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Delightful Days

tell on BLOG - ささやかな日々のしずく

Mahalo

2010-05-01 | stage
パートナーの友人は母娘でフラダンスをやっていて以前市民祭りなどで一度観たことがあるんだけど、今日は通っている教室の合同チャリティステージということで観に行く。立派な会場、大きなホール。
1人の先生がいくつかの教室を持っていて、それらの合同発表会なのでなんと全部の出演者は188人!お姉さんお母さんからおばさん、もちろん小さな子供たちまで多彩なフラダンサーたち。
フラダンスをこうやってちゃんと観るのは初めてだったんだけど、他の表現に比べて圧倒的に温和な笑顔に溢れたステージで、観ている方もほんわか幸せ気分になる。
そんなほんわか気分で観ていたら2部の最後の方ではどんどん気持ちが高揚し、最後の曲『世界中のこどもたち』ではパートナーと2人涙腺決壊。ステージ上に収まり切らない出演陣全員が客席通路にまで登場し、手を繋いで子供たちの笑顔を願うこの歌。めっちゃ良い曲。そうだ。世界中の子供たちが全員笑っていられる、歌っていられる。それ以上の世界があるだろうか。
これまでこのステージに向けて趣味ながら努力を続けてきた証の涙が先生やフラダンサーたちの頬を伝い、世界の子供たちの笑顔を願う。感動的なフィナーレ。
そよ風が梢を揺らす。真っ赤な太陽が空と海を茜色に染め、群青の空には真っ白な月が浮かぶ。さざ波の音色が心地良い海からは人魚がそっと誘惑する。そんな光景がはっきりと浮かんでくる、フラの曲群と笑顔のダンサー。あぁ、ハワイに行きたい。

終わったあとは今日の主役たちに労いと感謝の言葉を。annは(途中少し眠ってしまったけど)すっかり憧れの的となったK姉さんと一緒に写真を撮ってもらう。



いやぁ、思っていた以上に良かったなぁ、フラ。

帰宅してからもannはフラダンスを真似て踊る。手つきがピンとし過ぎて、なんだかむしろ力士の土俵入りみたいだったけど。

Bob Dylan Live@Zepp Tokyo

2010-03-21 | stage
inkknotの写真展のあと再び父母と合流し、お台場ヴィーナスフォートへ。新しくできたアウトレットのフロアを物色し、頃会いを見計らって僕だけZepp東京へ。待ちに待ちまくったボブ・ディランの来日公演。



16時の開場からすでに行列、オールスタンディングのため整理券順に入場が始まっている。僕は残念ながらAブロックの右後方、BRブロック。入ったときにはAブロックとの境目の手摺り付近はすでに陣取りされていて、2列目辺りに居座る。
17時の開演予定を10分足らず過ぎたころに暗転。いつもの彼を紹介するアナウンスが流れ、興奮は一気にマックス。あぁ、来た。出てきた!

1曲目の『Watching The River Flow』から『Don't Think Twice, It's All Right』に入った辺りで涙腺は決壊。約10年振りに目の前に現れた御大の姿に感激が抑えられない。
ただ今回のライヴはそんな感傷的な気分に浸っていられないほど現役バリバリの素晴らしい演奏。エモーショナルに訴えるよりむしろ音楽の力で全身をフィジカルに圧倒する。すでに伝説となっている数々の作品が持つ力を「現在」に鳴らす。その巨大な「音楽」に打たれ、浸り、全身を覆われる。
すでに68歳となるディランは元気そうで、機嫌も良さそうで、それがまた嬉しい。
キーボードを弾きながら歌う。スタンドマイクに向かって歌う(ギターを持たずに)。そんな姿すら新鮮で、いつまでも新しい姿を聴衆に提示し、先を進む彼の姿勢がよく表れたステージだった。
今回の日本公演は全部で14公演、今夜がその8公演目で、各日のセットリストも大きく異なっている(だから全公演行くって人の多いこと!)。大阪、名古屋でのセットリストを見ていて「Desolation Row」や「Girl From The North Country」なんかを期待していたんだけど今夜は演らず。ただ、「Mr. Tambourine Man」を聴けたことに悶絶。

2時間の公演が終わる。怒涛の音楽の波の中で、ひたすらにこれが続くことを願い、終わりなど来ないことを祈っていたのに、やっぱりあっという間に終わってしまった。
途端に立ちっぱなしの脚に痛みを感じる。でもまだ心はドキドキ脈打っている。



