Delightful Days

tell on BLOG - ささやかな日々のしずく

to my dearest

2007-06-29 | family
今週初めに海外出張から帰国したばかりで、また明日から2泊で大阪出張。めくるめく忙しい日々で、それでも、大切にしたい1日がある。

パートナーのバースデイ。

ありったけの感謝と祝福を。

悪人

2007-06-26 | book
出張中に、吉田修一『悪人』を読了。
彼の著作はほぼ読んでいて、なんとなく居心地の悪いその文体や、行間に滲み出る冷静な批評性は結構好みだったりする。
そして、この『悪人』。
いや、吃驚。まさに彼の最高傑作だと思う。
目線は常に作家のもので、それぞれの登場人物の情景が彼の目から見た姿で描かれる。もちろん心理描写は真に迫るものがあるし、これまでにあった著者独特の居心地の悪さはここには感じられない。堂々と、確信にさえ満ちた重厚な作品。
特に、クライマックスへと突き進む最後の章において、めまぐるしく、でも、どこかで連なる各人物の浮き上がらせ方は読み手をグイグイと惹きつけて離さない。しかも、冷静な著者の目線は振れることなく、だからこそ、読者の感情を揺さぶり、涙腺を緩ませる。

“「アンタ、大切な人はおるね?」……「その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人たい」”

“アンタも正しかことしなさいよ。アンタも、怖かやろ?でも逃げたら駄目。ちゃんと、正しかことばしなさいよ。ばあちゃんも、負けんとやけん。”

ここまで人間に真正面から切り込む吉田修一は初めてだ。
被害者の父。加害者の祖母。
「人間に潜む善と悪」なんて言うのは簡単だ。その「善と悪」すら、それぞれの人が持つ思いと歴史と関係によって変わるのだ。
著者が創り出す、哀しみに溢れた世界。それはやはり僕達が住むこの世界のことで、その中にあって、誰が、誰にとっての「悪人」なのか…。

これまで少し癖のある作家だっただけに自分は好きだったけれど人には薦めにくかったけれど、この『悪人』は自信を持って薦められる。
素晴らしい。オススメです。

牛肉最高

2007-06-25 | trip
タイ時間で6時起床。6時半にホテルを出発し、8時半の飛行機に乗る。往きが台湾経由だったので、帰りも台北でトランジット。
台湾時間で13時頃台北に到着し、14時20分発のフライトへ。
成田到着が日本時間で18時半。成田からスカイライナーで日暮里まで。
一日移動の日だった。どんだけGがかかったんだろう…。
日暮里駅まで迎えに来てくれたパートナーと、上野の焼き肉屋『板門店』へ。
タイや台湾だとシーフードがメイン(タイでは毎日エビ食ってたな)だし、肉も鶏や豚ばかり。やっぱり日本の牛は美味い!
とにかく、無事帰国。
ホッ。

Last Dancin' Night in Bangkok

2007-06-24 | trip
タイ出張最後の日。
昨夜は今回の仕事も無事終わったということで飲みに行き、ホテルに戻ったのが深夜1時。日本時間で3時…。戻った途端即寝。
今日は昼前から日本人エンジニアを連れてショッピング、そして昼食。
夕方ホテルに戻り、タイマッサージへ。やっぱり足は痛いけど、肩が気持ち良い。
夕食後、今夜の夜行便で日本に帰るエンジニアを見送って、社長と役員と飲みに。バンド演奏を聴きながら、踊る。最後のバンコクの夜。
深夜0時、ホテルに戻る。明日は6時起き。起きれるかなぁ…。
とにかく今回の出張も無事終了。日本に帰ったら、爪を切りたいです。

一段落

2007-06-22 | trip
輸出した機械を据え付けるための、Prachinburiの工場での仕事も今日で一段落。明日の午前中に再度試運転をしてミーティングをして、夕方バンコクのホテルにチェックインするようにこちらを出発する。
毎度のことながら機械の据え付け&試運転は神経も使うし、工場内はだいたい暑いし、もうクタクタ。明日の午前中まではまだ気を抜けないとはいえ、今日でホントに一息ついた。疲れた…。

台湾から入った久しぶりの長めの出張もようやく帰国日が見えた。日曜日はたぶん日本のエンジニアを観光に連れていかないといけないだろうけど、まぁ、それは半分休みだし。
ただ、宝塚記念なんだよなぁ……。

真上の太陽

2007-06-19 | trip
昨日一日バンコクで仕事をして、昨晩からPrachinburiの工場へ。
バンコクから車で2時間ほどのここはまさに田舎で、ホテルの周りにも少しお店が集まった集落のようなものがあるだけ。仕事を終えて食事をしてホテルに戻って21時。さて…。
Prachinburiの夜は早い。

