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自作キャンピングカーでの日本一周を目指す旅

パークゴルフと中越地震と「川口きずな館」       2015-11-6

2015-11-07 06:23:44 | 旅行
  
 夕べはお世話になりました。いいお湯でした。
曇り空の「おじや」を出発。すぐ近くの道の駅「越後川口」に向かいます。


  
 「越後川口」到着。スタンプ押して、チョット館内をウロウロして出発しようかなと思った時、見つけちゃいました。


 
 ひろこさんが、北海道で夢中になっていた「パークゴルフ」の施設が近くにあるようです。北海道以外ではついぞ目にしなかったのですが、偶然です。


  
 ひろこさんが「やりたァ~い!」と言うので、チョット寄り道です。里山を少し登った市の運動公園の一角にある、「川口きずな館」で申し込みをして道具を借りました。一人1日500えんです。


   
 2ゲーム終わって僕がコーヒー飲んで休んでいる隙に、ひろこさんはほかのプレイヤーを捕まえていろいろ教えてもらっているようでした。この辺がひろこさんの天賦の才能です。一回りしたところで、僕も加わりいろいろ教えていただきました。僕たちの「パークゴルフ」は、見よう見まねで玉を叩いているだけで、ルールもマナーもよく知りません。知らないと言うことは恐ろしいもので、今まで僕たちは「赤面もののパークゴルフ」をやっていたようです。



 中林さんはお近くにお住まいとのことで、たまにやりにくるそうですが、いでたち・道具揃えをみてもかなりはまり込んでいるやにお見受けしました。ここは、北海道で「パークゴルフ」を経験した地元の人の発案で整備されたそうで、今では老若男女幅広く利用されているそうです。ひろこさんはかなり筋が良いとのことで、今月の15日の「大会」の出ないかと誘われていました。


 
 「川口きずな館」に道具を返しながら、中林さんに頂いたチケットでコーヒーを飲みました。カウンターのガラス越しに「越後三山」が見えています。右側の「八海山」は、昔スキーで来たことがある山です。


   
 何気なく見ていた館内のパネル展示のなかに、「平成16-10-23 中越地震」の文字を見つけて、ひろこさんを呼んで一緒にあーだこーだ言いながら見ていたら、スタッフの「中村さん」が声をかけてくださり色々説明して頂きました。「山古志村」の里山の崩壊・土砂に埋まった車の中でただ一人生存していた子供の救出など、当時の報道が甦って着ました。
「川口町」は当時、山間部の道路の崩壊や主要幹線道路の国道17号線の落橋・トンネル崩落により、孤立した「震源域」にあります。それまでどちらかと言うと、自給自足的・自分は自分、他人は他人的な風潮が強かった地域が、突然の災害で皆で協力し合い、ほかからの援助がなければ生きていけない状況に追い込まれてしまったのです。当然、国・県の救援が入りましたが、生活をその基盤から失って茫然自失の人々を心の側から救ったのは、「ボランティアの人たちとの絆」が大きかったと説明されていました。初めは「よそ者」扱いされていたボランティアでしたが、心に寄り添う息の長い活動が、被災者に「もう一度頑張ってみよう。」と立ち上がるエネルギーにを与えたと言うお話には感動したと同時に、僕自身に対するある種の問いかけを感じました。


   
 中村さんのお勧めもあり、「震央」を訪ねてみました。里山の狭い田畑を縫うように走るアップダウンの道の先に駐車場があり、少し歩いたところにモニュメントが建てられていました。そこからは遠く町が見渡せます。
 「その場所・空間に身を置く」と言うことは、実際に体験する、あるいはある種の疑似体験をすることであり、その理解を深めてくれるような気がします。今回偶然「パークゴルフ」をすることになり、中林さんにお会いし、「川口きずな館」で中村さんから色々なお話を伺うことができました。二人にとって、中越地震の震源域にいた5時間は貴重な記憶として残る事でしょう。取りも直さず、そういうことが僕たちの旅の原点なのですから・・・
 
 


 

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