間違いなく今年の僕のハイライトとなるイベントが、もう終わってしまった。
未だ高鳴る興奮と少しばかりの脱力感を背負って、痛い脚を引き摺りながら家に帰る。

あぁ、次会えるのはいつかなぁ…。

Candle Night

2009-12-19 | stage
annはまだお腹の中にいるころに生マスピを聴いているんだけど、それ以来聴いていない。いつかは一緒に行ければと思っていたので、先月の六本木でのマスピライヴでキャンドルナイトのイベントを聞いたのは朗報だった。
六本木のイベントも仕掛けたCanaさんの主宰で、エコをテーマに子供たちも一緒に音楽でクリスマスを楽しもうというコンセプト。会場にはキャンドルホルダー作りや松ぼっくりツリー作りのコーナーもある。
イベント自体は15時からで、マスピの出番が18時から。17時には着くつもりで向かうも渋滞で到着が18時前。マスピの出番ギリギリで滑り込む。
演奏は4曲。お腹の中で響いていたはずの『アイアルセカイ』はMint Julepを率いてのヴァージョンで、柔らかくも温かいその音色は、今のannにどう伝わっただろう。



椅子に座って(時折大きめの声は出してしまったけれど)結構熱心にmasterpeaceを聴くann。曲間には拍手もしていた。



でもやっぱり4曲くらいがちょうど良かったみたいで…。
マスピが終わるや、絵本やお絵描き帳が置かれたお遊びコーナーに入り浸って大はしゃぎ。今夜は他にも子供たちがいたので(annが一番うるさかった気もするが)まだ助かったけれど、やっぱりまだまだライヴには早いなぁとも感じる。

マスピ以外に楽しみにしていたMint Julepも聴けたし、マスピの新曲『時はめぐりて』は彼の新しい定番となる予感もする素敵な曲だったし、キャンドルの灯りに照らされた手作りの温かい夜をたっぷり堪能する。

Cana's RADIO CAFE vol.1

2009-11-21 | stage
日に日に寒くなっていく晩秋の三連休、初日。昼過ぎに友人Yっちゃんが2人の愛娘を連れてやってきた。こっちに引っ越してきてからは初めて。
丁寧に僕の親にまで挨拶してくれて、2階で昼間からビールを飲みながらランチ。annはリスペクトするN姉の動きを今日も真似し、一つ下のRにはお姉さんぶってお世話に忙しい。

天気も良く、お外でダッシュ。



ann姉さんはグルグルちゃんをRに紹介する。「annちゃんがついてるから。大丈夫だから。ね。」



女の子3人とはいえ集まるとやっぱり部屋は散らかり放題。annはミニーの耳をつけても談志師匠みたいになる。



それでも仲良くやってました。



夕方から僕だけお出掛け。
なんとなく久しぶりな気分で、masterpeaceのライヴのため六本木へ。

今夜はマスピのミュージシャン友であるCanaさんのイベント『Cana's RADIO CAFE vol.1』への出演。マスピやCanaさん含め4人のミュージシャンが、六本木の夜を2ステージで彩る。
それぞれが個性溢れる音楽を奏で、とても素敵な夜だった。masterpeaceは1部では少し不調な感じもしたけれど、2部ではさすがの巻き返し。特に後半3曲は素晴らしいステージだった。



ところで、今夜の主宰のCanaさんはまだとても若いのだけれど、来月にも別のイベントを仕掛けていたりと積極的。そして、自らエレベーターの前でお客さんを迎え入れ、ライヴ後にもまた自らエレベーターの前でお客さんを送り出す。そういう姿勢って、すごく大事なことだと思う。もちろん自身の音楽もステキで、声もキレイ。つっちー曰く、目玉が丸くて美しい。彼女の意欲が伝わってくる、気持ちの良い夜だった。
来月のイベント『Candle Night』はキャンドルホルダーや松ぼっくりツリーが作れたりお絵描きコーナーがあったりと、子供も一緒に楽しめるものだそうだ。マスピも出るし、annと一緒に行こうと思う。

きれいな一歩

2009-10-10 | stage
昨日は仕事に行って帰宅してみると、パートナーの頑張りで随分片付いた家に吃驚。義母のお陰で草むしりが進んだ庭にも吃驚。本当にありがたい。僕もテレビを(とりあえずアナログに)繋ぎ、本棚を組み立て。

