お構いもしませんで

せっかく訪ねて下さったのに、気の利いたおもてなしも出来なくって…

どんな顔?

2005-04-27 13:59:46 | 歴史
シェークスピアの肖像画が、死後約200年後の19世紀前半の作だったらしい。
だいたい、歴史上の人物の肖像画や写真は必ずしも本人であるという確証はないのでは?

旧一万円札でお馴染みの聖徳太子の肖像画も、逝去後1世紀以上もたって描かれたといわれる。
聖徳太子といえば、その存在自体もなかったのでは、という説まで以前あった程。
上野の銅像で有名な大きな眉の西郷さんも、実は写真一枚も残されていない。
明治天皇の“御真影”と同じく、イタリアの画家キヨソーネが描いた「絵」。
しかも西郷の死後6年して、彼の弟やいとこの顔をもとにした肖像画だ。

ところで新選組の土方の写真。今見ても水際だったいい男だ。
ほんとにあの新選組の副長だったのか、と疑ってしまうような憂いを含んだ優しげな顔立ち。
この写真を初めて見た時、子供心にも「綺麗な人だな」と感じたもんだ。
別人の写真だという話は聞かないので、土方本人だと信じている。

『鬼の副長』と怖れられた彼が、どんな経緯を辿りあの静かな眼差しに行き着いたのか?
彼がこの写真を残したために、多くの作家の創作意欲を刺激したのでは、と勝手に思っている。

伸びる伸びる

2005-04-24 11:47:50 | 雑記
雑草が青々と茂りだした。
ふらっと庭に出て、ぷちっぷちっとむしってみる。
主人や母から言われるのだが、この『ぷちっぷちっ』という音がダメなんだと。
「根から取っていればそんな音はしない」。わかってるんだけどね~。
身体中から、やる気のなさが発散されているらしい。

大体まめな性格ではないので、庭仕事には向かないようだ。
それでも家を買った当初は、花や観葉植物の鉢をたくさん買い込み、
庭にも花壇を作ったり挑戦はしてみた。
しばらくして、枯れ果てた鉢がずらーっと並ぶことになった。
犬が掘りまくるので花壇もなくなった。

庭や玄関を、四季折々の花で飾っている方々を心から尊敬する。
そんな私でも、春になると花を置いてみたくなり、性懲りもなく鉢を買って並べてみる。
さて、いつまで生き続けてくれるだろう?

セイジが来た♪

2005-04-21 01:38:21 | 映画
首をながーくして待っていた『ムーンライト・ジェリーフィッシュ』のDVDが届く。
あんまり嬉しくて、歌ってみたり踊ってみたりする。
夜中ドキドキと鑑賞。
もちろん、セイジの綺麗な横顔を映画館のスクリーンで見るのも素敵だが、
家でひとり、この映画の世界にどっぷり浸るのも悪くない。

低い柔らかな彼のナレーションで綴られる、兄弟の日常。
日の当たらない場所で寄り添って生きる彼等を優しく切なく描き出す。
この物語の冒頭部分は素晴らしいな。

冒頭の秀逸さといえば、竜也さんが主演した三池監督の『SABU』。
やはり田畑智子さん演じるおつねのナレーションで始まる。
降りしきる雨の中、つねの傍らを走り抜けていく幼い頃の栄二とさぶ。
白いカモメの群れ飛ぶシーンにタイトルがクレジットされるまでの数分。
幼なじみの彼等の絆を浮かび上がらせ見事だと思う。
わたくし、この数分間で泣けます。映画の導入って大事よね。

さて、ムーンライト・ジェリーフィッシュ。DVD特典もたんとある。
すぐ新選組!第弐集も届くしで弱法師までなんとか過ごせるかな。

木の芽時

2005-04-19 14:22:53 | 雑記
四月も中旬を過ぎ、木の芽が成長し新緑の頃を迎える時期。
小学生の時からの頭痛持ちなのだが、この季節は朝からズクンズクンと痛む。
植物や動物のエネルギーがあたりに満ち溢れるているが、自分自身が追いつかないようだ。
ただ、もうこの身体に長年付き合っているので気にはしていない。