工場の敷地内から見上げる空には大陸の雲が浮かび、遠くに見える黒い雨雲が近づくと風が吹き、スコールのような雨が打ちつける。
晴れた空の頭の真上に太陽があり、影は真下に佇む。

それにしても、暑い…

タイマッサージ

2007-06-17 | trip
昼過ぎの便で台北をあとにし、バンコクの時間で16時に到着。タクシーでホテルに向かい、チェックインして荷物を整理してから、タイマッサージへ。
久しぶりのタイマッサージ。正直、最初の頃は痛いだけだったが、前回(2年くらい前か)やってもらったときは少し気持ち良く感じた。
そして、今日。足のマッサージがメインなので、足はいい加減最後の方は痛くなってくるけれど、腰、背中、肩はすごく気持ち良かった。
これはどういうこと?
5~6年前とは僕の身体が違うということか…。
「肩、特に左肩が凝ってるね」みたいなこと(たぶん)をタイ語で言われ、そこを重点的に押してくれた。
痛いけれど、すごく気持ち良い!

飛行機から空港に降り立った途端じわっと汗が染み出るくらい、タイは暑い。
明日からまだ1週間強。頑張らねば。

そういや今日は日曜日か。競馬も、本当は行く予定だった米朝一門会も、どうだったんだろうなぁ…。

台北市場調査

2007-06-16 | trip
少しゆっくりめに起きて、11時に迎えにきてくれたこちらのスタッフに連れられて台北市内を市場調査でグルグル巡る。
今回のプレゼンは、日本茶や和菓子のカフェを台湾で展開できないか、という提案。なので今日は、現状の台湾での日本茶市場、和菓子のイメージを調べるのが目的。
今回勉強して改めて感じたのが、日本人の味に対する繊細さ。同じ日本茶でも茶葉によって淹れる温度が変わり、抽出時間ももちろん違う。
独特の苦味と旨み、甘みの繊細なハーモニーが、やっぱり海外にはちゃんと伝わっていないし、それを理解してもらう難しさも感じる。
でも、だからこそ今がチャンスかも知れない。日本茶と和菓子の素晴らしさがまだ伝わっていないということは、これからそこをアピールできるということ。
今回は台湾サイドに協力してくれる会社もあるし、ある種のチャレンジ的な仕事なので、結果的に「やっぱり日本人にしか分からない部分なのか」となるか、親日国家である台湾人にとっても「まだまだ知らない日本の美味しさがあったのか」と取ってくれるか。
その分かれ道の見極めが大事だね。

プレゼン

2007-06-15 | trip
午前中、客先とミーティング。
そして、午後から別の客先相手にいよいよプレゼンテーション。
シェラトンの最上階のミーティングルームで、日本で苦労して準備してきた資料とサンプルを提示しながらの説明。
時間が足りなくなって最後の方は少し慌しくなってしまったけれど、まぁ、なんとか。うん。
夜はやっぱりディナーでカンペイ&二次会。
深夜1時にホテルに戻り、台湾での仕事の山場を越えた安心感と酔いに包まれながら、やっぱり即寝。

frog

2007-06-14 | trip
今日から海外出張。台湾に3泊して、日曜日にタイに移動。タイでは約1週間いて、帰国予定は25日。まぁ、それも仕事の進み具合によって流動的ではあるけれど…。
昼過ぎに空港に着き、韓国から来る社長、タイから来る役員の人と合流して、夕方ホテルにチェックイン。今日は少し休んでこちらの取引先とディナーへ行く。
連れてこられたレストランの名前を見て驚く。その名も『frog』!なんでやねん!?最近ホントに蛙に縁がありすぎ…。
とはいえ蛙専門店といった感じではなく、美味しい中華料理を堪能できた。まぁ、蛙肉は出てきたけど。こちらのスタッフに「Is this frog?(これ、蛙?)」と聞いたら、「No,some part of chicken(いえ、鶏肉のどこかです)」と言われて食べたら蛙でしたけど……。
それにやっぱりこちらの人の飲み方はすごい。ウィスキーをストレートでショットグラスに入れて、10分置きくらいに「カンペ~イ!」と声をかけられ、その度にそれを一息で飲み干す。カンペイを言われる以外はひたすらお茶を飲んでました。じゃないとついていけない。
ま、こんな感じで始まった出張。明日は台湾での山場、プレゼンテーションがある。なのに、酔っ払って、ホテルに帰って即寝。