Tak's 雑記帳

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ミサイル防衛

2005-07-23 10:22:37 | 社会一般
ミサイル防衛の枠組み整備 改正自衛隊法が成立 (共同通信) - goo ニュース
 ミサイルにはミサイルで対抗、まあある意味自然な考え方と言えばそうかもしれない。他国から飛んできたミサイルに対するシステムだが、“他国”とは短期的には北朝鮮の弾道ミサイルを、長期的には中国を視野に入れているのではないかと思う。

 さて法改正と多額の予算を要するこのミサイル防衛だが、日本全国を守るわけではない。また、100%の命中率でもない。この防衛システムで使うミサイルはPAC3と言うタイプ。防衛可能範囲は半径30Kmくらいだという。そこから計算すると、東京都だけを守る(完全にカバーする)のですら1基(1セット)では足りない。
 また命中精度についても大いに問題がある。発射すらままならなかったという実験結果もあり、信用度がどれほどあるのかまったく不明である。また命中しても「敵ミサイル」を破壊できなかったと言うパターンもあるようだ。

 なんとも不安なシステムだが、現行憲法ではこれが精一杯なのだろうか?実生活に直接影響が無いためあまり9条の改正には無頓着な私だが、多額の税金を局所に使うこの防衛計画には疑問を感じる。
 核となるミサイル(核ミサイルというわけではないですよ)がこんな状態でありながら地盤がしっかり固まってしまった今、アメリカから買う予定のミサイルには「打ったからにはしっかり命中くらいしてほしい」と思うのだが。

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