『三樂録』

「善樂」「健樂」「長樂」の探究軌跡。時は満てり、これでいいのだ。

北海道行4

2023年10月02日 | 探訪記

 

【9月6日 四日目】十勝→ナイタイ高原牧場→十勝牧場白樺並木→十勝清水→新千歳空港→茨城空港

■日本一広い、東京ドーム358個分の公共牧場。「ナイタイ川」をアイヌ語で「ナイ・エタィエ・ペッ(奥の深い沢)」から命名。現在は指定管理者制度により、JA上士幌町が管理・運営。2019年「ナイタイテラス」がオープン。展望台は牧場の最上部、標高約800mの高さ。牧場全体や十勝平野、遠くは阿寒の山並みが一望。

レストスペースを抜けて外へ出ると展望テラス。清澄な空気を感じながら眺める景色は、「THE北海道」。

 

 

■「十勝牧場白樺並木」、牧場は、帯広市のとなり音更町(おとふけちょう)にある公営牧場。入り口から施設へと約1.3kmの白樺並木が続く。NHK連続ドラマ小説「マッサン」のロケや映画などで使われた絶景。

 

 

■十勝清水「十勝亭」昼食。「豚丼とそばセット」、デザートは十勝小豆の餡とクリームが添えられたシホンケーキ。お土産に、「さらさら日高昆布」購入。昆布水をつくる根昆布で、どろっとせず、飲みやすい。十勝亭商標登録の限定商品。夫婦で毎朝愛飲。血糖値やいかに、期待大。

「日勝峠」、駐車場から十勝平野の眺望

 

 

 

■「新千歳空港」、国内外の航空会社が就航、年間2,200万人以上が利用。人が多すぎて、田舎者には歩くだけで一苦労。しかし、空港内では、「グルメワールド」、「ラーメン道場」などがあり、海鮮、和食、ラーメン、スイーツなど、北海道全土から集まる様々なジャンルの美味しいものが食べられる。北海道旅行を、最後の最後まで思う存分楽しめる。機会があれば、次回は空港での時間に余裕を。

 

 

 

帰路は70分の飛行、夕焼けに染まる、見覚えのある筑波山に迎えられ着陸。次の日、オホーツクの網走海岸で拾った貝が、玄関に並んでいた。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道行3

2023年10月01日 | 探訪記

 

【9月5日 三日目】知床→羅臼→標津→摩周湖→釧路→十勝

 

羅臼港沖には、「日本丸」が停泊。

 

朝から雨。

今朝も朝から北海道食材の料理。

 

 

■知床峠を通過し、羅臼へ。観光船はまなすに乗船し、ホエールウォッチング。国後島を横目に、「イシイルカ」と「マッコウクジラ」をクルーが探して、教えてくれる。雨の中、外デッキの手すりなどにつかまり、安全確保をして、写真や動画撮り。鯨は三頭写真撮影。二時間ほどのウォッチング初体験。雨に濡れ、ちょっと寒かった。

 

 

 

 

■昼食は、根室海峡標津(しべつ)前浜の郷土料理「武田」で旬の恵み、「帆立尽くし御膳」。帆立貝焼きは、帆立貝殻を焼き皿にし、和風の醤油ベースのタレで煮たてる。帆立のお刺身、帆立子とひもの酢味噌和え、帆立稚貝汁、帆立のお刺身。まさにこの地でなければ食べられない、帆立を味わい尽くす御膳グルメ。ご馳走様でした。

 

 

 

■摩周湖は、本物の「霧の摩周湖」、北海道東道に位置するカルデラ湖。火山噴火によってできたくぼ地に、水が溜まり現在の姿。日本1位の透明度を誇るが、バイカル湖に次いで世界

2位。その美しさからアイヌ語で、「神の泉」を意味する「カムイトー」と呼ばれる。「摩周ブルー」に輝く湖面は、霧のため全く見えず。運が良いやら、不運やら。

 

 

■「釧路湿原展望台」。向かう道すがら、鹿や丹頂鶴を見かける。北海道を納得。釧路湿原を東に望む展望台は、個性的な外観をもつ展望、展示施設。湿原を再現したジオラマのほか、釧路湿原の成り立ちや、動植物、付近の遺跡などのパネルが展示。展望室や屋上から湿原や市街の広がりを眺める。

 

 

■十勝平野。日本最大の食料基地として、美味しい食材を提供。広々とした雄大な大地、自然の大きさに感動。食の王国十勝は食材の宝庫。帯広名物「豚丼」をはじめ、農畜産物や加工品、ワインに地ビールなど、豊かな海と大地の恵みが堪能。

今宵の宿は、十勝川温泉。世界でも珍しい植物性の「モール温泉」。肌をすべすべにし、皮膚を再生する作用があり、植物のエキスと岩石のミネラルの両方をたっぷり含んでいるので、他の植物性温泉にはない、化粧水のような保湿効果があり、浸透性に富み、肌はつるつるすべすべに。「美人の湯」にふさわしい奇跡の温泉。

 

 

 

奇跡の温泉「ホテル大平原」。レストランの野菜は自社農場産、十勝の太陽を浴びて育った野菜で味も抜群。地産地消にこだわる確かな食材のグルメに感動。

 

 

