今日の日記

時々書きます。
写真表示に時間がかかります。
Webブラウザ下のダウンロード率がフル状態後、安定閲覧可能になります。

西吾妻山3回目の登山に行ってきました

2010年09月17日 18時46分35秒 | 磐梯朝日国立公園
2010年9月16日、西吾妻山(標高2035m) 3回目の登山に行ってきました。

前回 天元台湯元駅(標高920m) から、リフト・ロープウェイを利用して 西吾妻山(標高2035m) まで登り、帰りは 天元台湯元駅(標高920m)⇔若女平⇔西吾妻山(標高2035m)登山道(標高差1115m) を通って 天元台湯元駅(標高920m) に戻りました。

今回は前回の逆で、天元台湯元駅(標高920m)⇔若女平⇔西吾妻山(標高2035m)登山道(標高差1115m) を登って 西吾妻山(標高2035m) まで登り、帰りにリフト・ロープウェイを利用して 天元台湯元駅(標高920m) に戻るというものです。

天元台湯元駅(標高920m) です。7時50分、雨が降る中の出発です。


西吾妻山縦走路入口 に着きました。ここから登っていきます。


まずは橋を渡ってと...


若女平登山道入口 の道標が見えました。
この辺りから登山道の状態が酷く、泥の中に足首の辺りまで沈んでしまうところもありました。


入口から1時間40分位登った所の写真です。大木が倒れていたりしました。


写真を撮りながら粘って登り続けて3時間位、いつの間にか気づかないうちに 若女平 を通り過ぎてしまい、竜崎(35/50地点) に着いていました。


更に20分位登ると大きな岩の間を大量の雨水が流れていました


登り始めて約4時間経とうとしている地点です。最初これを見た時は、どこに足を置いて登ろうかと、やっぱり考えました。

結局はよじ登りましたが、この先でも沢の様に雨水が流れている登山道が続きました。

しばらく進むと山リンドウがお出迎え。
雨水が沢山流れている登山道沿いの筈なのに、沢沿いに咲いているようにしか見えませんでした。


ある程度、開けた所まで出てきました。ここまで来れば湿地帯まであと少し。


湿地帯に到着です。この後は 西吾妻小屋 に向います。


西吾妻小屋 に到着。この後、真っ直ぐ 西吾妻山山頂(標高2035m) に向います。


天元台湯元駅(標高920m)⇔若女平⇔西吾妻山(標高2035m)登山道(標高差1115m) 経由で、西吾妻山山頂(標高2035m) に12時25分に登頂しました。
天元台湯元駅(標高920m) を7時50分頃に出ているので、約4時間35分での到着です。
前回来た時に 天元台湯元駅(標高920m) の職員さんに教えてもらった話では、「登りで4時間が目安」だから、予定より約35分の遅れとなりました。
登山道の条件が悪かったのと、写真を撮りながら登ってきたので約35分の遅れは許容範囲と考えていいのかな?と思いました。

この後、やはりここで写真を撮って、カロリーメイト1袋分の食事休憩をしていた時、周囲の気温が低すぎるため、雨で濡れた部分や、汗が急激に冷えて、まるで冬山にいるんじゃないかと思うくらい、急に寒くなりました。
その為、急いで食事を済ませ、体を動かして温めながら 天狗岩(標高2005m) に向いました。

当初は、登りも下りも 天元台湯元駅(標高920m)⇔若女平⇔西吾妻山(標高2035m)登山道 を往復する計画でした。
前回の実績、西吾妻山山頂(標高2035m)に着いた時の体の状態や残り時間から、下りられないことはないかな?と考えていました。

しかし周囲の天候条件が悪化している事、登っている時に ( レインコートで水分を多く持っていかれ過ぎた結果 ) 水を思った以上に飲んでしまい残りが少ない事、若女平を経由した場合、足や体力が 天元台湯元駅(標高920m) に着くまで持つかが不明確な状態である事 ( 登山計画書は提出していますが、1人だけで登っているという事や、若女平の方は基本的に他の登山者が全くいないに等しい事から、動けなくなったら遭難という事になってしまうそれだけは避けないと!!) 、決定的なのは今回の行程が初挑戦である事を考えると、北望台(標高1820m) に向った方が確実に辿り着ける。北望台(標高1820m) に向かうべきと判断しました。

天狗岩(標高2005m)吾妻神社 です。
参拝だけは忘れずにしてきました。
前回来た時ほど、風は強くはありませんでしたが、冷たい雨や、今にも雪が降ってくるんじゃないかと思えるくらい気温が低く、そろそろ冬山登山の装備も考える時期になったのかなと感じました。


梵天岩(標高2005m) に到着です。相変わらずここは風が強いです。
まだ3回しか来ていませんが、西吾妻山(標高2035m) に登る途中で一番風が強い場所はここだと感じました。
足場も悪いので要注意箇所の1つです。


梵天岩(標高2005m) から 大凹方面 へ向かいます。


直ぐに、表面が濡れていると滑りやすい岩のある下りに出ました。足を置く位置に気をつけて下ります。

下りを抜けた先は開けた場所でした。雨風がとても強かったです。

大凹の水場 へ行くために沢と化している登山道をバシャバシャと突き進み...


滑りやすい大きな岩の下りを、摑まれる岩に摑まりながら確実に下りる。
足の置き位置を間違えると、滑り落とされて大きな怪我に繋がりかねない...


大凹の水場 へ到着しました。
やはり大雨が降ったためか、もの凄く水が流れています


あとは木道が整備されたルートを通り かもしか展望台(標高1940m) へ到着。


14時21分、安全の鐘 のある 北望台(標高1820m) に到着しました。

朝、天元台湯元駅(標高920m)⇔若女平⇔西吾妻山(標高2035m)登山道へ向かう際、天元台湯元駅(標高920m)若女平 の事を教えてくれた職員さんが 北望台(標高1820m) で待機していてくださいました。
西吾妻山山頂(標高2035m) に登頂した時に「雪が降ってくるんじゃないかと思うくらい寒かったです。」と話すと 北望台(標高1820m) でも 11℃ を観測したとか

山は100m高度を増す毎に0.6[℃]ずつ気温が下がるということで、単純計算すると、西吾妻山山頂(標高2035m) に登頂していた時の現地の気温は大体9.8℃となり、寒いのは当たり前だと思いました。

北望台(標高1820m) からリフトで下りていくと、各リフト乗り場の職員さんに「お疲れ様」と声をかけていただきました。
15時に 天元台高原駅(標高1350m) に着いて、ロープウェイで 天元台湯元駅(標高920m) に着いても他のお客さんと会わなかったことから、登山計画書に「危険を感じたら北望台に向かい、リフト・ロープウェイで下ります。」と書いた為、待っていてもらっていたんだと思いました。
職員の皆さん、ありがとうございました。


いつかは経験、またはやらないとと考えていた、悪天候・悪条件下での登山と、天元台湯元駅(標高920m)⇔若女平⇔西吾妻山(標高2035m)登山道(標高差1115m) を登って 西吾妻山山頂(標高2035m) に登頂するという行程をクリアすることができました。

また、今回の登山の中で、ゆっくりででも諦めないで確実に登れば富士山剣ヶ峰(標高3776m)を登頂した時みたいに必ず登頂できることと、天候が酷くなる場合は決して無理をしないで確実に下りられる道を使って安全な場所まで引き返すということ、登山計画書を出す事の重要性を再確認しました。