Tak's 雑記帳

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小型化するハードディスク

2006-02-12 23:42:36 | PC関連
富士通、1.8インチHDD事業に参入へ -2.5インチタイプも製品拡充で事業部全体を強化 (RBB) - goo ニュース

 ハードディスクといえば、以前はパソコンにしか入っていなかった。それが、MP3プレーヤーの一部やハードディスクレコーダ、携帯電話等々採用するものが多くなってきている。特にMP3プレーヤでの採用はハードディスクベンダにとっては大量販売の顧客を得ることになった。
 さて、MP3プレーヤでの採用や全世界的なノートパソコンの普及の後押しで今までよりも小型パッケージのハードディスクが求められている。そうでなくともデスクトップPCですら、2.5インチハードディスクを搭載するものもあるくらいだ。HD搭載機器を開発するメーカには携帯機器の場合ある程度の小型化が求められる。
 以前なら小型のハードディスクは容量の面でも耐衝撃性の面でも携帯機器に搭載するには相応しくなかった。それが昨今の技術革新により小さくても速度も容量も耐衝撃性すら確保できるようになり、さらに採用するメーカが多くなり流通量が増加したため値段も安くなった。安くて高性能ならユーザも買う>またメーカが作る>ハードディスクが必要になる>大量生産効果で機器が安価に、といった+のスパイラルが起きた。
 ところで、普通に考えればディスクの大きい方が容量も増え、ディスク外側での速度も向上するような気がするのだが、どうもそう上手くはいかないらしい。特にディスクの回転速度を上げるには大きいディスクの場合、逆に面倒になる。大きいディスクは遠心力が大きく働く。また、軸受けの問題や100%均質なディスクが作れないため回転により振動を起こしあまりに酷いと、読み書きが不能になってしまう。だから、パソコン用でも分15,000回転のハードディスクドライブはパッケージは3.5インチサイズだが、中身のディスクは一般的な分7,200回転のそれよりもずっと小さくなっている。

 ただし小型のハードディスクはフラッシュメモリとの競争も激しい。0.85インチや1インチ程度のハードディスクよりはフラッシュメモリに比べ容量単価が高く採用され辛くなってきた。1.8インチのハードディスクもiPod miniで爆発的に流通量を増やしたもののAppleがminiの販売を取りやめたため、流通量がぐっと下がってしまった。
 ま、私としては早く1TB(テラバイト(1000GB))のハードディスクが出ないかと思うわけですが。

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