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さて、「片思いファイター」は「電話を取りたくない日」、「できもの」、「あしのけ」に続く、胸キュン・ソング。ノマアキコはバラエティーに富んだ詞を書く人で、ダーク、かつシュールな「とかげ3号」や「文具」、4畳半的な「考え事」、ユーモラスでちょっとハッピーな「かみなりが鳴ってたくさん雨が降る夜 」、そしてこの一連の胸キュン系まで。どれをとってみても、彼女独特の「ちょっとひねくれた」センスが光りますね。
宙ぶらりんな恋 落っこちてきそう…
天井に張り付いた溜息は数知れず はぁ…
人を好きになってからの夜は長くて切なくて魔物みたい
よからぬ気配漂う うっかりしていると
季節は行ってしまう 足跡も残さずに
中島優実による曲の方はA、A"、B、C、A"、B"、C、Cという、1番も2番もなく、最後まで一気に突っ走る構成、ゆったりした出だし(アッコのちょっとファンキーなベースがいい)から重厚なサウンド爆発のCメロへの展開が、これはお決まり。「眠れない 片思いファイター」なんてエンディングはFREENOTEの名曲「終電マスター」の「僕らは終電マスター、泣き虫終電マスター」を、ふと思い出させるメロディーライン。
ゴーゴーの本当の凄さは3ピースとは思えない重厚なサウンド、しかもスタ録だから出来るんでしょとは絶対言わせない、それがライブでの全曲演奏というポリシーに現われています。「片思いファイター」のc/w「あしのけ」は新曲でさえなく、アルバム「569」からで、しかも「すごろくツアー」でのライブ演奏から。これがまた凄い。管理人はスタ録を上回っているとさえ思います。
ライブ演奏が入念にセッティングされたスタ録を上回ることさえある、 過去にライブ・アルバムを2枚出しているだけのことはあります。