今日は午後から出掛ける予定に以前からなっていたので、午前中本棚に少し本を詰めて昼前に家を出る。
吉祥寺でマスピ土田くんと待ち合わせして、そのまま友人のダンサーが出演するステージを観るため吉祥寺シアターへ。



『きれいな一歩』と題されたダンスは3部作の最終章で、四角い日々から大きな壁を探す旅に出、その壁を飛び越えるストーリー仕立てのもの。
ただ、こういったダンス公演をまだそれほど観ていないこともあり、やっぱりフィジカルのみで表現されるストーリーをすべて理解できたとは到底言えず。それでもこの特殊でいて究極の表現である「ダンス」は、観れば観るほど繊細で深く、心躍らさせる。
ダンスも結構激しく速いものが多く、友人Rちゃんの華麗でかっこいい踊りに釘付け。

引越の片付けがまだ終わっていないので終演後はすぐに会場を後にし、つっちーお勧めのカレー屋(美味!)で遅い昼食を摂る。つらつらと最近のマスピの話など聞き、吉祥寺駅で土田くんとバイバイ、そのまま中野の桃園文庫へ。

以前お願いしていた、mya-myaさんのイラストひらがなの「あ」と「ん」(と姪っ子の名前)が一文字ずつプレートになったものが届いたというので取りに行く。少しコーヒーでもと思って座っただけのはずが、思いがけず長居してしまい、夕食前に帰宅。

帰宅後、今夜も本の整理。それにしても本が多い…。

faraway music

2009-08-27 | stage
仕事を終えて荻窪へ。予定よりも少し早目に着いたので駅前のラーメン屋で一人腹ごしらえをしていると、ryuuから電話。ラーメンを食べ終えて、ryuuと3カ月振りに会う。
久しぶりの対面の瞬間こそ「あぁ、久しぶり~!」となったけれど、その後はもうあっという間に以前のまんま。以前と同じ空気、距離感、リズム…。それはなんだか拍子抜けするほどだったけれど、だからこそ…なのだと思う。

黒田百合ちゃんとも合流して、少し急ぎ足で荻窪velvet sunへ。

先月ワンマンライヴを大好評の内に終えたmasterpeaceの約1カ月振りのライヴ。
ワンマンの直後だからか、今夜は人の入りが今一つ。だからか、土田くんの進行も少々急き気味だったような気もするけれど、今夜も素敵なマスピの音をゆったりと楽しむ。



当初はサポートなしの弾き語りの予定が、パーカッションのユキさんが急遽参加できることになり、やっぱり彼女のパーカスが入ると音の奥行きがぐっと深まり、世界が引き締まる。『eversky on my mind』のリズムなんてとても良かった。

masterpeaceの楽曲には、基本的には切なさ/儚さと、そんな中にでも希望を垣間見る絶妙のバランスがあるんだな、とか再認識。つまり、寂しいことや辛いことはたくさんあるけれど、そんな中にもある一筋の光と穏やかな温もりを見つめて歩いていこうよ、とマスピは歌うのだ。
ワンマンのときも感じたんだけど、だから『faraway music』のような楽曲は弾き語りでその瞬間の土田くんの感情が赴くままの強弱/出し入れで演奏されると、とてもグッとくる。これは断然ライヴが素晴らしい曲だと思う。

本日2組目の演奏を聞いて、皆で荻窪駅前で晩御飯。ライブ前にラーメンを食べていた僕はビールと冷や奴とソラマメ。
ライヴの反省会的内容とは程遠い会話で盛り上がり、終電で帰路につく。
久しぶりのこのメンバーでの食事。やっぱりしっくりと馴染むし、時間は全然足りない。

Life is Party !

2009-07-29 | stage
今夜はmasterpeaceのワンマンライヴだというのに仕事が一向に終わらず、焦り逸る気持ちを冷静に抑えつつ19時過ぎまで残業。職場から荻窪velvet sunまでは軽く1時間以上はかかる。ライヴ開始は20時なので完全に間に合わないのだけれど、ベタベタの熱帯夜の中を駅まで走る。荻窪駅からも走る。
velvet sun到着が20時20分頃。すでに3曲が終わっていて、なんとか4曲目『summer's the sun philosophy』の出だしに滑り込む。あぁ…。