気にはしていないが、毎年恒例のように脳神経外科に行ってCTスキャンを撮ってもらう。
何故か?輪切りになって並んでいる自分の脳を見るのがスリリングだから!
初めて見た時はホッとした。「私にも脳ってちゃんとあるんだ」と。
もしかして全然違うもんが入ってるのではないかと、すこーし疑っていたから。

脳神経外科に行くと、自分の物忘れを心配して来院しているお年寄りが多い。
症状を話しているのを聞くともなしに聞いていると、私よりずっとマシだと思う。
人の名前が思い出せないなんて甘いよね。
携帯で話したことを、切った途端に忘れるんだぜ。

診察の結果いつもの通り、自律神経失調症と言われ痛み止めを貰う。
さて、この季節をなんとかやり過ごせば美しい五月がくる。
ま、またひとつ年は取るけど…

連日の報道を見て

2005-04-18 09:46:14 | 雑記
大学で学ぶ第二外国語として、娘達は中国語を選んだ。
次女は大学生になっても相変わらず居間で勉強するので、ノートや教科書がそこここにある。
今朝、部屋の真ん中に中日辞典がポンと置かれてあった。

なんとなく前書きを読み哀しくなる。
「日本と中国の交流の歴史は長く…(略)…1978年平和友好条約を結んでからは、
日本と中国の関係は新しい時代を迎え、両国は多方面にわたって交流と友好を深めつつある」

我が子と変わらない年頃の若者達によって行われている事実が、尚やりきれない。
一刻も早い沈静化を心から祈るばかり。

阿修羅城の瞳

2005-04-16 22:04:20 | 映画
長崎に仕事がある、と主人が言うので、どさくさに紛れて車に乗り込んだ。
「なに!?」と驚く彼に「『阿修羅城の瞳』今日からなんです♪」。
「だから?」と納得いかないようだったが、大好きなシネコンに送ってもらう。

主役の病葉出門(わくらばいずも)を演じるのは、市川染五郎さん。
劇団☆新感線の舞台に魅了された彼が、2000・2003年に同役で主演し、
大ヒットした舞台の映画化。舞台は残念ながら観ていない。
染五郎さんも観たことがないのだが、ぜひぜひ生で拝見したいと思った。
立ち姿と殺陣の華は画面から溢れそう。

劇場という空間は私達を一気に非日常に連れ去ってくれるが、
この映画も、役者の妖艶さと美術やCGの力で“魔界”に誘ってくれる。

出門と激しい恋をすることにより、鬼の王になってしまうつばきを演じる宮沢りえさんは、
細く儚いが美しい瞳に吸い込まれそう。
渡部篤郎さんは色悪風。彼のこんな役が大好き♪
気だるい話し方に似合わず、動くとほんとに線が綺麗な人なので、
出門との殺陣がたんとあって満足。
新幹線には絶対いないタイプの話し方よね。

でも、なんといっても艶やかなのは染五郎さん。年齢的に増々色気が増してくるのだろうな。
竜也さんが10年後ぐらいにこんな役やってくれないだろうか?
想像したら、ちょい動機が…

息子のお気に入り

2005-04-15 23:31:49 | 雑記
最近、ネット小説がベストセラーになったりするが、
この本も300万アクセスの人気サイトから生まれた。
もともと長女が教えてくれたサイトなのだが、今は息子が大ファン。
毎日確認して更新されていないと、「まだだよ」と悲しげに訴える。

ごく普通の夫婦の、何気ないけどつい笑ってしまう日常が四コママンガで綴られる。
夫婦の姿は、何故か可愛いハムスター。ほのぼのと癒されて、そして大爆笑したりできる。

今までの四コマの中から人気投票で選ばれた作品が本になっている。
張り切って投票していた息子の姿を見ていたので、優しいお母さんは買ってやったのさ。
目をキラキラさせた息子から感謝された。
ちょっと株が上がったかも。散歩代わってくれるかも。
息子よ、よく覚えておけ。大人はこんなふうに欲得ずくなのさ!

