正直な気持ちを伝えてみよう~true to the haert

家族のこと・・・そして世界平和のことも。
すべての人の幸せを願って・・・

カウントされない命を想う

2006-06-28 10:42:08 | 平和や人権のこと
ガザが大変なことになっているみたいですね・・・。

パレスチナの武装勢力がイスラエル側にトンネルを掘って侵入し、銃撃戦になりイスラエル兵士二人とパレスチナ側武装勢力の三人が死亡した際に一人のイスラエル兵士がパレスチナ側の武装勢力に拉致されたことが原因で緊張が高まり・・・ついに日本時間の今朝8時30分頃にガザのラファへ戦車で侵攻し二箇所に拠点を作ったと伝えられています。

ついさっき見た日テレ系のニュースでは拉致されたイスラエル兵士の写真が大きく名前付きで紹介されていました・・・・これはこれで、この事実だけを見ればなにも異論はない・・・私はね。
でも、どうしてこういつもイスラエル側の命だけが大騒ぎされるの??

去年のガザ撤退以降だけを見たってたくさんの非武装のパレスチナ人が殺されつづけているし何千発もの爆弾を落としてきたことを無視してまるで撤退以降初めての武力行使のような言い方、しかも拉致が原因でしかたなく侵攻したというような報道の仕方には怒りを通り越して呆れてしまい・・・悲しく笑うしかなかった私。

この侵攻でもしかしたらまたたくさんのパレスチナ人の「カウントされない命」が失われていくかもしれないな・・・。

と思うととても悲しい気持ちになります


しかもラファといえばこのブログにブックマークしているサイトRafah Today
のムハンマド君の住んでいる街だ・・・
その彼が今回の事態について「今ここはまさに地獄だ」と伝えています・・・
どうか彼がこの危機を無事に生き延びられますように・・・・
もちろん彼の家族や友人も・・・
そしてすべてのパレスチナの人々も・・・














ちょっとおかしくないか?

2006-06-21 19:40:27 | 平和や人権のこと
突然出てきた「自衛隊のイラク撤退」のニュース。

へ~とうとう撤退するんだぁ・・・と思ったけれど。

なんと、サマワでの復興支援は撤退するけれど、米軍のための物資輸送支援はそのまま続ける・・・どころか拡大するそうだ。

要するに、イラクの人々への支援はやめますが米軍のイラク占領のお手伝いはこれまで以上にがんばりますよ♪

・・・という事じゃん



「生きる」ということ

2006-06-20 20:39:43 | 平和や人権のこと
今日は新しいカテゴリーを作りました。

これまで読んだいろいろな本。

新しい発見があったり感動したり・・・とてもたくさんんのことを学ぶことができたと思います。

その中でもとくに最近強く印象に残っている二冊の本があります。

「誓い~チェチェンの戦火を生きたひとりの医師の物語」ハッサン・バイエフ(著)

「囚われのチベットの少女」フィリップブルサール(著)

どちらも平和な社会で何不自由なく人生を送ってきた私には想像すらできないくらいの物凄い恐怖と弾圧と暴力と差別に遭いながらも愛と優しさを捨てずに自らの信念の正しさを信じ続けてそしてまた貫き通したすばらしいかたたちの半生を綴ったものです。

どちらも置かれた境遇も立場も違うけれど、どんな恐怖や脅しにも屈せずに自分が正しいと信じた道を生き続けたところはとてもよく似ていると思います。

どちらも、どんなに卑劣な暴力に晒されても決して自らは武器を持たず手を挙げることもなく「非暴力」を貫き通したことはとてもすばらしいし尊敬に値することだと思います。

どうしてそんなに強くなれるのか?
彼らの強さを想うと涙が出てきます・・・。


いつか「私の本棚」にきちんとまとめてみたいと思います。



どちらもとてもお勧めの一冊です。

私の本棚

2006-06-20 20:10:31 | 私の本棚
これまで様々な本を読んできました。

今までに読んだ本これから読む本、感想文を書くのは苦手だけれど少しずつでも記録として残しておきたい思います。


「死刑」について考える

2006-06-19 19:32:51 | 平和や人権のこと
明日の午後三時にあの「光市母娘強姦殺人事件」の最高裁での判決が出る。

被害者の夫でもあり父でもある本村さんは事件直後から様々なマスコミを通じてご自分の想いや意見や主張を発言し続けてきました。

彼の言葉から発せられるご自身や殺された奥様やお子様が受けた被害の惨さや無念さや悔しさは痛いほど私の心に伝わってきました。
そのすべてに私は共感するし彼が「死刑」を望む気持ちは被害者として正当なものだと思うしそう望んで当然だと思うのです。
私も一時は「死刑」になって当然だ、「死刑」しかないと思っていました。

でも・・・いざ本当に「死刑」の可能性が大きくなってくると・・・
どうしてか私の心はすっきりしなくなってしまってきているのです。

犯人の犯した行為はまったく酷いもので決して許されるものではないしその二年後に拘置所から友人に宛てた手紙の内容などを見ても反省の気持ちなどはまったくなくそれどころかさらに被害者の人権や尊厳を踏みにじるような考えには怒りを通り越して反吐が出る・・・くらい卑劣な人間ではあるけれど。

果たして本当に人が人の命の是非を決めていいのか??

どれだけ卑劣で残忍な鬼畜のような人間だとしてもやはり人は人なのではないか?

本当に本村さんは被告の「死刑」を心から望んでいるのだろうか?

彼の誠実な人柄や亡き奥様やお子様への愛情の深さはマスコミを通して見るしかない私にも十分に伝わってきているし・・・そんなお人柄だからこそ本当に「死刑」を望んでいるの?もし望みどおりに「死刑」が求刑されて何年後かに執行されたら・・・本当に彼の心が休まるのだろうか?
と疑問が次々に湧いてきて・・・・

でも被告があと数年で社会に戻ってくるようなことがあって・・・もしかしてまた同じような罪を犯して誰かが命を奪われたり心や体に取り返しのつかない傷を負わされるようなことが起こってしまったら・・・?


どうして日本には「終身刑」という刑罰がないのだろう・・・?

運がよければ7、8年で社会に戻ってこられる無期懲役の次が死刑だなんておかしい。
幅がありすぎる。

おかしい、おかしい、おかしい・・・