気儘にブログ

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毛越寺

2006-12-15 | 彷徨録
道すがら連れの友人が「毛越寺を観るには、イマジネーションが要るそうだ」と呟いた。なるほど我々の目前には、渺々たる水面とそれを囲む漠たる空間が広がるのみだ。藤原氏二代基衡の造営になるこの寺は、かつては四十を超える堂宇と五百余の禅房とで、中尊寺を凌ぐ規模と華麗さを誇ったというが、度重なる災禍ですべてが灰燼に帰した。いまこの寺を訪れる我々は、後世の発掘と復元になる数多の遺構をたどりながら、千年の昔に思いを巡らせ、往時の栄華を偲ぶほかはない。
境内には芭蕉直筆と伝えられる「夏草や兵どもが夢の跡」の句碑がある。境内の茶店で振舞われる餅膳は此地の郷土料理である。写真は本年6月、中尊寺拝観の翌日に撮影。-画像クリックで拡大します-
本 堂
築山・経堂跡(対岸)
南大門跡遠望
龍頭鷁首の舟
開山堂
大泉が池・中島
金堂円隆寺跡
鑓 水
常行堂
鐘楼跡
鐘楼跡遠望
州 浜
立石・出島石組
立石・出島望遠
芭蕉句碑
餅 膳