Tak's 雑記帳

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2005-07-22 15:19:38 | その他
ひまわり5号運用停止へ 耐用年数超え気象観測 (共同通信) - goo ニュース
 気象衛星“ひまわり”は誰でも知っていることだろう。テレビや新聞で雲の動きを伝える画像を撮っている衛星である。H2ロケットのエンジンの構造上欠陥で後継機が打ち上がらず、1995年から8年間と3年も耐用年数を超えながらも逐一画像を送ってきていた。2003~2005年は画像の撮影はしなくなったものの、アメリカから借りた気象衛星ゴーズからの情報集配信を行っていた。本来の使い方とは違うが都合10年も日本をはじめとするアジアの気象を見守っていたことになる。

 ようやく後継機が打ち上がり、気象庁を初めとする関係各員はホッとしたことだろう。もちろん安全率は大きく取っていることとは思うが、10年も動かすことは視野に入れていなかったはずだからヒヤヒヤ物だったに違いない。

 1995~2003年は毎年異常気象といわれるくらい色々あった。冷夏、猛暑、大雪などなど・・・。ひまわりが無ければ天気予報も今よりずっと当てにならないだろし、台風の早期発見や警告も難しいと思う。毎日変化する雲の動きを3万6千キロの彼方から捉えられるのだから凄い能力である。


 今度打ち上がったひまわりは故障したものも含めれば7機目となるが、“ひまわり6号”となった。初めは7号としようかという話しもあったし、そもそも“ひまわり”では無い新しい名前をつけようかとも議論されたようだが、みなが知っている気象衛星の名前と言うこととロケットが爆発してだめになった衛星にはまだ“ひまわり6号”と言う名前を付けていなかった(ちゃんと目標軌道に載ってから名前がつけられる)ため“ひまわり6号”となったようだ。
 
 次の引継ぎの時には今回のことが無いように引き継いでもらいたいものだ。3つあった宇宙開発関連の団体が1つに集約されコストカットが激しい機構だが、国会議員に大金をつぎ込むよりずっと役に立つお金の使い方をしてくれるのではないかと思う。

 今までの5号にはお疲れ様と言いたい。6号にはしっかり毎日、雲の画像を初めとする様々な情報を送ってもらいたいものだ。

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