"ラクダ"を訪ねた司宇は、そこで張暁と会い驚く。「なぜ、こんな所に?」と張暁が聞くと、司宇は言いにくそうに司瀚が誘拐されたことを話す。司宇が"ラクダ"という人を訪ねてこの家に来たと知り、張沢江は自分がラクダだと名乗る。蒼狼山に案内してほしいと頼む司宇。しかし沢江は、何かあったら全員の命が危ない、やめた方がいいと言う。それを聞いた張暁が、私がいなければ心怡は司瀚に嫁いでいたはず、彼が甘粛に来る事もなかった、放っておくことは私にはできない、私が案内すると言い出す。危険だから駄目だと沢江が止めると、司宇は命を駆けて張暁を守ると約束し、司宇の友達の王浩も、僕にも仲間が大勢いる、必ず守ると説得する。沢江は仕方なく自分も行くことに。
司瀚は見張りをしていた男たちをロープで縛り蒼狼山へ案内させていた。列車が見える所まで来ていたが、そこにボスも含む誘拐犯たちの乗ったバンが向かってくる。それに気づいた見張りの男たちが走り出し、司瀚1人では止められない。司瀚と馬伊諾は男たちを諦め2人で逃げ出す。
逃げた男たちはボスたちに事情を話し「顔を見られたからな。生かしておくわけにはいかん」ととボスは言う。誘拐犯たちは司瀚と伊諾を追う。
逃げる時は一緒に、死ぬ時も2人一緒だ、と司瀚が言い、司瀚と伊諾は手を握る。
司瀚が転んでしまい、目の前に駆けて来た人の足が。司瀚はナイフを強く握るが、そこにいたのは司宇たちだった。みんなで車に乗ろうとしたその時、追いかけてきた誘拐犯たちに伊諾が捕まってしまう。ボスが伊諾を人質に「金をよこさなければ、この女を殺す」と言うが、元は仲間だろう、人質には使えん、と言い返す司瀚。それでもボスは司瀚に向かい、3つ数えるうちに身代金を投げなければ、お前の命の恩人を目の前で殺してやると言う。
ボスは「1、2…」と言い始める。しかし誘拐犯たちに気づかれないよう打ち合わせしていた司瀚たちが、3を言う前に誘拐犯たちに一斉に飛びかかり、そのタイミングでパトカーに乗った警察も到着。誘拐犯たちは捕まる。
会見場所へ車で向かっていた震天に劉東海から電話がかかてくる。先ほど弁護士から連絡があり、殷正はすでに殷成貴から会社を譲り受けている、殷成貴名義の株もすべて殷正のもとに、と話す劉東海。つまり殷正は現在、震天の筆頭株主として8割もの株を所有していると。劉東海は「記者会見を中止にしましょうか」と言うが、司瀚は予定通りに進めることを決める。
司宇が運転する車の助手席に張暁が座り、後ろの席に司瀚と伊諾、そして沢江が乗っていた。「兄さん、この人は…」と司宇が聞くと、司瀚は「彼女は馬伊諾。命の恩人だ」答える。そして伊諾に感謝する司瀚。司瀚に寄り添っていた伊諾は「いいの。私こそ、彼に助けてもらった」と言う。司宇は「張暁とお父さんにお礼を。2人が道案内してくれたおかげだ」と言うが、司瀚はふっと笑うと「それにしても、なぜ君がここにいる?殷正と仲良くやってるはずだろ」と張暁に言う。「知ってたのね」と言う張暁。
記者会見の10分前。会見場に来た震天は汪鉄城がいることに気づく。「戻ったのか、司宇は?」と汪鉄城に聞く震天。汪鉄城は「司宇から聞いてないのか」と言うと、犯人との交渉が失敗し、司宇を現地に残してきたが、司瀚の遺体搬送に手間取っているのだと思うと話す。よろめいた震天は司宇に電話をしようと思うが、会見時間が迫り確認することができない。
動揺したままま会見をする震天。事前に用意していた文を読むが、記者たちは興味を示さない。このままでは記者たちが帰ってしまうと思い、劉東海は目新しい話をするよう震天に指示を出す。震天は読んでいた文が書かれていた紙を丸め、今回の危機的状況を引き起こしたのは息子である司瀚の結婚式でのトラブルだった、司瀚はこの件で自責の念にかられ立ち直る機会が必要だった、そこで数日間の地方出張を命じたが、その地で誘拐されたと話しだす。記者たちは、とたんにざわめき始める。
