天人草

　亜高山の斜面等に大群落を形成するシソ科の『テンニンソウ（天人草）』です。

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　いまいち目立つ色をしていないのが残念です。
　派手だと迫力ある景色になるはずですが．．．

　＜ 剣山 ＞

四国附子

　今回一番出逢いたかった花です。
　もちろん色と見た目からトリカブトの仲間の『シコクブシ』です。
　ご存知の通り毒草です。
　古来よりその毒の効能（？）が知られており、矢じりの先に塗布したり、暗殺用に利用されたりと…
　数十年前、これを使った保険金殺人事件も記憶にあります…

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　「美しいものには毒が．．．」とはいいますが、山間で出逢うこの花は実に美しい！
　
　＜ 剣山 ＞

剣花独活

　四国の高山で見られる『ツルギハナウド』です。
　ガスのかかった山道で、白くボーっと浮かび上がる姿は幻想的でもあります。

　＜ 剣山 ＞

四国風露

　「四国」の名が付きますが、東海地方以西、九州でも見られる花『シコクフウロ』です。

　白花もあります。

　

　＜ 剣山 ＞

石鎚薊

　ガスの中で出逢った『イシヅチアザミ』。
　出逢った場所は「剣山」ですが．．．
　山や地方の名を冠したその地域限定の植物も探せば結構あるものです。
　「イシヅチ」「ツルギ」「シコク」．．．

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　＜ 剣山 ＞

秋

　『アキカラマツ』『アキギリ』『アキノタムラソウ』『アキノウナギツカミ』『アキノキリンソウ』『アキノノゲシ』．．．
　「秋」を冠する植物はたくさんありますが、その中の一つ『アキチョウジ（秋丁字）』です。
　シソ科の特徴である唇型、本種はどちらかと言えばラッパ型とでも言いましょうか．．．
　花の形が漢字の「丁」に似ているからその名が付いたのでしょうか。

小葉擬宝珠

　『オオバギボウシ（大葉擬宝珠）』はよく目に、耳にしますが、この『コバギボウシ』は結構稀だと思います。



　湿地の中から花茎が伸びる姿は美しいです。

丸葉万年草

　低い背丈で横に横に広がっていく『マルバマンネングサ（丸葉万年草）』です。



　湿気のある岩や地面に張り付いています。

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風蘭

　『フウラン（風蘭）』、実に美しい名前です。
　名前だけでなく、真っ白な花も美しすぎます。
　
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　樹木の枝分かれした部分にしっかりと根付いていました。

蓮葉

　ただ単に植物の葉といえども、その葉脈等をじっくり観察すると実に美しい造形美です。

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　本当は葉上に水滴を乗せた“ロータス効果”も写したかったのですが．．．　

細葉沙参

　チョット変わった名前の『サイヨウシャジン（細葉沙参）』です。
　「シャジン（細葉沙参）」とは、『ツリガネニンジン』の類を指しますが、確かによく似ています。
　見つけたときは『ツリガネニンジン』と思いましたが、花冠の先端がすぼまっている事から『サイヨウシャジン』です。
　色からでもそうですが、キキョウ科に属します。

実栗

　実が栗のイガに似ている事から「ミクリ（実栗）」の名が付いていますが、本種は『ヒメミクリ』です。
　環境省および全国のほとんどの都道府県で絶滅危惧種の指定を受けている希少種です。

　

　花も独特です。

三角

　カヤツリグサ科の『カンガレイ（寒枯藺）』です。
　同科の『サンカクイ（三角藺）』によく似ており、茎の断面が三角形に近い形をしています。
　どちらも『イグサ（藺草）』に似ることから“藺”の名前が付いています。
　ちなみに『イグサ』はイグサ科ですが．．．

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犬狸藻

　花を咲かす水草と言えば睡蓮や蓮の花が一般的で、その他カナダモの仲間やヒシなどの花もよく目にしますが．．．
　この花は初めて目にしました。
　『イヌタヌキモ』です。。
　それ程珍しい種でも無いようですが．．．
　水辺はどうしても飛んでいるものや水中に目が行きがちなので、こういった水生植物にももっと目を向けなければいけません！

撫子

　ナデシコと言えばもちろん「大和撫子」が有名ですが、そちらは一説によると“絶滅危惧種”のようです．．．
　ナデシコと言えば一般的にこの『カワラナデシコ』の事を指します。

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　まさに「大和撫子」と言える佇まいです。