のくたーんの駄文の綴り

超不定期更新中orz

第2章終・駆け抜ける独奏曲 6

2006-06-09 21:28:52 | 誰彼の狂想曲 パンドラの夢
 ようやく脱出したエピメテウスたちは、それぞれ倒れこむように路上に崩れ落ちた。
 特に、連続して禁呪を使ったシルフィの顔色は悪く、浅い呼吸を繰り返している。
「状況は?」
 駆けつけた天使にシルフィを預け、エピメテウスが聞いた。
「各地で、地獄の獣が暴れています。その数は五十を優に越え、被害も甚大です。現在は、事態も収束に向かっており、駆逐されるのも時間の問題かと」
「ここだけじゃなかったのか……」
 エピメテウスの視線は、自然と館に向いた。
 禁呪の影響は凄まじく、館と共に覆っていた地獄の根も、あらかた消え去っていた。
 割られたガラスや、壊れた扉、崩れた壁がその威力を物語っている。
 よく、無事だったものだ……腕の中で眠る女神の無垢な寝顔を眺めながら、エピメテウスは大きなため息をついた。
「シルフィードの禁呪で大方は仕留めたみたいだが、この近辺は一度浄化すべきだな」
「時間がかかるわぁ。死者とけが人、かなり出たみたいだしぃ」
 黒羽と白羽は同時にため息をついた。パンドラの護衛の名目で駆けつけた彼らは、初日からとんでもないことにまきこまれたのだ、仕方がないことだろう。
「兄さん! 無事ですか?」
 羽音と共にエアリーズが舞い降りた。彼女自身も戦ったのであろう、衣服はボロボロで、剥き出しの手や顔には細かい裂傷が走っている。
「なんとかな」
 ひらひらと手を振るエピメテウスに、エアリーズは安堵のため息をついた。腕に抱かれて眠るパンドラの頬を撫でると、エアリーズはきつく瞳を閉じて膝を付いた。
「おい、大丈夫か?」
「少し、無理しました。シルフィードは誓名を使いましたね?」
「……二回、助けられた。歳はとりたくないものだな」
 エアリーズは苦笑すると、黒羽たちの下へと駆け出して行った。礼でも言っているのか、ペコペコと頭を下げている。
 やがて、二人を連れてきたエアリーズは、静かに呟いた。
「兄さん……いえ、エピメテウス。あなたを反逆者とみなし、捕縛します」

欲望に忠実に生きることにしました

2006-06-09 21:09:23 | 暇人日記
欲望に忠実に生きることにしましたのくた~んです。
いいですか?2回いいましたよ?
もうなんつうか、残り短い余生をクソつまらねえ仕事に喰われている現在、休みの日は疲れて何もする気がしないし、これが数年連続自殺率ナンバーワン秋田県のアレだ、もういいや。

というわけで、今日は店長もうるせえ上司連中もいないしNMがいるし、曇っているし雨降ってきそうだし・・・なんつうか、千年に一度のビックチャンス到来の予感・・・
・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・帰るか(゜Д゜)クワッ
入社10分にてさっさと帰ること決定。
脳内タイムスケジュール機能活性化。
まず大体めどがついたら伝票あげて融通あげて発注して昼休憩は遅くても1時までに取って2時半前に戻ったら売り場の手直しミーティング後はなるべく早い段階4時までに明日の前準備して6時までに終わらせるそして6時半までに掃除して売り上げ確認追加発注副店長とNMに挨拶してマッハで帰路に・・・ついたふりして本屋だ!

朝7時半決行。
そして、予定どうりに終わらせ、帰り道にある本屋に直行。
電撃文庫は10日発売日だけどもしかしたらあるかもしれないと思い、なんとしても「狼と香辛料Ⅱ」買いたいできれば「アスラクライン4」も・・・ってありましたよチクショー!
嗚呼・・・グッジョブ山S(本屋・仮名)!
乙一氏の単行本はなかったけど、欲望に忠実に生きることにした私は、少し気になっていた本を買いあさって帰りました。
といっても、5冊。
電撃文庫
「狼と香辛料Ⅱ」
「アスラクライン④ 秘密の転校生のヒミツ」
「彼女は帰星子女」
「イリスの虹」
スーパーD文庫
「影≒光 シャドウ・ライト 英国編」

まだ欲しい本はあったけど、なかった、本屋に。
まあ、「狼と香辛料」が買えたからよしとしましょう。
でも、今すぐ読むのは勿体無いので、今度の休み(明後日)にじっくり磨り減り穴があくまで読みたいと思いまするよ~。
とか言いつつ、扉絵見て死にそうです。読みてぇ・・・

で、こんな無駄に高いような気がするテンションも明日になれば、もう、世界なんて滅んでしまえという絶望に苛まれている私が見えます。これだから秋田は・・・

最後に、TBありがとうございます愛咲さま。
毎日密かに侵入して参考にさせていただいております。「狼と香辛料」の記事では、またTBが飛び交うんでしょうねえ~ははは。
あー、本に手が伸びる・・・