正直な気持ちを伝えてみよう~true to the haert

家族のこと・・・そして世界平和のことも。
すべての人の幸せを願って・・・

ケーキの誘惑

2006-07-06 11:50:08 | 家族
なんだかとても甘そうな雰囲気のタイトルなので私か子ども達の話題かなぁと思った方が多いんじゃないかと思うけれど・・・実は違う。

大の甘党の夫の話です


我が家は一応イスラム一家

豚肉は食べないようにしています。

少し前に夫が友達から「不二家のケーキは豚の成分を使っている」と聞いてきました。なんでもその友達(彼は夫よりずっと敬虔なイスラム教徒)の奥様が不二家に問い合わせて知ったそうです。

そのことをすっかり忘れて子どもの誕生日に「不二家のデコレーションケーキ」を買ってきてしまった私

まったく気づかずに夕食の後家族みんなでケーキを囲みロウソクを灯してお祝いをし、切り分けて「さぁ食べよう」と食べ始まったときに夫がポツリと一言。

「不二家のケーキには豚が入っているって言ったでしょ?」

私も子ども達もびっくり

一瞬手が止まったけれど手を止めずに食べ続けている夫を見て私たちも何事もなかったように黙って食べ始めました。

そのうち長女が「パパ、豚が入っているのは食べちゃいけないって言ってるのに自分だって食べてるじゃん

下の子ども達も「そうだよ~」「パパいけないんだぁ~」

それでも黙って食べ続けている夫を見ながら私が子ども達に笑いをこらえながら

「黙って食べなさい

なんだかとってもおかしなケーキタイムになってしまいました。

食べ終わった後また夫がポツリ

「今度からは買ってこないでね・・・」

夫も目の前のケーキの誘惑には勝てなかったようで・・・

こんな根性無しのイスラム教徒でいいのかなぁ・・・


長男として

2006-04-13 20:32:32 | 家族
一週間前の夜中に突然電話のベルが鳴った・・・
こんな時間に掛けてくるのはきっとパキスタンに住んでいる夫の家族なのだけど・・・こういうとき夫は目が覚めてもけっして出ない。

夫は四人兄弟の一番上で下には妹と弟二人がいる、義母はずっと以前に病死しているし弟二人は(日本ではない)海外で暮らしているので現在パキスタンに住んでいるのは義父と結婚している妹家族と親戚一同なのだけど、なにかちょっとしたことでも問題があるとすぐ夫のところに電話を掛けてきて助けや助言を求めるのだ・・・長男だからなのだと思うけど、夫自身にとってはそれがとっても重荷らしい。
だって、こんなに遠くに暮らしていては電話で話しを聞いてあげること以外はほとんどなにもできないのが現実だから・・・

そんなことを考えながら目を閉じていたら今度は夫の携帯からも着信音が聞こえてきた。
やはり夫は目が覚めているくせに出ようとしない。
「出なくてもいいの?」と聞くと「いいよ」と言いながら背中を向けてしまった。

私も気にはなったけれど眠気には逆らえずそのまま眠ってしまったけど、明け方にもまた電話と携帯が鳴っていた

次の朝、夫は朝食を食べながら「たぶん(パキスタンの)うちで絶対なにかあったよ。誰か親戚が死んだとかパパになにかあったとか・・・・」と言いながら思いつめている。
だったら電話に出るとか今すぐ電話してみるとかすればいいのに・・・と思いながら私は黙っていた。

結局その日の昼ごろに夫は電話をしたんだけど、やっぱり思っていたとおり「パパ(義父)が倒れて入院した」という知らせだった・・・。
夫によると電話に出た妹も叔父(義父の弟)も泣いていて病状がよくわからないとのこと、「急に苦しくなって今は集中治療室にいる」とか「まったく話ができない(意識不明なのか?)」「今病院からすぐ来てほしいと連絡があって向かっているところだ」とか話を聞いているだけではどうやらとっても深刻な状況のように思えてきて・・・夫も「とうとうこういう時がきちゃったね」とか「でもなにもできないから・・・しょうがない」とか独り言のように繰り返している。

最悪のことも覚悟したけれど・・・

次の日にはなんとベッドの中のパパ(義父)と直接話しができるまでに回復した

パパは泣いていたというがとにかく夫もホットしたようで本当に良かったと安心しました。

今回は最悪の事態までには至らずに済んだけれどいつかは絶対に直面することには違いはないのよね・・・・

こんなとき私は本当にパキスタンの義父には申し訳ないと思ってしまう・・・。

パキスタンでは長男が同居して両親の面倒を見るのは当然の責任なのに夫は私と結婚したばかりに遠く日本で暮らすことになり義父は本当に寂しい思いをしていると思う・・・周囲の親戚や近所の人たちは息子や孫に囲まれて賑やかに暮らしているのに妹も嫁いでしまった今ではたった一人だけなんだもの

三人の息子家族と一緒に暮らせるようにと建てた三階建ての大きな家に・・・・息子たちの代わりに親戚と一緒に暮らしているとはいえやっぱり自分の息子も孫もいない生活は寂しいに違いないと思う・・・。

私と子ども達が最後にパキスタンを訪れてからもう五年・・・
子ども達を連れて義父に会いに行きたいけど遠すぎて・・・経済的にも今は無理だ


末娘

2006-04-10 10:22:50 | 家族
我が家の末娘がとうとう今年の春から一年生になりました

うちの子たち、みんな細身なんだけどとくに末っ子は細くて小さくて・・・三月に6歳になったというのに体重が14.7キロしかありません
身長は・・・どのくらいだろう110センチくらいはあるかなぁ
とにかく細くて小さい

先週の木曜日からランドセルを背負って片道10分の道のりを姉たちと一緒に通っているんだけど、その後姿の頼りなさのなんと痛々しいことか・・・

ちょっと大風が吹いたり誰かに押されたりしたらきっとすぐ倒れちゃうんだろうな・・・と思いながら毎日見送っています。

今日は、教科書と体操服を入れたランドセルの他に(末っ子にとっては)重くて大きな「さんすうぼっくす」を入れた手提げかばんを引きずるように持ちながらやっと歩いて行きました・・・

小さな体でがんばる姿はとっても微笑ましいけど・・・心配は尽きないです