旅は残すところ、あと一日。北海道で食べる料理は、本州で食べる同じ料理と比べると、際立つ違いを感じる。「本物の真実」を感じる。「本場の実力」。「真実」とか、「本物」を考察。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道行2

2023年09月30日 | 探訪記

 

【9月4日 二日目】層雲峡→網走→知床

 

休憩に立ち寄った「グリーンプラザおんゆね」。正時になると、からくり人形が動き出し、観光客の撮影スポットに。

 

ホテルでの朝食はバイキング、朝から北海道グルメ。

 

 

 

■「メルヘンの丘」、女満別市の小高い丘の上に9本の木が立ち並ぶ。ジャガイモや小麦、豆、ビートなどの畑が続く。フォトポイントとして有名な、絵になる風景が広がる。収穫を待つ広大な玉ねぎ畑、北海道そのもの。

 

 

 

 

 

 

■網走の海鮮専門「入丸水産」で昼食。目の前に広がるオホーツク海を眺めれば、手が届きそうな国後島。思いを馳せながら「海鮮丼」。本場の味を堪能。

 

 

 

■「小清水原生花園」散策。オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた、約8キロメートルの細長い砂丘の上に形成された天然の花畑。野生の馬も共存。

 

 

 

 

 

■知床斜里町の「オシンコシンの滝」。落差約30m、流れが途中から2つに分かれるので、「双美の滝」とも呼ばれ、「日本の滝100選」にも選ばれる。

 

滝の中ほどの高さまで階段で上がると、しぶきが掛かるほど目の前で見られ、迫力大。

 

 

■「知床一湖」。斜里町 知床国立公園内、原生林に囲まれ幻想的な湖。周りの樹林や知床連山を湖面に写しながら、静寂を保つ。多くの植物、動物たちを目にする。高架木道の展望台からは、第一湖と知床連山の大パノラマが見渡せる。

 

 

 

■宿は、知床ウトロ温泉の「ホテル知床」。荘厳な海と山々を一望しながら入浴でき、美人の湯と呼ばれるウトロの湯の源泉掛け流し。知床味覚彩バイキングは、オープンキッチンの出来立て料理、海の幸、山の幸、お刺身など北海道の味覚満載、前菜からデザートまで夕食には約50種類のメニュー。

 

 

 

 

知床港に沈む夕景の眺望が有名ですが。

 

 

旅の醍醐味、楽しみばかり。バイキングで思うこと。期待したい味と食べてみた味の違いを感じる。味覚が変化してきているようだ。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道行1

2023年09月29日 | 探訪記

9月3日(日)から6日(水)まで、3泊4日で北海道。

【9月3日 一日目】

茨城空港から新千歳空港まで、90分の旅。

空港からは、昼食と休憩を兼ねて「砂川ハイウェイオアシス」へ。ランチは「ほたてフライカレー」と「濃コク炙り味噌ラーメン」。デザートは、北菓楼のバウムクーヘン「妖精の森」と、ブッセ「北の夢讃童」を1個ずつ買ってシェアして美味しく頂く。

 

 

 

 

「旭山動物園」。ありのままの動物たちの生活や行動、しぐさに、命あふれる空間の居心地の良さを感じる。自然界では、動物たちは、人間と対等な生き物だと思う。

約2時間半、童心に返り楽しむ。ペンギンや白クマ館は人気大。園内は、入場して山を下り、出口は山を登って元に戻るので、少々お疲れ。

 

 

 

 

 

 

今晩の宿は、大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24 kmの断崖絶壁が続く峡谷層雲峡にある「層雲峡観光ホテル」。夕日に映える奇岩の説明を聞きながら、温泉と夕食に心弾む。

ビュッヘスタイルの夕食には、北海道産食材がふんだんに使用されており、少量にして多種類のグルメを堪能し大満足。

 

 

 

「見たい景色」と「見える景色」のギャップを感じる初日。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下田紀行

2022年12月31日 | 探訪記

12月16(金)・17(土)日、下田を中心に伊豆半島を散策。今年最後の旅。コロナ禍における厚生労働省の「新しい生活様式」である「移動に関する感染対策」

□感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える。
□発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする。接触確認アプリの活用も。
□地域の感染状況に注意する。

を遵守しながら一泊二日の旅。旅の目的は、「高足がに」、「S級さざえ」などのグルメ。吉田松陰の「死罪」の原因となった、ペリー来航の史跡の一端に触れる。

 

 

1日目から想定外。圏央道から東名高速道に向かう予定でしたが、八王子JCT手前で事故渋滞。急遽、中央道から東富士五胡道路に迂回、富士山を右手に望み沼津へ。昼食は談合坂SC。時間は大幅に予定外、老妻は「富士山」大好き、大喜び。天気も良く、富士山の写真撮影夢中。

 

 

おいしいわさびを楽しく学べる「伊豆わさびミュージアム」。 伊豆中央道沿いにあり、「わさび漬」や、三島ブランド認定品「農兵漬」など販売。

 

 

 

続いて「修善寺」へ。先ずは、「修禅寺」参拝。「禅」の字注意。修善寺温泉発祥の寺で温泉場の中心。平安時代初期、弘法大師開基。源氏一族の骨肉相はむ悲劇の舞台。源氏滅亡の場として歴史に名を残す。

 

 

