病棟転換型居住系施設について考える会

世界に誇る日本の精神病院の病床数と長期入院者の問題とは…。削減した病床を病院敷地内の居住系施設に転換する問題とは…。

読売新聞2014年6月12日朝刊第13面報道

2014-06-12 20:18:49 | 報道
「精神病棟 居住施設転換 ~患者囲い込み続く懸念~」

 読売新聞は、2014年6月12日朝刊第13面で:

・日本における精神科病院の病床数の多さ

・長期入院者の多さ

・高度成長期に隔離収容主義の下で膨大な精神科病院を民間病院に建てさせたこと

・欧米が公立病院主体だったのに対し日本では精神科病院は民間病院が多く、このことも病床を容易に減らせない要因であること

・長い入院により生活力と意欲が低下すること

・2002年末に政府は社会的入院の解消を打ち出したが進まなかったこと

・病院内に住んで本当に自由な暮らしができるのかとの山梨学院大学教授の指摘

・日精協の調査で、精神科病院の6割が山林か農地にかもまれた場所にあることが明らかにされていること

・病棟から居住場所として転換しても、病院による囲い込みが続く懸念があること

・病院内居住施設に空きができると、またその病院内施設を退院患者で埋め、空いた病床を埋めるために新たな入院を招く懸念があること

・2008年の総務省調査の数字では、全国の空き家は756万戸に及び、これらを活用して在宅生活を支える医療・福祉サービスを確保することこそ、正面の政策であると指摘

・病院経営の軟着陸の方法として、減らした病床の病院従事者分、配置密度が上がるのだから、入院料をその分増やせば病院の収入は変わらない、そういう筋道を厚労省が示すべきだとの指摘

など書かれています。



生活をするのは普通の場所がいい「STOP!精神科病棟転換型居住施設!!」【6.26緊急集会】

2014-06-12 17:22:39 | 6・26緊急集会チラシ
 【6.26緊急集会】の新しいチラシが出来ました。

 みんな集まってくださ~い!!

集会名: 生活をするのは普通の場所がいい「STOP!精神科病棟転換型居住施設!!」【6.26緊急集会】

日時: 2014年6月26日(木)11:00AM開場 0:00PM開会 3:00PM閉会

場所: 日比谷野音

※雨天決行







【6.26緊急集会】賛同金カンパのお願い

2014-06-12 16:17:15 | 賛同金カンパ
<<6・26緊急集会賛同金カンパのお願い>>

生活をするのは普通の場所がいい「STOP!精神科病棟転換型居住施設!!」【6.26緊急集会】開催が決定しました。

 この緊急集会は、精神科病棟転換により、精神障害のある人たちを長期にわたり病院に留め置く施設づくりに強い危惧を抱き、本来求められている一日も早い退院と地域生活への移行を願う有志による「病棟転換型居住系施設について考える会」が開催するものです。

 私たちの活動は、特定の組織等からの財政的支援によるものではなく、多くの方々の賛同により進められています。資金面におきましても、ぜひとも多くのみなさまからのご賛同とご協力を賜りたく、心よりお願い申し上げます。(一口千円。できるだけ複数口でのご協力をいただければ幸いです)。


【振込先:郵便振替】
(口座番号)00510-9-85529
(加入者名)病棟転換型居住系施設について考える会


 【6.26緊急集会】当日も、賛同金カンパの受付を行います!

【案内】EテレハートネットTV「60歳からの青春 ―精神科病院40年をへて―」再放送

2014-06-12 13:26:29 | 案内
 6月10日20:00~20:29、次の番組が放映され、大きな反響を呼んでいます。
 再放送がありますので、見逃してしまった方は、是非ご覧ください。
 ちょうど、お昼の時間帯です。職場などでも、みなさんでご覧いただければと思います。

Eテレ
ハートネットTV
放映時間:
再放送2014年6月17日(火)13:05~13:34

以下番組ホームページより
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-06/10.html

「60歳からの青春 ―精神科病院40年をへて―」
 3年前の原発事故をきっかけに、およそ40年ぶりに社会に出た人がいます。時男さん(63)。10代の時に統合失調症と診断されて以来、ずっと精神科病院で入院生活を送っていました。ところが、入院していた病院が原発事故で突如閉鎖。入院中から症状は安定しており、十分に地域で暮らすことができることから、現在は群馬県のグループホームで暮らしています。

 精神疾患で1年以上の長期入院を続けている人は、国内に20万人以上。その中には時男さんのように、本来なら退院して社会で暮らせるはずの人が数多くいるといわれています。しかし、国の“地域移行”への取り組みの遅れや、入院の長期化に伴う社会の中での居場所の喪失などによって、何十年も病院に“住む”しかない状況が、依然、続いているのです。こうした実態は「社会的入院」と呼ばれています。日本国内の精神科の平均在院日数は、他の先進国が1~2週間程度であるのに比べ、283日と圧倒的に長く、「社会的入院」は国際的にも問題視されています。

 規則の厳しい入院生活から、地域に出て自由に暮らせるようになった時男さん。いま時男さんは、失われた“青春”を取り戻すかのように、毎日新しい発見の中で暮らしています。どうすれば必要のない入院を減らすことができるのか。時男さんの姿を通じて「社会的入院」の問題を考えます。

【厚労】第3回長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会

2014-06-12 12:03:00 | 厚生労働省動静
 今みなさまと取り組んでいる【6.26緊急集会】の元凶である、「長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会」第3回が、以下の通り開催され、傍聴の募集がありますので、ご案内いたします。
 できるだけ多くの方が傍聴できるとよいと思います。

傍聴応募締切: 6月13日(金)18:00まで
傍聴希望申請書のフォームは、以下厚生労働省ホーム・ページより取得してください。

厚生労働省ホーム・ページ
第3回長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会のページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000047857.html

1.日時: 平成26年6月17日(火)10:00~12:00

2.場所: 厚生労働省 専用第14会議室(22階)
(千代田区霞ヶ関1-2-2)

3.議題
(1) 長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策の在り方について
(2) その他

4.出席者: 長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会構成員 他

5.傍聴人数: 30人程度
○傍聴を希望される方は、6月13日(金)18:00までに、別紙1「傍聴希望申請書」によりFAXまたは電子メールにて申請してください。
・FAX番号:03-3593-2008
・電子メールアドレス:seisinhoken@…
○申し込みをされた方が多数の場合は、都合により、先着順といたします。なお、傍聴の可否については、FAXにて連絡いたします。
○記者及び傍聴者については、別紙2「傍聴される方の留意事項」を厳守のうえ、傍聴することができるものとします。