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意思による楽観のための読書日記

その話諸説あります ナショナル・ジオグラフィック編 ***

チコちゃんに叱られる、を見ているとよく表示されるこの表現。正解ではないかもしれないが、一定の根拠はある主張。図書館に並んでいれば読んでみたくなる一冊。各種の「諸説」が紹介されている。知っている話、聞いたことがあるものも多いが、気付かされる諸説もあって面白かった。

興味を引いたのは、人類が鉄を発見したきっかけは何、というもの。考えてみると、鉄の融点1538度以上に熱を発するのは相当難しい。青銅器を作るときにも熱が必要だったはずだが、スズを加えることで875度に下がる。鉄鉱石が露出している場所でたまたま焚き火していたくらいでは鉄は作れない。そこで有力なのが、隕石の鉄、隕鉄。宇宙空間で作られているので、純鉄である。隕鉄は隕石の中では珍しく、それが地上に落下するのは更に珍しいこと。それを加工するのもまた難しい、そうとうな偶然が必要だったはず。

つわりはなぜ起きる。これが分かっていないという。自律神経の乱れ、イオンバランスの崩れ、ホルモンバランスの崩れ、免疫反応、いずれも聞いたことがあるが確定していないという。

モナリザのモデルは誰。これはフィレンツェの商人フランチェスコの妻、リザだというのが通説。諸説には、ナポリ公妃コンスタンツァ・タヴァロス、ミラノ公妃イザベラ・ダラゴーナ、マンドヴァ公爵夫人デステ、自画像など。

ケネディ暗殺の真犯人は誰。先日NHKで特集を放送していて見ごたえがあった。ジョンソン副大統領とCIAによる暗殺、ソ連の陰謀、カストロ陰謀などなど。

四大文明のひとつなのに、黄河文明やチグリス・ユーフラテス文明に比べるとほとんど何もわかっていないのがインダス文明。モヘンジョダロ、ハラッパーといえば名前は知っているが、わずか700年で姿を消した。滅亡の原因は。アーリア人侵入。環境破壊、気候変動、河川道変動、古代核戦争などなど。

自粛生活の小さな楽しみになる一冊。

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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