「竹林の小径」、温泉街の中心を流れる桂川沿いにあり、石畳が続く遊歩道。桂川にかかる桂橋から、上流の滝下橋にかけて約300m、左右に竹林が続く。京都嵐山を連想させることから、「伊豆の小京都」と呼ばれる。

 

 

夕食は、南伊豆の海鮮郷土料理が食べられるお店『伊豆の味 おか田』。お店の人気メニューは、金目鯛の煮付け定食。お目当てのタカアシガニは、大きいと左右の両脚を広げた幅が4mにもなる世界最大のカニ。水分が多いため、蒸しカニで。身は比較的殻から外れやすく、一本一本が大きいので食べ応えも十分。煮詰めたカニミソに浸けて食べると美味。夫婦で一杯のかに。他に、金目鯛の煮付けや、鯛などのお刺身もありましたが、カニだけで満腹。

宿は、「ホテル伊豆急」。遅い時間で闇の入館。朝起きると、目の前に広がる海、白浜海岸を望む絶景のロケーション。5階の部屋の窓を開けると、海と風を感じ、サーフィンに興じる光景に、自然の一部となったような感覚。天気は、今にも雨が降りそうな気配。

 

 

温泉は、弱アルカリ性硫酸塩泉の「龍神の湯」と、下田蓮台寺を源泉とする単純温泉の「蓮台寺の湯」の2種類の源泉。夜と早朝に入浴。朝食はバイキング、雨が心配な二日目。

 

目映(まば)ゆかし下田の海は冬うらら

 

 

下田の歴史を学ぶ「下田開国博物館」、幕末開港の街下田の歴史に深く関わる黒船・ペリー、ハリス・唐人お吉、吉田松陰、プチャーチンなど、貴重で興味深い資料が展示。

 

 

黒船でやってきたペリー艦隊が、日米下田条約締結の為に、了仙(りょうせん)寺まで行進したことから名付けられた「ペリーロード」。異国情緒あふれるレトロな雰囲気を醸し出す石畳の小道。

 

 

1854年、日米和親条約が締結され、ペリー艦隊が開港された下田に入港。「了仙寺」は、ペリー一行の応接所兼幕府との交渉場所。和親条約の取り決めである下田条約が、ここで結ばれた。

 

 

 

「龍宮窟」は、直径50mほどの天窓が広がる洞窟。見上げると天井部分にぽっかり穴の空いた空間。上には遊歩道があり、一周歩くことができる。洞窟を見下ろすと、ハート型の地形が出現!

 

 

昼食は、南伊豆・弓ヶ浜「青木さざえ店」。貴重で大きなS級さざえ付き海鮮御膳、とても満足。

 

 

「浄蓮の滝」は、狩野川上流にかかる伊豆を代表する名瀑。ここで雨に降られる。滝までは階段、行きは良い良い、帰りは疲れ果てる。渓流沿いには天城名物のわさび畑。石川さゆりの『天城越え』の歌碑。

 

 

最後は、高速インター近くの沼津グルメ街道の駅、「龍宮海鮮市場」でお土産。

 

【GONBEEの一言】

 

吉田松陰の『留魂録』は、処刑直前に江戸・小伝馬町牢屋敷の中で書き上げられた。「身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」(たとえこの身が武蔵野の地に葬られたとしても、日本を思う気持ちは留めておきたい)という辞世の句に始まる。享年29歳。

 

 

江戸時代幕末、「黒船」という、目に見える危機に直面。その危機を直視する者はごく少数。その危機に対して行動を起こそうとする者たちは、さらに限られる。吉田松陰は、立ち上がり、行動を起こした。

 

修禅寺

 

その危機感は、松陰亡き後は、教え子たちに受け継がれ、日本の運命は大きく変わり、明治維新をむかえ、日本の独立は保たれた。

 

 

今日の日本は? 自然災害など、目に見える危機に対しては、対策も直ぐに講じられる。全体像が容易に見えない危機についてはどうだろうか。国際情勢は顕著にヨーロッパで危険をはらみ、世界中で混乱を生じている。

 

龍宮窟

 

幕末のような緊張感、張り詰めた空気、目に見えるものではない。それらを感じるための、SNSやNEWS等の情報は溢れているはず。一世紀半以上前の人たちに比べて、現代人はセンサーの感知能力が劣化しているのか。思想や行動センサーも、それにともない不能になっているのか。

 

 

松陰先生は、誠を尽くして行動すれば、人の心を動かすことができると最期まで貫いた。人の心が動かないのは、自らが誠の心を尽くしていないからだという生き方。

中国の儒学者・孟子の言葉「至誠通天(至誠天に通ず)」の教え。「至誠」とは極めて純粋な真心のこと、「誠の心を尽くして行動すれば、いつかは必ず天に通じ認められる」という意味。自らの生命を掛けて至誠を貫いた松陰先生には、現在の日本はどのように見えるのだろう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋探し

2022年11月20日 | 探訪記

『護国神社』は、茨城県水戸市の偕楽園桜山に社殿を構える神社。殉死した水戸藩士や、第二次世界大戦での軍人、軍属の霊を祀る。境内は、梅や桜が植えられ、お花見の名所。秋には偕楽園桜山の紅葉で賑わう。

 

 