震天はさらに犯人が要求してきたのは多額の身代金だった、震天グループは苦境にあったが、何とか身代金を用意し救出に向かった、しかし司瀚は結局、犯人たちに殺されてしまったと続ける。そして、自らの行いに責任を取ろとしていた息子を誇りに思っている、司瀚こそが震天グループの変わらぬ企業理念の証しだと話す震天。震天が報告は以上ですと話すと、記者から司瀚に葬儀日程や今後の人事についての質問が。
やっとの思いで立っていた震天に殷正が駆け寄ってくる。「父さん」と言って支える殷正。そして殷正は記者たちに向かい「司瀚の件で会長は体調を崩しています。しかし悲しみと病をこらえ会見に臨みました。会長のこの精神力は称賛に値します」と言って拍手する。記者たちも手を叩きだし、汪鉄城は笑みを浮かべる。
マイクに拾えない声で「何が目的だ」と殷正に言う震天。殷正は「会長の座を俺に譲れ」と言う。震天は取締役会は認めておらんと言うが、殷正は株の8割りを保有する僕こそが取締役会だ、と告げる。この日を20年以上待ってたと。震天が「後悔するぞ」と言うと、震天グループを救いたいなら…僕に従え、司瀚の死を利用し局面を変えるチャンスだ、無駄にするな、と冷たく言い放つ殷正。震天はよろめく。
殷正が勇退の挨拶をするそうです、取締役会での決定を発表しますと記者たちに言い、追い詰められた震天は「体調不良のため…本日をもって長男に事業を譲ります。私の後継者として震天グループの会長に」と言うと倒れてしまう。
司瀚は友達に礼を言い別れる。
伊諾が沢江に礼を言うと「なぜ礼を言う?助けたのは司宇だ」と言う司瀚。用済みだと思った沢江は張暁に家に帰ろうと言う。
司宇や司瀚たちも家に連れてきた沢江は「もう遅いから、今夜はうちに泊ってくれ」と言い、テレビをつけて部屋を出て行く。張暁は伊諾と一緒に自分の部屋へ。
張暁の家に泊りたくない司瀚は伊諾と出て行くと司宇に言う。司瀚の態度が失礼だと言う司宇。しかし司瀚は「何が悪い?すべての元凶は彼女だ。本人も分かってる」と言う。司宇は今の張暁が誰を好きだろうと一度は愛し合った相手なのにと話すが、司瀚はうっすらと笑うと「愛し合っただと?そうだな、俺たちは愛し合った。だが過去の事だ。状況は変わったんだ」と言う。すぐ殷正に乗り換えたのも許せというのかと。
張暁の部屋へ行った伊諾は、今の司瀚の状況を理解してあげてほしいと話す。助かったばかりで、情緒不安定なのよね、と返す張暁。
司宇は殷正のパソコンに例の結婚式の写真があったことを司瀚に話す。司宇はある会社の調査に使っただけ、誤解しないように先に話した、と言うが、司瀚は全部殷正の計略だったと思ってしまう。あいつが俺を苦しめ、心怡を殺したと。騒ぐ司瀚に驚き、張暁と伊諾が来る。張暁に向かい「知ってたか。殷正のパソコンに俺たちの写真があったらしいぞ。心怡は殷正が殺したんだ」と言う司瀚。張暁は「違うわ」と言う。
司瀚は「以前、俺に言ったな。俺と心怡なら心怡を選ぶ、友情を選ぶと。だが殷正は心怡を殺したのに奴を選ぶのか。罪悪感はないのか」と張暁に言う。黙ったままの張暁に「答えろよ!」と司瀚が怒鳴ると、別の部屋にいた沢江が急いで来る。「君は不幸な目に遭ったかもしれんが、娘には関係ないだろう。責任転嫁するのなら、すぐに出て行ってくれ」と言う沢江。その時、テレビから司瀚が誘拐され犯人に殺された、震天会長が職務を退き、殷正氏に会長職を譲ったというニュースが。虚しく笑った司瀚は「俺は死んだぞ。これが君の愛した殷正だ」と張暁に言う。
司瀚は伊諾を連れて出て行き、兄さんを放っておけないと司宇も出て行く。激しく泣き出した張暁を沢江が抱き締める。
張暁は心怡に償いをしたいと言い、心怡の夢を叶えるために、明日、この家を出ると沢江に話す。「連絡するんだぞ」と言う沢江。
