THINKING ECO

考えよう!環境問題
環境にやさしい、快適な生活を応援します。

お台場の観覧車もライトダウン

2008-06-14 | 環境問題

お台場の大観覧車「palette town 大観覧車」が今年もライトダウンキャンペーンに参加します。

 

環境省では、温暖化防止への関心を促すために、「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を展開しています。夏至の6月21日(土)はブラックイルミネーション、7月7日(月)は七夕ライトダウンと題して、20:00~22:00の2時間、『全国のライトアップ施設や家庭のあかりを一斉に消しましょう!!』と ライトダウン を呼びかけます。

 

      

 

「palette town 大観覧車」も、イルミネーションを消するそうです。真っ暗な観覧車ってどのような雰囲気でしょうね。案外オツかもしれませんね。

また、「クールビズの普及」と「省エネ製品への買いかえ」を呼びかけるために、イルミネーションで、「COOL BIZ」と「CHANGE A LIGHT」の文字を描くそうですよ。

  

昼夜、老若男女を問わず多くの人で賑わうお台場、温暖化防止を呼びかけるには絶好の場ですね。


洞爺湖の水温が上昇!

2008-06-13 | 環境問題
7月に行われるG8、主要国首脳会議の舞台となる洞爺湖の水温が、地球温暖化の影響を受け、上昇傾向にあることが、北大大学院の浦野慎一教授の調査で分かりました。

2004年から洞爺湖の約300メートル沖合にブイを浮かべ、水深0m、5m、10m、15m、25m、45mの6点の水温を1時間ごとに観察してきました。このデータと、北大が毎日行ってきた湖岸近くの表面水温の観測データをもとに、1981年から平成2005年5月までの洞爺湖の年平均水温の変化を分析したそうです。その結果、水深55メートルまでの層でみると、過去23年間で約0.8℃上昇していることが分かったそうです。

洞爺湖周辺の大滝(伊達市)、伊達、室蘭の三地点の年平均気温も、気象庁のアメダスのデータでは、1980-1999年の20年間で約1℃上昇しているそうです。

湖の水温は太陽の放射量や大気中の熱に大きく左右されることから、浦野教授は「地球温暖化によって、気温と同じように水温も上昇した」と指摘しています。

琵琶湖でも1985年から2004年までに水温が約1.5℃上昇したとの調査結果がありますが、国内での湖の水温を長期的に分析したデータは少なく、地球温暖化が湖にどのように影響しているかを考える貴重なデータとなりそうです。

洞爺湖は厳しい寒さのなかでも湖面が凍ることのない湖「不凍湖」としても知られ、サクラマスの養殖も行われています。そのような洞爺湖の生物への影響の心配されますが、湖の平均水温は夏と冬とで10℃前後も変化するそうで、「それよりも緩やかな地球温暖化による水温の上昇が、生物などにどう影響するかは不明」ということでした。

「海のエコラベル」発見!!

2008-06-12 | 身の回りのこと
MSCのロゴマーク入り商品を発見!! 早速購入しました。

以前、「漁業のサスティナビリティ」というタイトルでブログを書いたことがありましたが、その時は、このロゴマーク入りの商品を見つけられませんでした。
先日、おむすびの具を「鮭」にしようか「タラコ」にしようか探していました時、このマークが目に飛び込んできました。

MSC〔Marine Stewardship Council: 海洋管理協議会〕漁業認証は、乱獲による世界的な水産資源の枯渇傾向を食い止めるために、「持続可能で適切に管理された漁業」を認証する制度です。
「持続可能で適切に管理された漁業」であると認証された漁業の漁獲物から産まれた製品には、MSCのロゴマーク入りのラベルをつけることができます。
製品の製造、加工、流通の全ての過程において、認証水産物が適切に管理されていることを認証するのが、COC認証です。

イオンは、日本の小売りとしては初めて「MSC-CoC」というMSC認証商品を加工することができるライセンスを取得したそうです。だから明太子にラベルがついていたのですね。

オイルシェール

2008-06-10 | 新しい技術

「三井物産が、利用されていない資源の1つであるオイルシェールの大型開発に参画する」との記事が日経新聞の朝刊一面に出ていました。

              

オイルシェールとは、加熱などにより石油または石油ガスに変化し得る炭化水素分含む(通常は4%以上含む)堆積岩のことです。簡単に言いますと、油分を含む岩石のことです。

約6000万年前、中生代(ジュラ紀、白亜紀)、さらに約4億年前の古生代デボン紀に堆積したものが多く、地中からの採掘後、500℃程度で熱分解することによって石油が得られる資源です。

                 