11月8日(火)老婦と長姉の珍道中は、茨城県常陸太田市の「西山荘」。「水戸黄門」、水戸藩二代目藩主・徳川光圀公が晩年を過ごした隠居所。

 

 

どの部屋にも装飾はなく,書斎も丸窓だけの三畳間と質素な佇まい。春の梅,夏の新緑,秋の紅葉,冬の雪景色など,季節ごとに異なった表情が楽しめる。

 

 

11月9日(水)は、豊かな自然に囲まれた茨城県日立市西部にある下深荻地区。里川の西の市道沿いに、果樹園があり、リンゴやブドウなどの栽培。果物の里を「日立中里フルーツ街道」と命名。

 

 

「玉廉(ぎょくれん)の滝」は、「玉簾寺」という日立市にある臨済宗の寺の境内にある。1683年に光圀によって命名。景勝の地であるが、駐車場がなく、道路から見る。

 

 

11月16日(水)は、珍道中。日本三名園『偕楽園』の秋は、真っ赤に染まるもみじ谷の紅葉から始まる。

 

 

水戸藩主徳川斉昭によって造園され、四季折々に見頃を迎える植物が植栽。もみじ谷は紅葉の名所、約170本の彩り豊かなモミジやカエデが錦秋を織りなす。池の水面に映る秋色の木々が美しく、季節の移り変わりを感じる。

 

 

秋探しは、笠間へ。「笠間第115回菊まつり」。日本最古の菊の祭典といわれ、明治時代から開催。笠間稲荷神社をはじめ、かさま歴史交流館井筒屋など、市内各所に菊が咲き誇る。

 

 

菊は日本の国花として制定、皇室の家紋にも使用されている日本伝統の花。たくさんの品種や仕立て方があり、育てる人の個性や技術によってさまざまな表情を見せる。

 

 

11月17日(木)は、珍道中。芸能の神である弁財天を祀る、大子七福神巡りの七番寺「永源寺」。

 

 

紅葉して娘映え撮る永源寺

 

有名なのは秋の紅葉。別名「もみじ寺」とも呼ばれる紅葉の名所。JR常陸大子駅うらの高台に位置し、街の中心部を一望できる立地も魅力。

 

【GONBEEの一言】

 

厚生労働省発表によると、2021年(令和3年)の平均寿命は 、男性は81.47年、女性は87.57年。アベレージの人生であれば、残すところ10年。「明日では遅い、今すぐ実行」という言葉がスッキリと脳に入る。

 

永源寺からJR常陸大子駅の眺望

 

今までは、「やれるかどうか」ということを熟考してから行動してきた。自分の行動能力を鑑み、知恵、知識に照らして。それでも、不思議の思い通りの「結果」もあるが、苦難・困難の方が多かった。

「今すぐ実行」とはいうけれども、「できるか、やるか(行為・行動)」を判断しないで、実行はできないだろう。どうしても、「わかるか」という「経験値」に基づく、脳内作用(知恵・知識)が働いてしまう。

「自らに勝つ者は強し」を前提とした行動をするために、「伊達政宗公の遺訓」、「優しさや思いやりが過ぎると弱くなる」、「正義や信念が強すぎると、固くなる」、「礼儀正し過ぎると、相手に媚(こ)びてご機嫌取りなどしておもねるようになる」、「賢くなり過ぎると、嘘をつく」など、多くの偉人を教訓としてきた。それに沿って、セルフコントロールをしてきた。

あと十年、渋沢栄一の言葉、「一日のうちでもっとも大事なものは夕刻で、日中どんなに快晴であっても、夕刻に雨でも降れば、その日一日が雨であったかのごとく感じられる。人間も晩年が晴れ晴れしたものでないと、悔いが残る人生になつてしまう」、「立派」と言われることを望むわけではないが、「ゼロ(アベレージ)評価(人並み)」くらいは望みたい。

 

毎年の神奈川から贈られる美味し柿

 

そのためにも、「萎えた老人」にはなりたくない。「萎える」は、男性よりも背の低い女性が、曲がるように踊っていたので、そこから「しおれる」や「曲がる」を意味。「体力や気力が衰え、弱る」や、「植物などがしなびる」、また、衣服など着古したり、ノリが落ちたりすることで柔らかくなるの意味。イメージとしては、「パリッとピシッと」張りがあったものが、シナシナと弱くなっていく感じ。

 

 老婦の作るつるし柿

 

入学した小学1年生に、先生の「挨拶」のお話。私たちの周りには、出せば入ってくるという「出入りの法則」がある。プラスのエネルギーを出して、「おはよー」と声をかけよう。そうすると、「おはよー」と返ってくる。「ありがとう」とお礼を言えば、「どういたしまして、こちらこそ」と返ってくると。

先ずは「積小」かな。朝昼夕食後の歯磨き、夜更かししないで7~8時間の睡眠、トイレや風呂場などの「カビ」注意から。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅葉狩り

2022年11月15日 | 探訪記

11月3日(木)「文化の日」、「全国旅行支援」を利用し、世界旅行をしながら紅葉狩りへ。

 

紅葉狩り世界を巡る夫婦旅

 

途中、栃木県高根沢町漁港の寿司と海鮮料理のお店「大介丸」で昼食。「魚介フライ盛り合わせ定食」と「刺身定食」。刺身は熟成されたネタで一味増。

 

 

世界一高い自立型電波塔「東京スカイツリー」に迎えられる。高さ634mは、2011年11月17日にはギネスワールドレコーズ社より、世界一高いタワーとして認定。圧巻!

