月が改まり12月の声を聞くという日、暖かい一日になりそうなので休み(代休)を取って歩くことにした。
朝。
オフの朝はゆっくりめに起きて、日が出たら、庭でシオデの植えつけをする。
タキイ種苗の通信販売で注文しておいた苗が宅配便で来ていたのだ。
シオデとはアスパラガスに似た日本固有の山草で、栽培が大変難しい。
適切な用土がわからないので4種類用意して分けて植える。
10時、家を出る。
本日のスタイルは、三度笠をやめてLLビーンのコットンハットをかぶる。
すでに秋も終わり冬の気配。
ストローハットの一種である三度笠は季節はずれの感がある。代わりの帽子をかぶる。
LLビーンのコットンハットは10年以上前に買った。
映画のインディー・ジョーンズがかぶっている、あれである。
堅田駅に10時40分に到着。
歩き始める前に駅前のアルプラザへ。
朝、庭仕事をしたから少し小腹がすいた。
虫押さえに堅田のベーカリー「コンセルボ」でチキン総菜パンを購入。
パクつきながら歩き始める。
虫押さえというのは、人間のお腹の中には虫が住んでいて、空腹になるとそれが暴れるという考えから来た言葉だ。
駅前の旧道は、細めの生活道路だ。
車も走るし駅に急ぐ人々も行き交う。
カーブを抜けて太い自動車道路に合流した地点で、旧北国海道を離れ湖岸へと向かう道を行く。
私のびわ湖一周もゴールが近い。
目的地が見えてきたので、本日からのウォーキングは寄り道付きで、のんびり行くことにする。
旧北国海道を離れ湖岸へと向かう道で、めざすのは「浮御堂」である。
近江八景のひとつ、堅田の落雁で有名なお堂だ。
びわ湖上に、一千体の阿弥陀仏を納めたお堂がたたずむ風光明媚として知られる。
関東にいたときテレビで見たが、実際に来たのは実は初めてだ。
入場料を払って中に入る。
平日の朝、お客はほかに1人だけ。
堂から眺めるびわ湖は波静か。水鳥が湖面をたたいて遊ぶ。
たっぷりと、ゆっくりした後、元の道に戻り、本日は坂本まで歩いた。
ゴールでも、ちょいと散歩を追加する。
坂本は日吉大社が有名。
以前に行ったので今日は日吉東照宮に参拝。
徳川家康公のパワーを頂戴して家に帰る。
たぶん次回はゴールに着く。
本日の行程18000歩。3時間。8キロ。
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シオデは何年か育てたが、やはり大きな成長はなく、いつの間にか消えた。
さて、私の今年の大事業「びわ湖一周ウォーキング」は、明日最後の歩きに出かけ、フィナーレを向かえる予定である。