-  雑 空  - 

晴☆雨☆曇⭐︎にゃー

不意

2008-01-26 | 
24日作業を終え帰宅途中降雪。
空港付近はまだ降り始めでまだ積もってはいない。
国道をパスする陸橋付近まで来ると吹雪状態で視界が悪くなる。
県道に入る頃、この間5kmほどで全く豹変。
道路の表面をなぞるようにカーテン状の雪が横殴りに吹き付けてくる。
坂道を二つ越えた辺りからますます荒れ模様。
走る車は30km/h、大渋滞。
信号で止まる。
青、発進、できない、前に進まない、焦る。
が、半クラッチで難なく発進。

やっと国道に合流。
片側2車線の道は、のろのろ進んでは止まっての繰り返し。
路面は圧雪状態。
自宅まであと5km。
無事に帰るれか不安になる。
右折しいよいよ最大の難関、およそ500mの長い坂道にかかる。
坂道の手前の直線から既に車列は動いていない。
やっと坂道の中ほどまで、何とか止まることなく進むがついに停車する事態になる。
前方にワンボックスが立ち往生。
2台前の大型トラックがそれを避けて発進するが、前輪は登坂車線後輪は走行車線にまたがって、後輪を空転させながらゆっくり登っていく。
トラックが無事?発進し、いよいよ自分の番、10年落ちで2駆の超高級軽自動車。
慎重に、半クラッチでスタートするが右に振られる。
ハンドルを修正しながら何とか発進。
隣の車線では大型観光バスが後輪を空転させながらすぐ横を登っている。
助手席の窓の外には大きなタイヤが空回っている。
思わず停車し、様子を見る。
空転しながらも真っ直ぐ登っている。
その後立ち往生の車が数台チェーンをかけている。
幾度と無い停止発進を繰り返しているうちにコツをつかむ。
発進するたび右に取られるハンドルも楽しくなってくる。

2時間の雪道ドライブも無事終わり、20:00帰宅。


昨日は6:00に家を出る。
シャーベット状の雪がたっぷり残り、あの坂道で、今度は反対方向から登らなければ。
途中やはり登れない車が2台、渋滞の始まり。
10分で走る部分を40分かけて走る。
下りの途中、反対車線に一台の車が放置されている。

7:40倉庫着。
この辺は殆ど雪はない。


夕方のニュースを眺める。
雪の上の血痕。
”昨夜20:30ごろあの坂道で、チェーンを架けていたドライバーにスリップしたバスが衝突した”という。
朝、放置されていたあの車は関係者のものか。
倉庫を出るのが後10分遅かったら...自分だったかも...。
合掌。



不自由なく暮らし、ある瞬間の不意の死。
その瞬間何を感じるのだろう。


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