goo blog サービス終了のお知らせ 

Delightful Days

tell on BLOG - ささやかな日々のしずく

knit a love

2009-12-11 | family
先月86歳になった祖母(annの曾祖母)は、耳もそれほど遠くないし、言葉もまだしっかり出てくる。高齢者にありがちな、単語が出ずに「あれ」とか「あの」とか「何やったかいな、ほら、あのあれ…」など、ほとんど聞いたことがない。孫の僕から見てもすごいなぁ、と思う。
ただ、足腰が悪い。なるべく歩くのが良いんだけど、一度椅子に座ると立ち上がるのも一苦労。それでも今週初めから歩いて5分くらい(だから、おばあちゃんの脚では15分くらい?)の整骨院に通い始め、その帰りにスーパーに寄ってannへのお土産にラムネやらアイスやらを買ってきてくれる。先生も「手押し車なしで、杖で歩けるようにしましょう」と言ってくれたらしく、それが励みにもなっているのだろうし、ただ毎日少しでも出掛けること自体が良い気分転換になっているようだ。

そして、やっぱりannの存在も大きい。
父と母と祖母の3人暮らしの頃は、まぁ言ってみれば年寄り3人で特に代わり映えのしない生活だったのが、毎日お転婆に走り回る曾孫がくれる刺激はもの凄いだろうと思う。
annも昼夜構わずひぃばぁの部屋に入り浸り、立ったり座ったりが一苦労のひぃばぁに立ったり座ったりを要求する。悪いやつだ。
でも、一日椅子に座りっぱなしの生活に比べたら、どんなに楽しいだろう。活発に躍動する新米の生命が、頭と心の割に衰えている祖母の身体に良い作用として働きかけてくれれば。
まぁ、夜はさすがに疲れるようで、よく「annちゃん、もう寝る時間ちゃうか?」と言っている祖母だけど。そりゃ、疲れるからね、あのエネルギーを浴び通しでは。

annにはこの人生の大先輩から少しでも多くのことを学び、いつまでもひぃばぁを忘れない子でいてほしい。



どんどん増えていく、愛がたくさん編み込まれた手編みの服と共に。

暮らしのカタチ

2009-12-02 | family
両親と祖母と一緒に住み始めて約1か月。僕たちも親たちも、もうここに長くこうして暮らしているような気分になるほど落ち着いた生活ができている。本当に引っ越して良かった。
特に心配はしていなかったけれど、心配があるとすれば義理の親と暮らすことになるパートナーだったけれど、それもやっぱり問題なかった。核家族が進む中、こうやって親と暮らしていけるのは嬉しいし、パートナーの協力にもとても感謝している。



この間Yっちゃんやryuuが来てくれたときにも感じたけれど、友人たちがまず僕の親に挨拶してから2階に上がる。小学生の頃友達が家に遊びに来たときのことを思い出したりする。
「tellくん、あそぼー」って。
あれからとても長い時間が過ぎたけれど、家族や家の形は変わらないものなのだ。

でも、一番喜んでいるのはannかも知れないね。



祖父母と暮らすことで教わることも多いだろうし、犬や猫と接して優しい子に育ってほしいと願う。
特に、ひぃばぁととても仲良くしてる姿を見ると、本当に良かったと思う。脚が悪いひぃばぁは立ったり座ったりするのにも時間がかかる。それを不思議そうにじっと見つめるann。急かすことなく待っている。それを見て彼女がどう感じているのか分からないけれど、少なくとも子供にとってはとても貴重な経験だろうし、生活の中にある素晴らしい教育じゃないかな、と思う。

ぱっつり

2009-11-29 | family
最近ずっと予定のある週末が続いていたので、今日は午前中にカットに行っただけであとは家でのんびり。久しぶりにリアルタイムでテレビを観ながらの競馬も(まぁまぁ)楽しむ。

クリスマスツリーを出す。
annは手伝うとはしゃいでいたけれど、やっぱり実はあまり手伝う気はなかったらしい。
それでもツリーの飾り付けが完成すると「くりすます!」「ぴかぴか!」と嬉しそう。最近はサンタさんへのお願いも言ってるし、当たり前だけど年々反応が豊かになっていてこちらも楽しい気分になる。