続いて、「迎賓館赤坂離宮」。明治42年に東宮御所として建設、明治期の近代洋風建築の到達点。国宝に指定され、多くの国王、大統領、首相などを迎え、国際会議の場としても使用。

 

 

「厳島神社」は、平清盛が平家の守護神として尊崇し、社殿を現在の姿に造営。世界遺産のシンボルで、約70年の大規模修復中の大鳥居工事が今年中に終了。12月にも撤去され、朱色の勇壮な姿が約3年ぶりに見られるようになる。

 

 

そうです、ここは、世界21の国と地域より、100点以上の遺跡や建築物を、25分の1規模で、約14万体の人形と共に再現している、栃木県日光市鬼怒川温泉にあるミニチュアパーク「東武ワールドスクウェア」。

 

 

20数年前、ファミリーキャンプをしていた頃に、子どもたちと一緒に遊びに来た。祝日で有名な紅葉場所は混雑が予想され、この地の紅葉狩りを選択。予想通りの賑わいでしたが、来園者は、日本人よりも外国の人たちの方が多いのに驚き。

 

イギリス国会議事堂「ビッグベン」の背景も鮮やかに紅葉。

 

 

太陽が傾き始めたのを機に、世界旅行を終了し、近くの今宵の宿へ。最上階の部屋からの眺望が素晴らしく、入浴前に近くの「鬼怒川温泉ふれあい橋」へ散策。

 

 

大江戸温泉物語「ホテル鬼怒川御苑」では、冬の北海道豪華バイキング、かに食べ放題・北海道グルメ満喫、冬の鬼怒川で北海道を体感する温泉旅となった。

 

 

起きて入浴、部屋に戻ると、雄大な景色、朝日眩しく、神々しさで撮影。朝食バイキングも堪能し、宇都宮へ。

 

 

「道の駅うつのみや ろまんちっく村」は、人と地域と豊かな里山にふれあう道の駅。東京ドーム10個分という広大な敷地の中に、農産物直売所や地物の食材が楽しめる飲食店だけでなく、体験農場や森遊び、ドッグラン、温泉やプールに宿泊施設がある滞在体験型ファームパーク。

「にっこり梨」と「マロンカステラ」、野菜などお土産。「にっこり梨」は、10月中旬頃から収穫され、甘味が強く、酸味少なくみずみずしい。またサイズが大きく平均果重は800gを超える。「日光」と、「梨」の読み「り」が由来。「日光梨」=「にっこり」。

 

 

昼食は、芳賀町にある「モテナス芳賀」内で、ステーキ&ハンバーグを提供し、肉にこだわったステーキ食堂「ハヤブサ」。アメリカンステーキ180gをいただく。とても柔らかく熱々の肉を頬張り満足して、紅葉狩りを閉じることができた。走行距離は226㎞。

 

【GONBEEの一言】

 

昨今は、「SNS・ブログ・YouTube」など、ケイタイやパソコンを使用して、発信する人が増えている。自己主張、自己表現する場として、捉えている人たちが羨ましい。

 

 

しかし、主張や意見に行き過ぎがあり、事実を確認しないで、人を怨んだり、咎めたりする中傷的内容のものもあり、社会問題となっているケースもある。

昨今は、どういう場面でも、「これも経験」、「やってみたら以外と面白いかもしれない」と、前向きに取り組む「有意味感」のある人が増えてきている。良い傾向だが、注意や責任も求められる。

 

 

それが、自分の考えや、思いが正確に伝わるようにするための表現技術。

マザーテレサの言葉。「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。」と、行動は習慣となり、習慣は性格になり、性格は最終的には運命になると述べている。

 

 

先人の教えに従うならば、巧みな表現は大事。小説、俳句、短歌、写真、絵画、陶芸でも、分野を問わず、技術、技巧なくして、真の自己表現はない。

自分の表現を見つめ、眺める第三者の存在を認識し、自分だけが分かれば良いのではなく、練習を重ね、先人の知恵を学び、自分の意志、真意が相手に正確に伝わる表現が重要。

 

 

当然、表現技巧の修練だけで良いはずはない。他に強要されたり、衝動的に行ったりしないで、自分の意志や判断に基づいて表現する「主体性」も必要。

それから、実体を観たときに、事物の本体、正体、実質、真実の道理や、真理を読み取ることが求められる。それにより、正確な状況判断や認識ができるようになる。その上で表現。

 

 

自分の身に起きるどんなことにでも、すべて意味があるという、「有意味感」を育てること。自分が直面する問題の解決に向けた努力や苦労を、やりがいや、生きる意味と捉え、目前の問題に「挑戦」にできるか。その決意で表現。

表現の第一歩は「会話」。会話にも年齢相応、人格相応の表現が・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥能登紀行最終

2022年11月12日 | 探訪記

明日は、期待大の「輪島の朝市」、「近江町市場」での昼食。脳裏の風景が疲労感に誘われ、いつの間にか熟睡。目覚めると、輪島の港に朝日が輝いている。

 

能登の朝光爆ぜける秋の海

 

