THINKING ECO

考えよう!環境問題
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ワタミの電力使用量の「見える化」

2008-11-30 | 環境問題

多くの企業がCO2削減に取り組み、実績も上がっているようですが、オフィスやコンビニなどの業務部門、家庭部門では思うように進んでいないようですね。

 

そこで、来年4月から施工される「省エネ改正法」では、省エネが進まない業務・家庭部門での対策が強化されるようです。

 

これまで「事業所」単位で報告していたエネルギー使用量を、これからは複数の工場や事業場をまとめた「事業者単位(企業単位)」で管理するようになるため、各社、あの手この手で電力使用量を抑える努力を重ねているようですね。

 

外食事業のほか、介護や農業、宅配弁当などの事業も展開しているワタミグループでは、2004年8月から、電力使用量の“見える化”による省エネ対策を進めています。

 

外食部門293店舗に、空調や照明、給排気ファンの電力使用量をチェックするセンサーを設置し、モニタリングシステムを導入しました。

その結果、システム導入前と比較した2006年までの3年間の平均省エネ率は12%になるそうです。

 

こうしたデータをもとにした省エネ対策は、基本的に各店舗に任せられていているそうです。

 

きっと、このモニタリングシステムは、電力使用量の“見える化”だけでなく、従業員の人たちの省エネ努力の“見える化”にもなっているのでしょうね。

 

従業員の人たちの省エネ達成感・高い意識は、更なる省エネ目標へのモチベーションになり、それぞれの私生活での環境配慮にも生かされ、省エネへの意識改革の輪もどんどん広がっていくのでしょうね。

 

とってもワタミらしい「良い循環」ですね。

ワタミで忘年会もいいかもしれませんね。

 

ワタミ:http://www.watami.co.jp/shop/shop.html


エコ酒屋

2008-11-28 | 身の回りのこと
冷えてきましね。熱燗の季節ですね。

お店の棚に並ぶお酒の数々、名前やラベルのデザインが凝っていて、どれも飲んでくださいと言っているような気がするのは私だけでしょうか。

そんな私ですが、飲むのもOK!お料理にもOK!ということで、紙パックのお酒を重宝しています。しかしながら、使いきって、いざ捨てるとなると、「この紙パック、捨てるのもったいない!」という思いが、いつも頭を過ぎります。

そこで、知ったのが「エコ酒屋」さんです。
「エコ酒屋宣言」をし、店頭に回収BOXを置いて酒パックや、アルミ付紙パックのリサイクル活動に取り組んでいる酒屋さんのことです。

酒パックは紙パックの約27%を占めているそうですが、内側をアルミでコーティングされた複雑な構造になっているためリサイクルが難しいとされてきました。最近では技術も向上し、牛乳パックと同様に上質の古紙原料としてリサイクル可能になっています。

この「エコ酒屋」さんは、平成19年には、1道2府27県310店舗まで広がってきています。
ご近所に「エコ酒屋」さんがあるといいですね。

酒パックリサイクル促進協議会 http://www.r-kyokai.org/P.confer/P.c-top.html  

振動力発電は電気の地産地消

2008-11-12 | 新しい技術
「パナソニックが三洋電機を買収?」というニュースが流れたのは、つい10日程前でしたが、三洋電機の電池の技術は本当に高いのですね。

今朝の日経新聞に、
三洋電機は人が歩く際の振動で発電する小型部品(小型振動発電デバイス)を開発、歩数計を試作した。・・・・・
という内容の記事が載っていました。

振動力発電の研究は、2003年頃、動きや振動を電気エネルギーに変える発電機「発電床」の開発から始まりました。
2005年当時、体重約60kgの人が1秒間に2歩ずつ歩行した場合の発電量はわずか0.01Wだったのが、2006年には0.3W、2007年には0.7Wまで向上したそうです。

首都高速道路・中央環状線の荒川に架かる五色桜大橋のイルミネーションの一部には、首都高を走る車の振動エネルギーを発電床で電気エネルギーに変換した電力が利用されています。

振動エネルギーをどのようにして電気エネルギーに変換するのかについては、電気エネルギーを振動エネルギーに変換するスピーカーの原理を逆に利用したものと考えると分かりやすかもしれませんね。

普段は「あっ揺れてる・・・」と感じるだけだった振動が電気になるのですから、振動力発電って素晴らしいですね。また、そこで発電した電気をそこで使うのですから、振動力発電はまさに電気の地産地消ですね。

三洋電機は、今後、自動車のドアを自動施錠するマスターキーなどへの小型振動発電デバイスの搭載を目指すそうです。