がなくなっちゃった。

いつオープンしたの?ってお客さまに聞かれるけど私もよくわからない。

何も整わない中、見切り発車で破茶滅茶でスタートせざるを得ないこの状況に泣けてくる…。

それはカズが町田店は「どうだカンペキ!」という状態になるまで絶対に開けない、皆をビックリさせたいと言っていたから…。私はその途中途中のメイキングをSNSで報告したくてウズウズしていたけれど、その気持ちを尊重し、過程をずっと見守っていたのだった。

不思議なことに彼の死後、成城のお店や寝室でさえも彼の気配を感じることはなかったけれど、工事途中だった町田のお店だけは彼の想いが詰まり過ぎて中に入ると彼の声が聞こえるようだった。

「今まで色々な事を言って来たけれど、最後のお店は思いっきり好きに作って良いよ。」と何の口出しもせず彼が100%好きなように思いの丈を詰め込んで作ったお店。

華々しくオープンして地元の友や親戚や初めましてのお客さまに調子に乗って接客する姿を見たかったな…。

想像すると涙と憤りしかない。何故あれほど働き努力したのに、その瞬間を本人が享受出来なかったのか?

本当に私が殺された方が良かった。こんな怒りや悲しみを背負って生きて行かなきゃいけないなんて遺された方はたまったもんじゃない。

3月、よく乗り切ったなぁ、と思う。高島屋ホワイトデーの大量ご注文にコサージュ製作にスーパーのスポット販売、そして引越し…。その最中、諸々の手続き。

卸売りや高島屋オンラインは走り続けていたので、製造やパソコン、ハード、ソフト面共に上手くスイッチ出来るか日々不安で身体は優に限界を超えていたけれど不安とプレッシャーで心が病んでいるのでどれだけ疲れていても眠れなかった。言葉にすればそれだけの事だが、誰にも理解出来るはずもない。

自宅のお店は私達夫婦にとって悲願だった。3坪の成城店ではどうしても生産量に限界があり、…タマゴが先かニワトリが先かの原理でとにかく生産拠点を作ることが常に懸案事項だった。

百貨店から声がかかる様になってからの仕事のオファーは凄まじく、キャパオーバーの仕事はずっと泣く泣く諦めるしかなかった。その度に「もう少ししたら生産拠点が出来ます。」と説明し、辛抱強く待ってくれているお取引先が何件もあった。

あと2年早く新居が出来ていたら色々な事が変わっていたと思う。彼が殺される事もなかったはず。

もしこの仕事が来た時は絶対に引き受けようと言っていた仕事がコロナ禍だからこその大チャンスで転がり込んで来た事もあった。…でも結局、拠点が間に合わず、みすみす逃すしかなかった。

それでも成城のお店では出来うる限りの全てをやり遂げたと思う。

今思うと無茶苦茶な働き方をしたな、と思う。3ヶ月1日も休みなしとか、1週間睡眠時間毎日30分とか…。

例えば新宿駅のキオスクみたいなところなんかには敵わないけれど坪売り上げは自営業で日本一なんじゃないかな?と本気で思うほどに働いた。事実、この規模で?と私達より多分販売数量を把握していたと思われる瓶屋さんがいつも舌を巻いていた。

これ以上働いたら家庭崩壊するね(実質してたかもしれないけど)、と言って控えていた新宿以東の都内中心部の百貨店や駅催事も昨年の長男の大学受験終了後に再開する予定だった。

彼は利益を追求する事よりも常にお客さまを喜ばせることにやり甲斐や喜びを感じるタイプで経営は二の次だった。一番身近な家族が幸せじゃないなんて…と何度衝突したか知れない。

どこかの知事じゃないけれど、会社員も経験した身からすると、自営業って、商売って甘く下に見られる事が多い。それを象徴するのが、まず借金すら出来ない。

ならば名を売って売り上げ作って…と恵まれた主婦の友たちを横目にただただ働いた結果がこれだから、もう全てが馬鹿らしくなる。

当たり前の平穏無事な日々が続いていたら1年前の今頃、町田店はオープンしていたはずで、詰まっていた血管の血流が綺麗に循環するように、様々なオファーに対応出来るようになり、売上だってMAX2.5倍まで跳ね上がる予定だった。

全ては殺人犯のせいで何もかもが消え元に戻る事はないのに、犯罪者は何一つ、最低限の禊も済まさず日常生活を送れるこの国っておかしいとしか言いようがない。

心機一転、何か前向きなことを…と思うのだけれど頭の中をぐるぐる巡るのはこんなこと。

もはや経営は成り立っていないし、明日はどうなるかなんてわからない、でももう失うものなんて何もないし、どうにでもなれというようなヤケクソ感と何のプロモーションもせず、歳を重ね、お互いおじいちゃんおばあちゃんになっても続けられるようにと、やっと出来た彼のお店はただ悲しく虚しく侘しい…。何故こんなに遠回りする必要があったのだろうか?

今年もカズと私が一番好きな花、桜を眺める時間なんてないし、時間薬で穏やかな気持ちで桜を眺める時が来るなんて私には思えない。今年の成城の満開の桜並木はどんなだろうな?成城のような良い出会いがたくさんあったら良い…。

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