ホテルでバイキング朝食も早々に、歩いて5分もかからない「輪島の朝市」へ。日本三大朝市と呼ばれる、全長360mの「朝市通り」に、200以上の露店が軒を連ねる。

 

 

 

輪島で獲れた鮮魚や、干物、野菜、工芸品など、様々なものが露天に並んでいる。時間が早かったので、お店も観光客もまばら。ゆっくり店を覗き、お土産探し。

近江町市場へ向かう。金沢の中心にある「近江町市場」は、藩政時代から約300年、時代の変遷とともに市民の台所として、金沢の発展とともに栄えてきた。

 

 

「おみちょ」の愛称で親しまれている近江町は、狭い小路を挟んで約170店の店先で、新鮮な旬の魚介や野菜、果物をはじめ、精肉、お土産、菓子類など食に関するもの、食・住のものまで、買い物ができる場所。

日本海で獲れた魚介を使った名物の海鮮丼は、「ネタが大きくて、美味しい!」と評判。地元の食材を使ったご当地グルメを食べながら、たまには家内とのプチ贅沢を堪能。

 

 

昼食は並んで入店し、「ご当地贅沢寿司」と、「豪華まぐろ五点盛り」をいただく。

そのほかに店頭で「ホタテ」を食し、満足のランチタイム、また楽しく旅の醍醐味を満喫できた。

 

 

茨城空港には、明るいうちに到着できたので、ひと安心の旅。

金沢は学生時代を含め、何回か訪問している。奥能登は初めてだったので、とても新鮮で楽しいことが多かった。「何もないことの良さ」を、改めて教えられ、学ぶことができた。

 

【GONBEEの一言】

 

家内は、庭で家庭菜園を楽しんでいる。経験もなく、ある日突然始まった。最初はお遊びだったが、約30年経った今では、おすそ分けできるレベルの収穫となっている。

師匠は、書籍から始まり、デレビ番組、今ではYouTubeにまで、教えを請うている。近所で家庭菜園を営んでいる先輩諸氏や、農家の人たちの、作物作り秘訣も真摯に受け止めている。

 

 

年間で30種ほどの作物を農薬使用しないで栽培し、花壇や鉢植え、鉢の寄せ植えなどの面倒もみている。鍬やスコップで土を耕し、除草作業など、雨が降らなければ、毎日何かの作業はしている。

食べる我が身は、新鮮で美味しい野菜がいただけるので感謝しかない。愚痴も出なければ、作業を億劫がることもない。家族のために、本当に些細なことかもしれないが、良いことをしていると感心している。

収穫が終わると、畑を耕し、肥料などを加えて、次の作物植え付けの準備をする。品種によっては、ポットなどで苗作りから始まる。植え付けが終わると、ねきりむしや、イモムシ、アブラムシなど害虫対策などに、日々注意を怠らず、除草作業もしなければならない。

 

青の洞窟パワーストーン

 

花は種を植えたからといって、すぐ咲くのではない。リンゴや柿、ブドウなど果実も、美味しい実を収穫するためには、毎日成長を確かめ、時機に応じた作業が求められる。
                                                   
種をまいたり、苗を植栽したりして、収穫を得るという「自然の理」は、些末なことかもしれないが、壮大の労力が求められる。

 

総持寺祖院御朱印

 

本当に年老いた農婦に感謝しなければ、罰が当たるか、終焉は不幸になってしまいそうだ。素直に感謝しなければ。そして、「ありがとう」の感謝の言葉だけでなく、誠意ある恩返しをしなければと思うきっかけとなった、奥能登紀行だった。

 

旅は、新たな人生の発見に気づく、そこに新たな運命への道がありそうだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥能登紀行2

2022年10月24日 | 探訪記

朝起きると6階の部屋の窓からは、日本海が目の前に広がる眺望。バイキングで品数豊富な朝食を頂く。本日は晴天で、空はまさしくskyblue。奥能登万歳!

奥能登は海と相和す秋の空

ホテルのある羽咋から巌門へ。旅行の醍醐味は様々あるが、何といっても天気にまさるものはないといっても、過言ではないだろう。

「巌門」は、「能登金剛」のほぼ中央に位置する。南端は「日本最古の木造洋式灯台」が建つ「福浦港」、北端は「義経の舟隠し」や、松本清張の『ゼロの焦点』で一躍有名になった、「ヤセの断崖」などが点在。

 

 

「能登金剛」は、日本海の荒波に浸食され造られた奇岩や断崖が続く海岸。景色の素晴らしさは、朝鮮半島の金剛海岸に匹敵する。それ故、「能登金剛」と呼ばれる。能登金剛遊覧船で、約20分の巌門めぐりで、海上から楽しむ。

 

 

次に「見附島」は、高さ28メートルの岩がそびえ立ち、軍艦が向かってくるような迫力。能登のシンボルであり、弘法大師が佐渡から能登へと渡る際に発見したといわれている。

 

 

「見つけた」が名前の由来、先端部分が突き出たその独特の見た目から、別名「軍艦島」とも呼ばれる。踏み石が並べられているので、引き潮には、島の近くまで歩いていくことができる。

 

 

昼食は珠洲市長橋町で夫婦が営むお店「長橋食堂」、自慢は、地元産にこだわった新鮮な海の幸や、能登牛を使った丼。「海鮮丼」、「能登牛丼」を頂く。奥能登と、ご夫婦のおもてなしを味わう。

 

食も満たされ、能登半島の最先端珠洲市に。日本を代表するパワースポットへ。『聖域の岬』と呼ばれる岬周辺は、大地の気流と海上の暖流・寒流がぶつかり合い、自然界の気が集中する地点。長野県の分杭峠、山梨県の富士山と並び、日本三大パワースポット。

 

 

岬上に建つ「空中展望台スカイバード」からの眺めは、スリル満点! 恐怖もマックス! 奥能登の大自然のパワーをヒシヒシと体感?