『summer's the…』に続きレゲエ調の新曲と夏らしい曲が続き、空を見上げ、夜を歩く。
そして、ピアノ弾き語りで紡ぐ『faraway music』と予約時のリクエストから厳選された渡辺美里の『Lovin' You』。
まさしくこの2曲は前半のハイライトだった。
音楽がここではないどこかへと連れて行ってくれる魔法なのだとしたら、慈しむように歌う『faraway music』(こんなに良い曲だったのかと再認識)で僕は楽曲の持つ世界にストンと引きずり込まれたし、『Lovin' You』では学生時代の記憶の中に飛ばされた。

MCも冷静で(曲順間違えたりもしてたけど)、ワンマンで演るということを身体全体、心全体で味わうように、刻み込むように語り奏でるマスピの言葉と歌と表情が、とても印象深かった。

『ミキノネ』を久し振りにライヴで聴け、『spiraldays』から『DAYS』へと連なるクライマックスで、ふいに土田くんとの出会いからこれまでの日々が想い出され感無量になる。
アンコールは『アイアルセカイ』と『Rising in the blue』。客席後方には、同じ時間を共有してきて、今夜はここに来られなかったryuuからの贈り物。本当に、なんだか泣きそうになってしまったのだ。



グランドピアノがあって、赤いnord stageのキーボードがあった。マスピライヴにはもはや欠かせない存在となったオクノ君のギター、楽曲に彩りと奥行きと深みを与えてくれるユキさんのパーカス、そしてMC的にも音楽的にもマスピをしっかりとサポートするkotoeちゃんのフルート。彼だけのために集まった満員のお客さん、素晴らしい環境を与えてくれるvelvet sun。音楽、ステージ、仲間、MC、コーヒー、タンブラー、ブルースハープ、小笠原、そして親友からの花束。
今の時点でのmasterpeaceの世界が、すべてここにあった。素晴らしい夜だった。

でも、まだまだ行くのだ。

続いていく日々を
轍を踏みしめ
探していく
求めていく
こころよ あるがまま



OK

真夏の夜の今昔怪奇譚

2009-07-24 | stage
仕事を終えて、雨で濡れた道に転ばないように細心の注意を払って急ぎ、友人のナレーター広瀬未来さんが怪談を語る、『語座ミニ公園文月会~真夏の夜の今昔怪奇譚~』へ。



現代の、隣人に起こるような身近な怖い話を3人交替で語る第一部。休憩を挿んで第二部は『今昔物語』から、女の執念・情念を中心にした話。これを解説付きで語るという趣向なんだけど、この解説も『怪談の科学 パート2』という本の語りになっているという凝ったもの。実はこの『怪談の科学 パート2』、なんか見覚えがあるなぁと思ったら、大学時代の心理学の授業で読まされたものだった。読まされたとはいえ、なかなか面白く読んだ記憶がある。

今回は4人という少人数での語りで、語る話もそれぞれ短いもの。怪談というテーマもあって、短い時間で客席を話の世界に惹きずり込む語りは、やっぱりすごい。ぐぐっと、話を放出して客席ごと包み込むんだもんなぁ。

実はホラーやお化けや幽霊や怖い話は苦手なのだけれど、今回選ばれたものは怖がらせるだけというよりも、程よい余韻を与えたり、和風情緒を感じさせてくれるものだったから、語りの世界に引きずり込まれても身の毛もよだつこともなく良かった。

会場はフランク・ロイド・ライト設計の重要文化財自由学園明日館。これがなかなか素敵な西洋館なので、早めについて是非写真を撮ろうと思って行ったのに、雨だし夜だし、何よりカメラ忘れるし…。残念。
でも、とても素敵な建物でした。



携帯の写真じゃ雰囲気伝わりにくいよなぁ…。

とにかく、真夏の夜の怪談を聴くにも良い雰囲気だった。和風の館もいいんじゃないかとかフト思ったりもしたけれど、それだと怖過ぎるかも知れないし。

ピアノとチェロの夜

2009-06-19 | stage
仕事を終えて荻窪まで。
今夜のマスピの出番は21時過ぎかららしいし、せっかく荻窪まで来たので春木屋で昔ながらのラーメンを。どこか懐かしいような、でもやっぱりしっかりとした味の麺とスープが絶妙。

20時半頃、すでにマスピの本拠地となりつつあるvelvet sunに到着。店内はあまり混んでおらず。この日は3組のミュージシャンの、マスピはトリ。各ミュージシャンのお客さんの数を数えるメモをチラ見してみるとほとんどがマスピのお客さんのようで。

