てぶくろのだらだらブログ

ゲームやサッカーや競馬なんかのことをツラツラと書いていきます。

神様のパズル

2007-05-12 22:11:55 | 
「宇宙の作り方」を大学のゼミの研究テーマにしてしまうという、ぶっちゃけありえないテーマの小説です。

既に存在しているモノならば、作れないことはないだろうという考え方の基、宇宙を作るための研究をするのですが、どうにも主人公が理系らしからぬキャラクターなんですよね。というよりも、理学部に在籍していることが間違っているかのごとき理系素人でして。まあ、読者に対する説明をするための設定とすれば、一読者としては説明が分かりやすくて助かりましたが。

それと、「宇宙の作り方」というと難しそうに感じますが、実際は高校生と大学生の成長および目的探しのSF風味っていう感じでしたね。表紙からして堅苦しいものとはかけ離れてますから。

この作者の二作目にあたる「メシアの処方箋」の文庫版が、ちょうど来週に発売されるようなのでそれも読んでみたいと思います。