その後。パートナーの思い付きで、annは生まれて初めて前髪を切った。ぱっつり。思えばあの禿げ親父みたいだった髪も随分伸びたもんだ。

どうかしら。


じーじやばーば、ひーばぁにも見せて大好評だったのが嬉しいらしく、何度も鏡を見ては嬉しそうに笑う。
女の子なんだなぁ。



それでテンションが上がったannは大はしゃぎ。部屋中を走り回り、布団に隠れて嬉しそう。



そして、なんとズボンを脱ぎ出し、お腹を出してママに迫る。テレビのボクシング
に触発されたのか…。そりゃ亀田も内藤もお腹出してるけど。
お、女の子…なので、写真はアップしません。かなりおかしな画だったけど。

一応これだけ。



カメラを構えるママに覆いかぶさるハイテンション娘。

銀杏並木

2009-11-28 | family
昼過ぎまで仕事のパートナーを迎えに、annと2人で恵比寿に向かう。annは車に乗るとすぐに眠ってしまった。家にいるとなかなか寝ないくせに、最近は車に乗ると寝る習慣がついているようで。
パートナーと合流して、少し買い物。やがてannが起きる。たっぷり寝たのでご機嫌。

神宮外苑で義妹とKと合流し、人と車で混雑する銀杏並木を歩く。結構東京には長くいるけれど、銀杏並木を歩くのは初めて。



歩き出すと人の量もそれほど気にはならず、黄色に染まった頭上と足元に見とれる。





Kは最初眠っていて、世話好きannは優しく彼女を撫でる。



8か月しか離れていないのに、随分とお姉さんの気分でいるのが笑える。

やがてKも起き、最近頻繁に会ってお互いの存在を認識し、仲良く遊べるようになったKとannは黄色に染まった地面の上ではしゃぐ。
ここでも何かお世話していたけれど…。



深い秋を感じさせる銀杏と早い日暮れ。なんとなく忙しない気分になりつつある、師走直前。



今年もあとわずか。

二の酉

2009-11-24 | family
帰宅して母が準備してくれている夕食を食べ、母とパートナーとannと4人で浅草は鷲神社へ。今年は二の酉。



同じく行っていた義母と義姉家族、義妹家族と少し合流する。annとKは再会を喜び合う。本当に仲良しになったみたいだ。
すでに熊手など購入していた彼らと分かれ、露店立ち並ぶ賑やかな雰囲気を味わいながら中へ。昨年買った熊手を処理してもらう。
酉の市はここ何年か毎年行っているんだけど、熊手を買ったのは昨年が初めて。もちろん今年も購入。昨年よりも少し良いのを、少々負けてもらい。



商売繁盛、家内安全。また一年、健やかな福をかき込めますように。

ちびっ子の系譜

2009-11-22 | family
義父が亡くなってから2年。今日は三回忌法要だった。
お寺に行って法要を受け、お墓に行って義父に挨拶。パートナー4姉妹家族も、親戚たちも集まって賑やかに昼食。

これまでは一つ上の義姉のところのちびっ子たちがはしゃいでいたけれど、どうやらその流れはannに移ってきたようで…。とにかく落ち着きなく走り回る。ま、嬉しいんだろうし、まだ言って分かる年でもないから仕方ないのかも知れないが。



annはパートナー家にとっては久しぶりの孫で、つまり従兄姉にとっても少し離れたちびっ子という立場。そこに今度は義妹の娘Kが生まれ、立場的に忙しくなってしまった。従兄姉さん達には甘え、Kにはお世話しなければならない。大変だ。

annとKは今日も2人仲良く遊んでいた。この間の秩父以来、どうやら本当に少しずつ仲良く遊ぶ術を覚えてきているのかも。



そんな姿は見ていて楽しいし、嬉しい。
従兄弟姉妹の中で少し離れたこのちびっ子2人が、どんな風に育っていくのか。ワクワクする。

親子ほどの年の差

2009-11-17 | family
今日は母の誕生日だった。先日の祖母の誕生日もそうだったけれど、一緒に住んでいると当日に皆でお祝いできるのがいい。

昨日の内に予約しておいたケーキを会社帰りに受け取り、ついでに小さな花束を買う。

一緒に住もうと呼んでおいて申し訳ない気もするんだけど、僕もパートナーもまだまだ頑張らなければならないので、平日の晩御飯は毎日母が準備してくれている。来春に保育園に入るまでの間はannの面倒も見てくれている。
もちろん、それだけじゃない。
これまでの人生すべて分、伝えきれないほどの感謝を込めてお祝い。

annに「ばーば、今日誕生日なんだって」と伝えると、ばーばに何か起こるとでも思ったのか突然泣き出す。



皆で宥めてばーばに抱っこしてもらって何とか落ち着いたけれど、まだ油断ならない表情。



この後じーじのおかしなあやし方に「おもしろい~!」と機嫌は治る。

皆で暮らす。思っていた以上に、幸せな気分に満ちる。

「おばあちゃん(僕の祖母=母の母)の年まであと23年しかないわ」という母に、父も僕も「23年もあるやん」と笑った。祖母と母の年齢差が23歳ということは、そのまんま親子ほどの年の差があるということなのに。
でも、過ぎ去ればあっという間なのかもしれないな。
生きていく日々に感謝して、大切な人たちと共に歩もう。

