土砂降りの雨です。東京へ戻る途中の消化試合みたいな感じで、なんか気が重いです。気持ちが前に進みません。
こんな時「道の駅めぐり」は重宝します。まず、次の道の駅と言う目標ができます。とりあえず「道の駅」に行けば、イベントやってたり、地域の産物・名所旧跡・温泉の情報があったりします。そして、ここ行ってみようとか、この温泉に入ろうとかその日の計画ができます。
今日はまず、近くの道の駅「みさわ」に向かいます。途中見たことない作物が栽培されてました。ひろこさん曰く「マメだと思う。」との事。あの噂の六ヶ所村です。通り過ぎただけでしたが、畑ばかりで商店も見当たらないやたら静かな村でした。後で知ったことでしたが、この日ここの原子力関係の施設で小さな事故があったっらしく、ＴＶで「周囲への放射線の影響はありませんでした。」と報道されてました。ホントかな？ チョットは漏れてたんじゃないの？ なんか、怖い感じがします。
「みさわ」です。米軍と自衛隊の基地がある町位しか知りません。日曜日なので、イベントやってました。関係者・スタッフのほうがやたら目立つイベントで、雨の中テントの中で歌う振り袖姿の歌謡ショーが可愛そうでした。ひろこさんが特産の「ニンニク」の品定めしているうちに、コッソリ肉巻きと塩焼き蕎麦とノンアルコールビールをやっつけて、早々に退散しました。
「おがわら湖」「ろくのへ」は、 道の駅と言うより、ほとんど「スーパーマーケット」です。ひろこさんは、「ニンニク」を買いあさっていました。青森はニンニクの産地らしいので、僕もつられて「黒ニンニク」を買いました。
ひろこさんの「ニンニク」の買い付けは止まりません。隙だらけなので、十和田蕎麦を食べる時間は十分にあります。 太っちゃうー
近くの道の駅での買い付けが終わり、「北海道」に渡る前に一度お世話になっている道の駅「浅虫温泉ゆーさ浅虫」到着です。ここに戻ってきたのには訳があります。ここが温泉が併設されていることのほか、青森市に近く、おまけに道の駅のすぐ裏が「浅虫温泉駅」なのです。
そうです！ 車はここにおいて、電車で青森市に向かい「ねぶた」を見に行く魂胆なのです。渋滞に巻き込まれる心配もなく、第一に般若湯がOKです。
温泉で汗を流してから、4時２５分の電車で青森へ。同じ穴のムジナ達で混雑していました。20分ほどで到着。
はねこ(ねぶたの前後でジャンプして祭りを盛り上げる若い衆たち)も集まってきています。7時頃からの始まりですから、まだ時間があります。
フードコートで仕込んで、まずは「おつかれー！」(まだ疲れてないけど・・・とりあえず・・・)
夕方大雨だったので、ビニールで覆われていたのが残念ですが、「ねぶた」スタートです！ 十数基の大型ねぶたと、動きの良さが武器の中型ねぶたが、数千人の「はねこ」「囃子方衆」とともに街中を練り歩くのです。
迫力あります！
ちびっこ達も参加しています。
「ラッセラー ラッセラー」 「ラッセ ラッセ ラッセラー」が、掛け声です。音頭取りと一緒に観客も大合唱です。「ねぶた」が自分たちの居るほうに向かってアピールしてくれるように、拍手・手拍子と掛け声で呼び込むのです。それが会場中ですから、もの凄いんです。・・・想像してみてください。
２時間ほどの掛け声と拍手・手拍子で、帰り道は二人ともスッカリ疲れ切っていました。電車にしてよかった！。ひろこさんは、チョッとだけ口を開けて居眠りしていました。
東北はやさしく いいところです！。旅の終わりの僕たちに、こんな「楽しい思い出」をセットしてくれていました。 ありがとう！
