お構いもしませんで

せっかく訪ねて下さったのに、気の利いたおもてなしも出来なくって…

ガジュマルの木の上に

2010-06-26 22:40:43 | 雑記
埼玉から戻り、つらつらとムサシのことを思い浮かべている。
殺気の鋭さが際立っていた初演の“無策の策”。
でも今回感じたのは、殺気ではなく、相手を呑み込んでしまうような得体の知れない大きさ。
すげーな、やっぱり藤原竜也は。なんて、また言うんかい!
こうして舞台のことを考えたり、劇場で買った“悲劇喜劇”の竜也さんの心意気に感動したり…
あっという間に遠征から半月経ってしまった。

23日は沖縄慰霊の日。
翌日、NHKの情報番組内で“沖縄戦と井上ひさし”というコーナーがあって、
構想を練っていた最後の作品として『木の上の軍隊』を取り上げていた。

沖縄の離島・伊江島での実話が下敷きになっていると初めて知る。
二人の兵士が二年間、敗戦を知らず今も残るガジュマルに潜んでいた事実。
(この二人が竜也さんと北村さんだったんだろうか)

演出の栗山さんに井上先生が
「劇場の真ん中にガジュマルの木を立てられないかな?」と言ったそうだ。
そして「最後、その兵隊が木になっていったら面白いね」と。

豊かに茂る木の上で、戦争を終結させられなかった二人の兵士と、その下で無残に奪われた多くの無辜の命。
お芝居は観ることができなかったが、沖縄を想う時、このガジュマルの木が私の胸でサワサワと音を立て揺れるだろう。

すっかりと満たされて

2010-06-11 15:55:43 | 舞台
遠征帰りの
いつもは淋しさでやり切れないのに、夕べはほくほくと温かい気分で乗っていた。
初演を経て深化した『ムサシ』と、井上先生に感謝だ。

脚本が絞り込まれ、小次郎像が劇的に変化したことで(ギラギラ憎しみに燃える勝地さんは素晴らく
去年は、あまりにもストレートかな?と感じた亡霊達の嘆願も、今回は胸に哀切に染みわたっていく。
刀を納めてくれた二人に平心さんのように、手を合わせ「ありがとう」と言いたくなる。

カーテンコール、笑顔の竜也さんが抱いた井上先生の遺影。
大丈夫。先生はこの舞台をきっと観ていた、なんて思った自分がちょっと怖い
何よりも嬉しかったのは、竜也さんが楽々と声を響かせていたこと。
より大きい武蔵になっていたな~。

NY公演も楽しみ。行けんが…

嬉しいね~♪

2010-06-03 12:18:14 | 藤原竜也さん
藤原竜也、ジブリ新作『借りぐらしのアリエッティ』に重要な役で声優参加決定! - goo 映画

「待ってました!」って感じである。
子供と一緒に、映画館でジブリ作品を観たのは『千と千尋の神隠し』が最後。
今度は私一人でも行かねばの
秋は『インシテミル』と3D版『バトル・ロワイアル』、色っぽいカメラマンもある。
こりゃ、夏から映画館通いか

お気に入りの秋也、劇場では観たことがない。
なので、とても有り難いんだが…相当怖いだろな~