脳梗塞で身体障害者に成った人生について

ある日突然に脳梗塞に倒れ、気が付いたら体の半分が全く動か無い状態に成った時の感情など

リハビリ失敗にショック

2009-10-04 22:10:41 | Weblog
今日テレビのニュースの中で、北朝鮮の金総書記の状態を説明してた、リハビリの先生が「脳梗塞の初期リハビリで失敗すると、”ふり回し歩き”に成る」と言う言葉を聞いて、頭をドン器で殴られた感じでした。

実は私はそのふり回し歩きだからです。つまりこの先生に言わせると、私のリハビリは失敗だった事に成ります。この9年間、どの理学療法士も、指摘指導してくれなかったからです。

そのふり回し歩きに自分から気付いたのは、歩いてる姿が、ショーウィンドウに移った時でした。『何と無様な歩き方だろう』と恥ずかしく成りました。
でもこの歩き方しか出来ないのです。

理学療法士さん達は、『歩けるから、どんな格好でも良いじゃないか』と思ってるのですから、矯正してくれる筈はないのです。
でも私自身は違いました。私は『同じなら、やっぱり普通に歩きたい!』と益々思い始めました。

外出する時は、いつも店のウインドウを観て姿を写し、歩き方をチェックしました。そんな努力の結果、現在は自分でも、納得行く姿に成ってきました。
最近通ってるリハビリで、理学療法士さんが、歩き方を矯正してくれ始めました。

嬉しかったです。先日古い友人が、私の歩き方を褒めてくれました。
私は自分で気付いたふり回し歩きは、初期のリハビリの失敗だったなんて、今日まで知りませんでした。それだけに今日のニュースでの、先生の言葉にショックを感じずには居られなかった。

患者の皆さんの中にも、同じ様にふり回し歩きを、されてる方が居られるでしょうが、私は、ふり回し歩きでも何でも、自分の足で歩く事が、大切だと思います。
先ずは自分の足で歩く事です。