本の上にちんまり乗っているのは、キッズチャンネルで放送されている番組のキャラクター。
パンダ型のロボット達が地球を救うため日々戦っているらしい。
でも戦うとこ見たことないぞ。やっぱりほのぼのと笑える番組。
これも息子は欠かさず観て、大笑いしている。
この携帯のアンテナキャップはジュースかなにかのオマケらしい。
昔から、お菓子のオマケをやたら集める子だったな。

やっと気付いたんだけど、息子は可愛いキャラクターが好きみたい。
それと、齢17にしてそんなに癒されたいのか…

非常用持ち出し袋

2005-04-12 09:27:08 | 雑記
初体験した地震以来、非常用持ち出し袋の購入を考えている…というのは正確ではないな。
実際“考えていた”のは一週間ぐらい。典型的な「喉元過ぎれば熱さを忘れる」人間だ。
ところが、おとといのほんの僅かな揺れでびびり、再び購入を考え始めた。

ネットで調べると、持ち出し袋といってもピンキリでどれにして良いか迷う。
まず何が必要かが選ぶ基準だが、見ているとどれも必要に感じてしまう。
水や非常食はもちろん、ライトやカッパ、充電器もいるよね。
頭の中であれもこれもと袋に詰めていて、ふと気付く。
こりゃ重くて背負えんだろうって。 
まず袋の中に入れる物を厳選しないといけないということだ。
うだうだ悩んでいるうちに、また揺れたらどうしよう。
                         

今年の桜は見られても…

2005-04-10 11:30:38 | 雑記
限られた命の総司ではないが、咲き誇る桜を見るとそんな切ない気分になるのは何故だろう。
地元大村公園は、県外からも見物客が多勢訪れる。

毎年、桜の美しさは変わらなくても、我が家の状況は少しずつ変化している。
私達夫婦の後ろをチョコチョコ付いてきていた子供達はすっかりでっかくなり、
二人きりで来るようになって何年になるだろう。
こんな風に毎年桜見物に通ううち、良い爺様と婆様になれたらよいね。

さて、鯉や水鳥が泳ぐ池でクロールをする若者を見ました!
十数年この公園に通って、初めて見るタイプのアホじゃ。
いやいや、春ですなー。

驚いたこと

2005-04-09 11:21:40 | 雑記
きのうは次女の大学の入学式だった。
行く気はさらさらなかったのだが、式後保護者向けの説明会があるというので、重い腰を上げる。
だってよ、JRに一時間近く乗らないといけないんだもん。めんどい…

娘と二時間の時差で会場に着いた。慣れないスーツに身を包んだ初々しい若者達がたーんといた。
同じ学部になった元クラスメートのお嬢さんは、メークをして華が開いたように美しい。
娘といえばメークもしていないし、ショートの髪が伸びすぎだ。いつ美容院に行ったんだ?
それに新品の筈のシャツの皺が気になる…って、それ私のシャツじゃん!
「おー、気付かなかったよ」とへらへら笑っている。う~~む。
しかも○ャスコで購入した“三点セットで一万円”のスーツ。
黒のはずなのに、光の下で見ると微妙に青いではないか。
これは私が至らなかったけどね。ごめんごめん。

その後、初対面だが元クラスメートのお母様と楽しく会話。
その中で、驚くほど豪勢な話を聞いた。
やはり元クラスメートの病院の娘さん。
私立の医学部に入学したのだが、入学金と年間の授業料で二千万円だそうだ。
医学部は六年だから、七千万かよ。
で、福岡の天神に通学に便利ということで、マンションを購入したそうだ。
ひえーーーっ!!

あんまり金額がでかすぎでピンとこんわい。