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お構いもしませんで

せっかく訪ねて下さったのに、気の利いたおもてなしも出来なくって…

無窮洞(佐世保市)

2012-08-12 15:40:35 | 長崎県
先日、ハウステンボスで開催されている“幻のゴッホ展”に行き、その帰り道。
(ゴッホの息遣いが聞こえるような素敵な展示だった)
「無窮洞入口」という小さな案内板に気づく。
気になって検索すると、子供たちが掘った防空壕とのこと。
画像を見ると、防空壕のイメージとかけ離れた立派なもので驚く。
見たくてたまらなくなり、翌日出かける。

無窮洞(むきゅうどう)』は、中は幅約5m・奥行き約20mの大きな地下壕。
昭和18年8月から終戦の20年8月15日の二年間、宮村国民学校の教師と生徒が掘った。
写真がうまく撮れなかったのでパンフレットから。



天井は高く広々とし、ひんやりした空気が流れる。
600人の生徒が避難することが出来、何度か授業もあったそうだ。
教壇や灯り棚、倉庫に御真影立て。炊事場にトイレ…
とても職員や生徒の手だけで(ツルハシ・カナヅチなどで)造られたとは思えない。



案内をして下さった方は73歳。
当時は小さかったので、土運びの作業をされていたとのこと。
「一番上は82かな。10人ぐらいで毎日交代でここに来よっとよ」
設計はどなたが?と尋ねると
「校長に土木の知識があったとやろね。設計図とかはなかと思うよ」
(え~~~っ!
長崎に原爆が投下された時には被害者が運び込まれ、医療施設として使われたそうだ。
「でも、赤チンぐらいしかなかわけさ。皆、亡くなってしまってね。
 私は小さかったから知らんとけど、上級生は手伝いばしよったけん、
 そん人達の姿ばいまだに忘れられんって言わすね」

生徒や職員、誰ひとり怪我することもなく終戦を迎える。
戦時中の遺構や史跡といえば辛いものが多いがここは違う。
中を見ていると、何があっても子等を守り抜きたいという強い思いや願いが感じられる。
いざとなったら何日も立て籠もるつもりだったのではないか。

“無窮”とは、「きわまりがない」「限りない」という意味。
日本の子供たちの将来がいつまでも栄えるようにとの願いを込め名付けられた。



岩に刻まれた校長先生の文字。
人柄が偲ばれる、柔らかく大らかな筆遣いだった。

時を超えて

2011-06-08 11:04:28 | 長崎県
先日こちらにアップした、楠本正隆ご子孫の方から渡辺昇ご子孫へのメッセージ。
めでたく連絡が取れたとご報告があった

直接お役には立てなかったけれど、動乱の幕末を志士として駆け抜け、
新政府で活躍した二人が、時を超え出会ったようで、興奮と喜びで胸一杯だ。
ということで、先日のメッセージは削除いたしました。


春を満喫

2010-04-18 23:16:56 | 長崎県
先週の冷え込みが信じられない今日の陽気。
三年前にも訪れた、地元の松本農園に出かけた。
なかなか分かりにくい場所なのだが、口コミで毎年見物客が増えているようだ。

つつじの赤が眩しい。
         

芝桜も満開。

         

ところ変わって、大村公園の可憐なオオムラザクラ。

         

さ、花見も無事終わりアイリスじゃ!ムサシじゃ!
黙阿弥オペラは、なにとぞ大阪公演をお願いします
ところで、ネットのニュースでアイリス会見の画像を見たんだけど…
緊張してるのか、竜也さんの表情が硬すぎではないかい?

いらして♪

2010-02-19 15:11:54 | 長崎県
なにかと話題のハウステンボスで、2月26日まで開催されている“光の街”。
その中の、パレスハウステンボスで行われる短いショーがすっかり気に入り
冷え込まない夜を選んでは、この冬三度も行っている。
県民キャンペーンで入場料が千円なので、精一杯利用。
美しいイルミネーションと、運河を優雅に泳ぐ多くの白鳥を見ていると、
やっぱりなにがなんでも閉園させちゃいけんな、と思う。

27日からは、チューリップ祭りも始まるし、今年長崎が派手に便乗している
『龍馬伝館』もオープンするので、時間があればどうぞいらっしゃって。

画像は、スタッドハウス。元ギヤマンミュージアムで閉鎖中

行楽日和

2008-05-03 21:51:41 | 長崎県
でも、27℃は少し暑すぎ。ヘイ、初Tシャツ

先日、つつじの名所だと教えてもらった松本農園に、母を伴い出掛けた。
18年も大村に住んでいるのに、こんな場所があるなんて全然知らなかった。
「そういえば‥」と、国道沿いのレストランでバイトをしている次女が言う。
「毎年お客さんから、つつじで有名な所はどこか、って聞かれてたけど、誰も分らなかったんだよ」
教えてくれた方も県外のひと。
地元の人間だけが知らない穴場って、結構あるんだろうか?

残念ながら、つつじや芝桜は十日ほど前に見頃を過ぎてしまっていた。
来年こそは、迫力のつつじの小道や芝桜の絨毯を見るぞ。

帰宅し新聞を開くと、木村了君のインタビュー記事。
“今秋の『近代能楽集 弱法師』で舞台初主演”とある。
何故か飛び上がるほど仰天する
とうに発表されてたことなのね。

竜也さんのイメージが刷り込まれてて困ったもんだ

愛しいぺンギン

2007-08-26 23:47:23 | 長崎県
昔からペンギンが大好き。
じっと佇んでいると、まるで哲学者のごとく思慮深い空気を漂わせ、
水の中では逆にロケットのようにスピーディーに格好良く泳ぐ彼ら。
ギャップ好きにはたまりませんな。

会いたい想いが募り、長崎ペンギン水族館に連れて行ってもらった。
夏休み最後の日曜日だったこともあり、小さい子供がたくさん。
こちら、大人3人。でも、身の乗り出し方は子供達に負けないぞ。

長崎の水族館は繁殖技術や飼育技術が、海外の文献に「長崎方式」として掲載されるほど。

・ペンギンの飼育年数が世界最長
・飼育しているペンギンの種類が日本最多
・ペンギンの繁殖種類数が日本最多
だそうだ

みな大らかで、それぞれとても個性的に見えるのも、その実績のせいか。
画像は、一番大きいキングペンギンが堂々と泳いでいる姿。
あー、思う存分ペンギンを堪能したぞ。

お盆に

2006-08-15 22:26:04 | 長崎県
長崎の精霊流しは、中国の影響を受けているそうで、華やかな船が練り歩き、ひっきりなしに鉦と爆竹が鳴り響く。
耳栓が必需品の、気が触れたような騒ぎだ。
さださんの物悲しく静かな『精霊流し』の世界。
あんなもんはどこを探してもない。

精霊流しは派手に賑やかに死者を送るが、逆に死者を迎える時も騒がしい。
子供の頃、夏休みは五島の母の実家で過ごした。
一番の楽しみは、お盆の墓参り。いとこ達と思うさま花火をする事だった。

いつもだったら夜遅くまで外で遊んだら叱られる。
お墓で騒ぐなんて普段は考えられない。
でも、お盆だけはそれが許されるのだ。
毎年墓参りに行くと、やはり爆竹の音が響き花火の煙に満ちている。
数十年前の光景が、独特の明るさをもって懐かしく胸に蘇る。

美味しいもの

2006-05-14 22:04:49 | 長崎県
今月末、『ライフ・イン・ザ・シアター』観劇の為に、県外から長崎を訪れる方も多いと思う。
私の場合、観劇遠征は舞台を観るのに精一杯で、なかなか観光するゆとりがない。
時間や費用が足らないのはもちろんだが、竜也さんに魂抜かれるので…

でも今回、せっかくやって来る日本の西の果て。
独特の雰囲気を持つ長崎をちょっとでも楽しんで頂きたいな~。
長崎駅のぶち切れた線路を見るだけでも“西の果て”感を味わえるかも

是非食べてもらいたいのが“角煮まんじゅう”。
「卓袱(しっぽく)料理」の豚の角煮を中華まんの皮で挟んだもの。
ふわふわの皮をはむっと噛むと、柔らかな角煮の肉汁がとろ~りとする。
私の場合、一個食べるだけで幸せになれる。
美味しくって手軽な幸福

それと、ちゃんぽん。
これはあくまでも私の勝手な意見なのだが、有名な老舗の中華料理店より
リン○ーハットのちゃんぽんが一番美味いと思う。
きっと私のお口が庶民的にできてるのね、きっと。

ハートストーン

2006-05-07 14:33:11 | 長崎県
かつての外国人居留地(開国後、貿易商人などが住んでいた地域)の
南山手と東山手は、長崎の“異国情緒”を代表する場所。
その南山手のグラバー園を久し振りに散策した。

明治初期に建てられた優雅な洋館で、かつての長崎の賑わいを想う。
オルト邸では結婚式の前撮りをしていたぞ。
洋館に真っ白なウェデイングドレスが映えて美しかったわ。
あとで聞くと、披露宴もここで行われるそうだ。
ちょっとやってみたいとおもうた。もうずいぶんと遅すぎるけど…

さて、このグラバー園にハート型の敷石がある。
(2つあるのだけど、3つという説も)
2つ見つけてさわると恋が叶うらしい。
私はひとつだけ見つけて気が済んだ。
だって、石畳の坂をサンダルで歩いてヨロヨロになってたし、
今更あーた、必要性もてんで感じないしね~。

恋に悩む乙女よ。長崎にいらっしゃったらハートストーンを探しましょう。
御利益について責任は持てませんが…

長崎帆船まつり

2006-05-01 15:53:29 | 長崎県
長崎港に日本や海外の帆船が集うイベント。きのう初めて出掛ける。
8隻の船が入港したのだが、そのうちの半分は全長100メートルを超えていて、
まぁでかいでかい

ヴァスコ・ダ・ガマの航海を描いた『四せきの帆船』が子供の頃の愛読書だった。
頭の中には、幾多の苦難を乗り越え海を進む帆船の姿を思い描いていたものだ。
強い風をはらんだたくさんの白い帆が、バタバタと音をたててたなびく。
その姿を見ていると、夢中になって読み耽っていた子供の頃を思い出し
ちょっとだけ感傷にひたったりする。

その後、食事とお酒を楽しみ、ライトアップされた船と花火を見る。
とっても幸せな日だったのだが、今日は二日酔いだ
もう深酒はできんようになってしまった…