岬の見所、もう一つは青の世界に浸る青の洞窟。青の洞窟は、イタリアのカプリ島が有名。珠洲岬の青の洞窟は、奥行き約100m・高さ約20m。500万年もの歳月をかけて、自然が作り出したパワーホール。源義経が奥州へ向かう時に、強風を避けて逃げ込んだという伝説。「舟隠しの洞窟」とも呼ばれる。

 

 

眼下に「ランプの宿」(※見出し写真)を見て、次のスポットへ。海辺ギリギリに建つ「よしが浦温泉 ランプの宿」は、天正6年(1578年)の創業。陸路からは難しかったため、船を使って海から出入り。

あまりにも入り江ギリギリで背後が崖という立地、全面的な改装工事ができなかったが、2007年にリニューアル、2階建てメゾネットタイプに改築。

 

次は苦の後に楽あり。禄剛崎(ろっこうさき)灯台への道のりは険しく、道の駅「狼煙(のろし)」から灯台までは、少し傾斜のある坂道を登る。明治時代に日本人の設計で造られた白亜の灯台。日本海航路の要所として重要視。

 

 

禄剛崎は、能登半島の最先端で、外浦と内浦との接点にあたる。この地からは、「海から昇る朝日と、海に沈む夕陽」を見ることができるとのこと。

「道の駅すず塩田村」へ。能登人とともに、塩浜の歴史、世界に一つ、奥能登に、鎌倉の昔から今も息づく能登塩田では、650年前と変わらぬ製塩法で、全て人力で作業。過酷な重労働の為、「揚げ浜式製塩法」は、現在では日本で唯一、奥能登の外浦だけ。骨をおって作り上げる作業から「、手塩にかける」という言葉が生まれたらしい。

 

 

塩ソフトクリームを美味しくいただき、お土産は「塩」のみ購入。帰宅後は、塩むすびにして美味しく頂いている。

 

 

夕食は、珠洲市の「古民家レストラン典座」で、ノドグロと季節の海の幸を頂く。「典座」とは、一般には精進料理に関わる言葉。2005年、江戸末期に建てられた古民家で開業。昼食の「長橋食堂」のご夫婦が営み、奥能登の郷土食をベースにしたお料理を提供。

 

 

今宵の宿は、「ホテルルートイン輪島」。歩いて5分ほどの所に、キリコと呼ばれる大きな奉燈を展示する、「キリコ会館」という博物館があり、そこで「御陣乗太鼓」の演奏。

 

 

生の演奏では、リズム所作などが醸す異様な雰囲気に、独特な迫力があり、圧巻。聴く者、観る者の心に強く食い込んでくる。奥能登紀行最高の思い出となった。

明日は、期待大の「輪島の朝市」、「近江町市場」での昼食。今晩は本日堪能した風景が疲労感に誘われ、いつの間にか熟睡。目覚めると、輪島の港に朝日が輝いている。

 

【GONBEEの一言】

90歳にして現役の仲代達矢氏の何もないことに、価値を見いだす生き方。台詞をはじめとして、演技などの身体活動を実践できる「脳」エネルギーに驚嘆。

最近、振り返ってみると、「記憶力の低下」、「直ぐに感情的になって、同じことを繰り返す」、「周りからの目を気にしなくなっている」、そのような自分を気にしている。

 

 

希望は、「アベレージ人生」。日本人の平均寿命が、女性は世界1位の87・74歳、男性は2位の81・64歳。従って81歳は目指したい。しかし、自立した生活を送れる期間「健康寿命」が、平均寿命より男性は約9年、女性は約12年も短い。楽観的希望としては、「平均寿命」と「健康寿命」が同年齢でありたい。

 

 

長野県の「諏訪中央病院」の院長鎌田實(かまたみのる)医師は、長野県を健康寿命1位に導いた。卒中の罹患率ワースト1位だった長野県。男女ともに平均寿命1位になれたのは?

①食生活の見直し
「塩分を控えて、野菜をたくさん食べること」。レシピとして、野菜たっぷりの具だくさん味噌汁を紹介。味噌には老化を促進させる活性酸素を除去する作用がある。

②適度な運動
医師が推奨しているのは、「日常の動きを運動にする」というシンプルな実践。

③生活習慣の改善
「毎日を笑顔で過ごすための習慣」としては、「アウトプットを意識すること」、「自分が楽しいと思うことを積極的におこない、意識的に口角を上げる」など。

こうした習慣を身に着けることは、認知症予防。実践することで必然的に脳が活性化しそうなこと。「チャレンジしてみたい」と思うこと、思うことで気持ちが前向きになれる。

ボランティア活動などへの参加も有効、社会での役割や生きがいを見つけることで、毎日を楽しく健康に生きようと、前向きな生き方につながる。

 

