金曜ロードショーの始まる少し前。
雑誌に読み耽っていた私を長女が慌てて呼ぶ。肩をバンッと叩きまでして。
顔を上げるとTVに大きくLのお顔。バックに流れる声は‥ラ、ライト

これが噂の、月からの応援メッセージ!と気付いた時は既に遅く、
画面があっさり切り替わる
チャンスを逃し落ち込む私に長女がひとこと。
「あんな特徴のある声を聞き逃すなんて、ほんとにファン?」。
いや、まったくでございます
読んでいた雑誌は、竜也さん掲載のVERY。
こんなことでもないと買わないファッション雑誌。
珍しさに、時間をかけて隅から隅まで目を通す。
月のお声が流れたまさにその時、読んでいたページは、
『入園2日目こそ、究極に「感じのいい」服!ママ友の数はこの日に決まる?』。
手抜きの無い、脱セットアップですと。うっわー、プレッシャーじゃん。
ただでさえ、親子とも緊張で張り詰めた日々なのに、手抜きはないが
在り来たりでなく、しかも感じよい服装を考えなきゃいけないんだぞ。
都会の奥さんは大変だ、ストレス溜まるよ、なんて同情してたら聞き逃し
でも都会に限らず、女性が同性の服装に厳しいのは事実。
たとえば卒業式や入学式。子供が複数いると、何度やってくるかわからない。
毎回新しい服を買うのも大変。このスーツは二年前に着たからいいかな?
と、油断して着ていってはいけない。
ひそひそと「お姉ちゃんの時もあれだったわよね」と噂されたりする。
なんてすごい記憶力!
この話、噂された本人が言うんだから間違いない。ハッハッハ。
当然気分は良くなかったけど、女性の服への拘りというものに感心もした。
今は学校へ出向くこともなくなり、自由に着たいものが着られて幸せ。
図太くなったのか、周囲の目もさして気にならなくなったしな~。
その後、月のびっくり声は映画の公式で無事聞くことができました