はしゃぎ過ぎ注意報

2009-11-15 | family
午後から同じ市内に住む、パートナーの長年の友人宅へ。
パートナーには高校時代からずっと仲良く続いている友人が3人いて、今では1人を除く3人が結婚していて、そのうち2人が子供もいる。それでも会えばいつもの調子。友情は年月に熟成され、きっと一生の友達となる。

美味しい料理をつつきながら、約1年前に結婚した2人の新婚旅行の写真をスライドショウで。
昼間からビールをぐいぐい煽りながら、ワイワイ楽しいひと時。

旦那衆3人は皆お酒が(結構)飲めるので、気分も良くなりそれぞれに話すし、子供たちも最初は警戒し合っていたのが、時間が経てばケタケタと笑いながら走り回っている。



たばこを吸うためベランダに出ると、観覧車の向こうに沈む夕陽。
肉眼では富士山のシルエットも見えた。



暖かい1日も、やっぱり夕方には風が冷たい。
はしゃぎ過ぎて眠ってしまったannを抱っこしておいとま。

昼寝もせずに走り回ったann。友人宅で眠ってしまったのが18時頃。このまま朝まで寝るほどでもないだろうし、でも夜一旦起きるとまた遅くまで起きてそうだ。
とか少し不安を募らせていると、22時頃にannが起き出す。しかも、まだ眠いのか疲れたのか(たぶんその両方なんだろうけど)とてもご機嫌斜め。

子供のリズムって難しいなぁ。
小さい身体に詰まってる体力はこちらが思っている以上なんだろうけど、やっぱりちゃんと睡眠とってリズム良く過ごさないとダメなんだろうし。でも、遊びにいって楽しい姿を見ていると仕方ないとも思うし。
まぁ、成長するに連れて生きること全体のリズムが出来てくるってことか。まだ2歳だしね。

やっほー!

2009-11-14 | family
義妹の夢は農園をやることなのだけれど、そのための念願の土地を結構前に購入していて、いよいよ来年の建築と開墾のために色々と動きが出始めた。
出来上がってからはもちろんお邪魔したいのだけれど、何もない状態の土地も見ておきたい。ということで日帰りで秩父まで。

雨が心配だったけれど往きの途中から止み、時折青空も望めるほどに。良かった。

着くとすでに義妹家族と義母とその連れのおじさんは到着していて、草刈りに精が出る。
話に聞いていたよりもずっと雄大な土地で、紅黄に染まった山々を望みながら昼食。



家を建てたり畑にしたりするのにどれくらい残すのか分からないけれど、敷地内には紅葉や銀杏や桜がたくさん。四季折々に素晴らしい景観を見せてくれるだろうと思う。



annは久しぶりに従妹のKに会えてご機嫌。



珍しく喧嘩することもなく、ずっと2人で何やらはしゃいでいた。



隣の敷地にはなぜか猪がいる。



annと近付いて、「いのししさん!」と声を掛けるも、もちろん警戒して寄って来てはくれない。ま、寄って来られても怖いけど。

結構山の上にまで登ったところにある土地なので、その景色は本当に素敵。もう少し天気が良かったらとも思ったけれど、それは今後の楽しみにして、山に向かって家族3人、「やっほー!」と声を張り上げる。





積年の夢が実現する土地。どういう風に形になっていくのか、とても楽しみ。

4th Anniversary

2009-11-12 | family
4度目の結婚記念日。5年や10年ならともかく、年数も中途半端なのでゆっくりお祝いという訳でもないけれど、annと3人、お互いに「ありがとう」と言い合う。



まだまだ4年、されど4年。これからも夫婦生活はまだまだ続く。
だから、「ありがとう」、「これからもよろしく」なのだ。

ダブルベッドを占領して眠る、この小さくて、日々輝きを増す宝物と一緒に。



親として、夫婦として、家族として。