オイルシェールは、1800年代初めに主に西欧の工業国で採掘・製油されていましたが、1900年代の石油の大量生産開始に伴い、ほとんどが停止しました。

かつて、満鉄は、1909年中国の撫順で「燃える石」を発見、それがオイルシェールだったそうです。 撫順の炭田は、石炭層の直ぐ上にオイルシェール層があり、石炭の露天掘りに伴い、必然的にオイルシェールを採掘する必要があり、オイルシェールは採炭に伴う副産物だったようです。

現在、オイルシェールからの原油生産は、ブラジル・中国等での小規模生産に留まっています。

                  

オイルシェール資源は世界に広く存在し、非産油国にも多く賦存しているそうですが、世界の埋蔵量の約7割が米国内にあると言われています。

昨今の油価高騰並びにエネルギー安全保障の重要性の高まりを背景にオイルシェール開発の動きが活発化していきそうです。


青森宣言と原子力ルネサンス

2008-06-09 | 新しい技術
主要8カ国(G8)と中国、インド、韓国を加えたエネルギー相会合が8日青森で開かれ、共同声明「青森宣言」を採択しました。この宣言の中では原子力発電の有効性も指摘されました。

原子力発電といえば、1979年アメリカでのスリーマイル島原発事故や1986年ソ連(当時)でのチェルノブイリ原発事故が即座に思い出されます。それ以来、原発に対しアレルギーのようなものを持っている方も多いのではないでしょうか。ここ30年、世界的に「反原発」の世論が大勢を占めていたように思います。日本でも1995年に起きた、高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故は記憶に新しいですね。

しかし、地球温暖化と原油価格高騰が政策転換を促し、凍結していた原発の建設再開が検討されるようになりました。

地球温暖化の原因の1つとされるCO2の排出量を、建設・運用・燃料輸送などを含むサイクル全体で考えた場合、1kWhあたりのCO2排出量は、石油火力発電が約742g、太陽光発電は約53g、原子力発電が約23g、水力発電は約11gです。(出典:ライフサイクルCO2排出量による発電技術の評価、電力中央研究所報告)

原子力発電は、石油火力発電に比べると、明らかにクリーンなエネルギーです。また、石油には価格高騰や枯渇不安の懸念があり、「石油依存からの脱却」という面からも、原発が注目されているのです。

電力の15%をスウェーデンなどから輸入し、天然ガスをロシアから輸入しているフィンランドは原発の建設を約30年ぶりに始めました。イギリス、イタリアも原発再評価の必要性を訴えています。ドイツでは、既設の稼動中の原発は2020年までに閉鎖されることになっていますが、メルケル首相は、明確な意思表示はないものの、原発推進の意向を持つとされているようです。米国では既に原発政策を転換し、大量建設計画が進んでいます。カナダも、原発の新規建設を検討しているようです。

原子力産業や原子力政策の関係者は、このような脱原発から原子力発電への回帰を「原子力ルネサンス」と呼んでいます。

日本ではどのように進んでいくのでしょうね?

CO2削減チェッカー

2008-06-08 | 身の回りのこと

私たちは、1人1日約6kgのCO2を排出しているそうです。チーム・マイナス6%は「1人1日1kgのCO2排出量削減を目指そう!」と呼びかけています。

1kgのCO2の体積は、1リットルペットボトル約510本と同じくらいです。また、サッカーボール100個分とも言われています。

あなたはどれくらいCO2を削減できそうですか?

こちらのURLからご覧ください。http://www.thinking-eco.net/co2_checker.htm


CO2排出量を家計簿に!

2008-06-07 | 身の回りのこと
地球の平均気温が過去100年で0.74度上昇し、最近の50年間では、過去100年間の2倍の速さで温暖化が進んでいることがわかっています。また、旱魃や大雨、熱波などの極端な気象現象との関係も明らかになってきました。

この温暖化を最小限に防ぐために求められているのが、CO2排出量の削減です。これは、みんなが知恵を絞り、取り組まなければならない問題です。

では私たちが家庭でできるCO2排出量の削減方法は?
数々の工夫をなさっておられる方も多いと思いますが、環境家計簿というのはいかがでしょうか。自分がどれだけエネルギーを使っているか、自分が出しているCO2の量をひと目で教えてくれるのが環境家計簿です。

環境家計簿のつけ方
ご家庭での電気・ガス・水道の使用量、灯油・ガソリン・軽油の購入量やごみの量、それぞれに単位当たりのCO2排出係数をかけることにより、各家庭から排出されるCO2を計算します。

