『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

コロニー

2011-02-16 | 生物(etc)

 何気ない干潟の風景ですが...

 左側のヨシ群落から右側の杭の方にかけて白い粒々が散在しているのが分かるでしょうか?

 アップにすると...
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 全てが『ハクセンシオマネキ』です。
 1,000匹以上の一大コロニーです。

 潮が引いて干潟が見え始めると、続々と穴から這い出してきて一斉に食事タイムです。

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 ♀はただひたすら食べ続け、

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 ♂は、食べては時々休んでハサミを振り、また食事をしてはハサミを振り、たまに近付くヤツがいると追い払い...

 遠くで眺めると白い小さい豆粒がたくさんあるだけですが、近付くとドラマがあります。

  干潟

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2 コメント

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チョキ!(^O^)y (fossil1129)
2011-02-17 20:18:27
雌の鋏脚が可愛いチョキ!(^O^)yのようですね。

以前から気になっていたのですが、
シオマネキ類は
雌雄とも口器が立派ですね。
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泥・砂 (仙人)
2011-02-17 23:30:49
fossilさん

やはり泥・砂の中から珪藻などの餌を濾して捕食しますので、
捕食効率面から考えても大量の泥・砂をいちどきに口の中に
溜めこむ必要があってここまで大きくなるとともに、
口腔内の空間が少しでも広くなるように、全体として球形と
なるような口器の形態となったのでしょうね。

ちなみに、同様の捕食形態をとるチゴガニ、コメツキガニも
体に比して大きな口器をもっています。
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