今夜は、僕も久しぶりに聴く土田くんのピアノ弾き語りスタイル。弾き語りでこそ表現される、緩急強弱自在なmasterpeace。そのピアノはいつも以上に自由にうねり、声の調子も上々な土田くんの歌声は、時に優しく、時に力強く響き渡る。
そうだなぁ、これこそ弾き語りの醍醐味。その場その時の空気、自分の心持ちで、自由に楽曲が奏でられる。それはバンド編成のリハーサルを繰り返されたものとも、レコードとも違う、まさに“LIVE”な音楽だ。

最後から3曲目で、ゲストミュージシャンであるチェロの宮田まゆみさんが招き入れられる。
チェロは何気に好きな楽器だけれど、実際カザルスやゴーシュ(?)くらいしか知らないし。ただ、今夜のmasterpeaceの音楽を彩るチェロの音色は、思っていた以上に心に沁み入った。



チェロが加わって2曲目が、『spiral days』。
『spiral days』は、切なく儚いものごとを力強く鳴らすことによって、儚さと希望が同居する希有の名曲だと思っている。そして、今夜のチェロの旋律はその儚さを強調するけれど、同時にあの印象的なリフを奏でることにより、力強さも醸し出す。まさに、『spiral days』にぴったりの楽器。

今夜のマスピはMCも素敵で、何と言うか、このハコでの自分の立場とか、今乗っている充実感が伝わってきて、余裕すら感じさせてくれるステージだった。
これは、来月のワンマンがとても楽しみだ。

ライヴ後、友人のダンサーと土田くんと少し談笑して帰路へ。それにしてもやっぱり荻窪は遠い。ウチからだと23区の端から端という感じ。
それでも行って良かった。最近仕事で感じる緊張感や、annの病状に対する心配から、ふわっと肩の力を抜いてくれる。そんな素敵な夜でした。

東をどり

2009-05-31 | stage
今日は朝からお出かけ。バスと電車を乗り継いで。



昼前に東京ドームホテルに到着し、義妹家族と中華のバイキングで昼食。
本当は個室もあって赤ちゃんと一緒に楽しめるレストランに行こうと言っていたんだけれど、あいにく今日は団体さんの予約が入っていていっぱい。まぁ、今日の中華も美味。
食後、雨が降ったり止んだりと不安定な天気なので、ラクーアのショッピングモールをぶらぶら。
annはKのお世話に奔走する。


ショッピングモールと隣接しているのが遊園地。
東京ディズニーランド以外の遊園地に行ったことがないannは興味津々にのぞき込んで目を輝かせる。


雨が止んだタイミングで、メリーゴーランドに乗る。
僕自身めちゃめちゃ久し振り。
annは当然初めて。


大人の僕でも動き出した瞬間は「うわぁ~」っと夢見心地になれたのだから、annにとってはどれだけ楽しかったことかと。
写真を撮るママに手を振り、乗っているパンダを指差して「パン、パン」と言いながらはしゃぐ。降りたあとは「もう一回」のポーズをする。
やっぱり良いなぁ、遊園地。今度はもっとゆっくり、annと行きたいな。

土砂降りになってきたので義弟の車で新橋演舞場まで送ってもらう。彼らとはそこでお別れ。演舞場前で母と会う。

パートナーの叔母から今日の『東をどり』のチケットを3枚もらったので、母を誘ってその観劇。叔母が小さい子供も大丈夫だと言っていたのでannも一緒。



東をどりは新橋花柳界の芸者さんたちが、その技芸を一般にお披露目する場。もともと新橋演舞場自体がそういう目的のために造られたらしい。
三味線にお囃子、鼓の音は穏やかに心に響き、美しい舞に見惚れる。

ばーこ(義母)が普段から扇子を持ってannに「あず~ま~をどり~はぁ~」と歌って踊っているおかげで、annも興味深そうに見つめていたが、ふとした瞬間に僕に向かって「パパぁ~」と言っただけで係のお姉さんに連れ出すように言われる。
騒いだわけでもなく、大人しく観てたのにな。周りのお客さんだって笑顔だったのに。

とロビーのイスでふてくされる。


ま、仕方ないか。

帰りは地下鉄で。
一人前に吊革を掴みたがるので抱っこする腕が痛い。


盛りだくさんの一日。
夜はシャンプーをしている最中から眠ってしまったann。もちろん、風呂上がりに即寝。
初めてのことがたくさんあって、楽しくって、疲れたもんね。