電気・・・・・・・使用量(kWh)×0.339=CO2の量(kg)  
ガス・・・・・・・使用量(m3) ×2.21 =CO2の量(kg)
LPガス・・・使用量(m3) ×6.5  =CO2の量(kg)
灯油・・・・・・・使用量(L)  ×2.5  =CO2の量(kg)
水道・・・・・・・使用量(m3) ×0.36 =CO2の量(kg)
ガソリン・・・使用量(L)  ×2.3  =CO2の量(kg)
可燃ゴミ・・・使用量(kg) ×0.34 =CO2の量(kg)

CO2排出係数はNPO法人ロハスクラブ資料を参考にしました。
NPO法人ロハスクラブ:http://www.carbonfree.jp/200.html

COOLBIZ+(クールビズプラス)

2008-06-06 | 身の回りのこと
6月は環境月間です。
一昨日も東京ミッドタウンで「COOLBIZ+」の「+」から生まれ変わろう!!と、「チーム・マイナス6%」のイベントが行われていましたね。

「チーム・マイナス6%」は1990年を基準にして2014年までに、温室効果ガス排出量の6%削減を目指す、官民一体の国民的プロジェクトのことです。
今年は、夏場の軽装にプラスして、マイ箸、マイバッグ、扇子(せんす)の利用や自転車通勤など一歩進んだ行動の提案をしています。

マイ箸お使いですか? 何気なく使っている割り箸の消費量は1年間約250億膳とも言われ、その9割以上が輸入だそうです。大量生産されたものを、燃料費をかけて輸入し、大量消費しているのですね。
マイバッグ、大手スーパー「イオン」での2008年4月度のエコバッグ持参率は23%だったそうです。
扇子(せんす)はいいですね。家庭ではやはり団扇(うちわ)でしょうか。うちわの風は通常2m/秒ほどの風だそうです。風速1m/秒の風で体感温度は1℃下がるそうですから、エアコンの設定温度を2、3℃あげても、団扇を併用すれば、環境にも体にも優しい涼しさが得られるわけですね。

我が家では「MY箸・MYバッグ・MYうちわ」を愛用しています。どれも景品でもらったものばかりですが(笑)。

あなたは、何を「+(プラス)」しますか?

食品にも排出量表示

2008-06-04 | 身の回りのこと
経済産業省の発表によりますと、食品や日用品を対象に、商品の製造・流通過程で排出したCO2の量を表示する制度を導入、流通大手や食品メーカーも参加して指針を策定し、2009年度から試験的に実施するそうです。

新たな制度は、例えばポテトチップスでは原料のジャガイモの栽培から商品の製造、配送といった全工程から出るCO2を合計し、商品の袋に「CO2排出量75グラム」などとラベル表示するということです。

サッポロビールはCO2排出量を出していました!!
サッポロビールの生ビール<黒ラベル>の大びんビールと350ml缶の、原料の採取から製造、使用、廃棄、リサイクルに至るまでの製品の一生のうちに排出するCO2量は、2005年では、大びん1本188g、350ml缶161gだったそうです。サッポロビールは原料栽培を協働契約栽培で行っていますので、栽培情報の把握し、CO2排出量の算出が可能だったそうです。

今回の導入に向けての研究会には、学識経験者のほか、イオン、セブン-イレブン・ジャパン、サッポロビール、コクヨなどの企業が参加し、排出量の算定方法や表示に関する指針や制度の在り方を議論するそうです。

英スーパー最のテスコは、地球温暖化対策として自社ブランド製品の一部、各製品の流通・販売過程などで直接生じるCO2排出量のラベル表示を始めています。
日本でも、カロリーだけでなく、これからはCO2排出量も表示されるようになるのですね。

世界環境デー

2008-06-03 | 身の回りのこと

6月に入り、テレビ各局で、エコ満載の番組が放送されていますね。

 

毎年6月5日は「世界環境デー」です。「世界環境デー」は、1972年6月5日からストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して、1972年12月の国連総会で制定されました。そして、この総会で採択された決議案がUNEP(国連環境計画)設立の契機になりました。

 

2008年の世界環境デーのスローガンは、『 Kick the Habit! Towards a Low Carbon Economy(低炭素経済に向け、習慣をやめよう!)』です。今年の世界環境デーの国際的な祝典はニュージーランド、ウェリントンで開催されます。ちなみに、2007年のテーマは、「氷が溶ける-ホットな話題?」、記念式典は、6月3、4日にノルウェーのトロムソ、6月5日にオスロで行われました。

 

日本では、1973年から「環境週間」がスタート、1991年からは6月を「環境月間」としています。また、1993年に制定された、地球化時代の環境政策の新たな枠組を示す基本的な法律「環境基本法」の中で、6月5日を環境の日と定めています。

 

6月中は、全国各地で様々なイベントが行われます。参加してみてはいかがしょうか。