 

先生の著書を読むと、「ドーパミン」というやる気を生み出す脳内ホルモンの重要性が述べられている。「新しいことにチャレンジする」、「好きな音楽を聴く」、「体を動かす」、「好きな絵画や写真、映画などを観る」、「予想できない嬉しさを体験できるスポーツなどの実践」、「笑顔を作る」、「家庭菜園での野菜作り」など。

 

 

それからもう一つが、「オキトシン」という愛情ホルモンの効用。「飼い犬と触れ合うことで、お互いにオキシトシンが分泌される」という麻布大学の研究チームによる論文が、米国の「サイエンス」誌に掲載。次のような効果をもたらしてくれるらしい。
       
・幸せな気分になる   ・学習意欲と記憶力向上   
・脳や心が癒され、ストレス緩和   ・心臓の機能を上げる  
・不安や恐怖が減少する            ・感染症予防につながる   
・他者への信頼の気持ちが増す         ・美肌   ・記憶力アップ 
・睡眠を促し、質の良い眠りをもたらす  ・親密な人間関係を結ぼうという気持ちになる
・社交的となり、人と関わりたいという好奇心が強まる
  
   
こんな素晴らしい効果があれば、「平均寿命」、「健康寿命」のUP。

 


                                                             
そのほか、神経伝達物質の「セロトニン」の重要性を述べている人もいる。脳内で働く感情のコントロール、神経の安定に深く関わっている。心の領域に働きかけて、意欲を促す。大脳の内側に、意欲や心のバランスに関わる領域があって、そこにセロトニンが分泌されると、ポジティブな気持ちが起こり、逆に分泌されない場合は、ネガティブな感情になる。

 


年齢を重ねると、人とつながることや、人に貢献することを求めるようになる。人は幾つになっても幸せを求め、その幸せは繋がりを通して得られることを認識しなければ、頑固でキレやすい老人になってしまう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥能登紀行1

2022年10月12日 | 探訪記

コロナが落ち着き始めた9月下旬、2泊3日で「奥能登」へ。一路小松空港。航空自衛隊の滑走路使用で、自衛隊機の離着陸の音は、普段の生活にはないので驚いた。空港では雨に迎えられた。

 

 

観光バスで、波打ち際を車で走行できる、日本で唯一の「千里浜ドライブウェイ」を走り、『能登千里浜レストハウス』で「貝めし」昼食。一般の自動車や、大型車が走行できる理由は、粒子の細かい砂が海水を含み、車でも走れる砂浜を創りあげ、普通の砂浜のようには沈まないらしい。

 

 

昼食後は、『大本山総持寺祖院』へ。正しくは『諸嶽山總持寺』で、約7百年前1321年に開創。隆盛を極めたが、1898年災禍により七堂伽藍の大部分を焼失。機に神奈川県横浜市鶴見に移された。

 

大本山総持寺祖院山門

 

幽玄に総持寺覆う秋の雨』

 

その後、約2万坪の境内には、焼失をまぬがれた伝燈院、慈雲閣、経蔵などのほかに、七堂伽藍も再建。山水古木と調和し、曹洞宗大本山の面影をしのばせ、一大聖地となっている。令和3年に開創700年を迎えた。

 

 

 

 

絶景ローカル線のと鉄道で、穴水駅から能登中島駅に向かう。バスに乗り換え、羽咋市にある今宵の宿『Royal Hotel能登』へ。夕飯は「天然能登ふぐ会席」を美味しく頂く。

 

 

朝起きると6階の部屋の窓からは、日本海が目の前に広がる眺望。バイキングで品数豊富な朝食を頂く。本日は晴天で、空はまさしくsky blue。奥能登万歳!

 

【GONBEEの一言】

七尾市の「能登演劇堂」を山裾に見ながら、ガイドの説明を聴く。仲代達矢氏率いる無名塾と七尾市中島町との交流により、1995年にできた演劇専用のホールで、名誉館長には仲代達矢氏が就任。

 

 

1953年、仲代氏は、奥さんとその母を連れて、家族旅行で能登を訪れ、知り合いを訪ね七尾市中島町に立ち寄る。波静かな湾の景色や、黒一色の瓦と、白壁の蔵が織りなす町並みに、ふと「能登本来の美しさを発見することが文化なんだね。こんなところで、無名塾の合宿ができたら」とつぶやいた。そして、「何もないのが能登の良さ」と話していたらしい。

訪れたときは、90歳の仲代達矢役者70周年記念作品「いのちぼうにふろう物語」(山本周五郎原作)を上演中。

 

 

90歳でも元気なことに驚く、それ以上に主役として舞台で演じる。そのエネルギーの源は何なのか。「演劇とか俳優」という、生きることでの役目を自覚しているのだろう。だから、「何もないのが・・・」と言い切れるのだろう。

自分の生活の中で、自分に与えられた役目を果たしていくことが、大切なのだろう。それが見つけられない人はどうすれば。「何もない」ことに、価値を見いだすことは理解できるが。

仲代氏のテレビ情報や、能登の話などから考えると思い至る。「目を凝らして見る」、「耳を澄ませて聞く」、「誠を持って話す」。気負うこともなく、真面目に、日々の生活を営むことが大切なようだ。「逆らわず いつもニコニコ マイペース」でgood。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする