『三樂録』

「善樂」「健樂」「長樂」の探究軌跡。時は満てり、これでいいのだ。

春の昼

2021年04月29日 | 茶飯事

先日、剪定(せんてい)のため河原子に。10年前の災害被害の対応で、日立市が梶沢川補強工事をしていた。

 

補強工事中

 


  白砂青松は何処へ消えてしまったのやら河原子海岸

 

前回のブログ更新は4月初め、もう今月が終わる。今年も3分の1が。「古稀」も間近になり、時間の進みが早い。「終活」という言葉が、どこからか聞こえる。

 

 

老妻は、午前中は家庭菜園の仕事に勤しむ。最近は、除草作業に追われる毎日。加えて、夏野菜の植え付けと、暇なく動いている。畑仕事で身体を動かすことが、病気対策と考えている。

 

春の菜園全景  夏野菜はオクラを残すだけ

 

今日は祝日「昭和の日」、朝からの雨風で外での作業ができない。こういう日は、ゆっくりすればいい。

 

家内が愛してやまない黄色のフリージヤ

 


老妻は 

うつらうつらの 

春の昼

 

退職祝いに頂いた2年目の胡蝶蘭

 

【余 録】

若いときに気づけなかったことの一つに、自分で「無理」と決めてしまうと、絶対に駄目な結果につながる。しかし、「何とかなるかも」と楽観的に希望を抱いて行動すると、それなりに自分に納得できる結果がついてくる。

都忘れ

 

心でイメージしたことは、必ず「形」をもたらすことに思い至らなかった勉強不足を悔やむ。人間は、自分で「想像」すると、自分なりに「創造」していくのではないか、早く気づいていれは、人生少し変わっていたかも。

 

日本桜草

 

「東日本大震災」の直後に、テレビで金子みすゞの『こだまでしょうか』というCMが流れた。

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

子どもにも、大人にも癒やしの時間を提供してくれた。

 

香りいっぱいのダルマふじ

 

優しい言葉で語りかければ、人間もこだまのように優しく対応してくれる。コロナ禍の日常で忘れていけないことは、大震災のときと同じで、相手を傷つけるような言葉で接するのではなく、相手を気遣った優しい言葉で接すること。

 

オオデマリ

 

気づいたでしょうか。「優しい」の「優」、「憂い」の隣に、「にんべん」の人が寄り添っている。「コロナ禍」により、私たちの日常は、それまでの「非日常」になってしまった。

 

クレマチスの一種「モンタナ」

 

「こだま」は、「うなずく」という仕草。挨拶や、感謝の言葉をかけられたら、言葉や仕草で対応し、お互いに「優しい」気持ちでと思う。

 

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