震天が倒れたことを知り病院に駆けつけていた趙嵐は、震天の秘書から見せられた動画で会見で何が起きたのかを知る。
司瀚は殷正を欺き復讐するため、自分を死んだと思わせておこうと考える。この恨みは必ず晴らすと。司宇にも口止めする司瀚。
震天は脳出血を起こしたばかりで、回復をしないままショックを受け、再び脳出血を起こしていた。意識は戻ったが、言語や運動能力は失われている、全快は難しいと医師は趙嵐に話す。
病室に移った震天は何かを話そうとするが言葉にすることができない。痛々しい震天の姿に趙嵐は心を痛める。そこに記者を連れた殷正が。
父親を心配する息子を演じる殷正。屈辱を感じながらも、震天は身動きができない。趙嵐は記者を追い出し、殷正に「来なさい」と言うと病室を出て行く。
ーつづくー
何だか…いろいろが切なかった。
どうしてこんなことになっちゃったんだろう…。
殷正はとてもひどいことをしているように見えるけど、でも…私はどちらかというと司瀚の方が許せないの。
確かに誘拐犯たちと戦ったのは司宇と司宇の仲間たちだけど、そこにはラクダさんがいなかったら行けなかったはず。
ラクダさんにお礼も言わず、張暁を責めまくってる。
「すべての元凶は彼女だ」と言った事は絶対に許せない。
それに「すぐ殷正に乗り換えたのも許せというのか」ってどういうこと?心怡と結婚した司瀚に、そんなことを言う資格があるの!?
あと司瀚は知らないことだけど、乗り換えたんじゃないもんっ!!!(;△;)
殷正の場合、許せないというより、叔父の殷成貴にある
とはいえ震天が心配ヾ(・ω・`;)ノ
言葉が話せない震天は見ていられないくらいつらい。
司瀚も復讐を考えているし、伊諾の正体を張暁や殷正がいつ知るんだろう?とかいろいろ気になる事ばかり。
私の勝手な希望としては、震天グループを継ぐのは司宇が良いんじゃないかと最近すごく思うの。司宇なら殷正にとっても司瀚にとっても大事な弟だし、3人で力を合わせて会社を支えていけるような気がして…(;_;)
と、いうわけで、いろんなお話はまた今夜のお茶会で!!
ヤカンの謎もお話しましょう(≧∇≦)ノ彡
私は太陽光でお湯を湧かす(?)ものかなぁ?と思ったんだけど…。
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
『元凶は彼女』っておかしい話ですよね。
元々はしかんがしんいを大事にしなかったくせに、妊娠までさせてる。漬け込まれる隙を作って巻き込んだ元凶は自分なのに、責任転嫁もいいとこ。
あんまりな展開に思わずコメントしちゃいました。
2014年に感想を共有できていたら良かったな。。
コメントせず記事だけ読み逃げしてましたが・・私も司宇が震天グループを継ぐのが一番良いと思いました。
一番まとも(?)なような(笑)
それにしても自分の事しか考えていない司瀚に怒り心頭です。
司瀚みたいな性格最悪の人と早く別れて良かった~って思います。
殷正も復讐しか頭に無いし・・・・何だか虚しい展開ですね(ーー;)
張暁悪くない!
そうそう一番悪いの司瀚ですよね!
殷正とのことだって…知らないけど乗り換えたんじゃないもの(ToT)
司宇たちの活躍で解放されたのにまだまだ前途多難…
やっぱり蘭藍だった伊諾~今度こそ幸せになって欲しいけどこちらもどうなるのか…
そして震天も心配だし…
今回の殷正は見たくなかったな…復讐を果したいのは分かるけどやり過ぎですよね(TT)
次々と心配なことばかり…
また殷正と張暁の笑顔が見れるのはいつなんだろう…
一番悪いのは司瀚でしょう~
張暁がどれだけ傷ついているか!!!
私も司宇がグループのトップになって欲しい~
殷正も震天に対して酷いように思うかな!
震天大丈夫かな?
張暁パパ、司瀚にガツンとよく言ってくれました。カッコいい。
やかん 気になりますよね。