胡椒と青唐辛子

パキスタンの夫の実家でのはじめての朝食

トーストしていない食パンと目玉焼きという以外と普通のメニューでした。

・・・が、しかし

私たちのために義弟がはりきって作ってくれた目玉焼きには黄身が見えないくらいの胡椒がた～っぷりとかけてあってびっくり

とてもこれでは私も子どもも食べられないので丁重にお断りして自分で作ることに・・・


その後もパキスタンの辛いもの好き、香辛料好きには悩まされることに・・・

とにかくパキスタンでは味が濃いのが大好きです。

パイナップルなどのフルーツにも塩コショウをして食べることもあります。

サラダにもとっても辛い青唐辛子などを生のまま刻んで混ぜたりするのでうっかり食べると大変なことになってしまいます


青唐辛子・・・ほんとうに辛いんです

一度親戚の家でごちそうになった時のサラダには美味しそうなレタスやきゅうりやトマトがお皿いっぱいに山盛りになっていて、その上に青唐辛子が10個くらいごろごろと飾ってあったことがありました。

これなら混ぜ込んでいないみたいだから大丈夫だろうと青唐辛子をよけてお皿にとり食べたら・・・辛い

なんと唐辛子にちょっと触れていただけでトマトやきゅうりも辛くなっているのでした・・・

はじめての訪問

私が初めてパキスタンを訪れたのは結婚して長女を出産後一年半たった8月でした。
もう10年以上も前の話です

タイに3泊してリゾート気分を味わった後にいよいよパキスタンのカラチへ

わたしにとってははじめての夫の故郷、家族との対面・・・不安もあったけれど期待の方が大きかったような記憶があります。
夫は約三年ぶりの帰郷、とてもうれしそうでした


空港について入国手続きを終え荷物を待っているともうすでに空港の出入り口に夫の家族や友人たちらしき一団がガラス越しに一生懸命こちらに手を振ったりうれしそうに大きな口を開けてなにかを叫んでいるではありませんか・・・

急いでたくさんの荷物を引きずって皆の待っている出入り口に・・・・

夫は次々とみんなと抱き合ったりうれしそうに挨拶したり・・・

私は写真でしか見たことのない義父の姿を見つけてなんとかご挨拶をしたりしながらみんなに押されるようにこの日のために夫の友人が用意してくれていた中型バスに乗り込んで家に向かいました。

家に着くと・・・もう夜中だというのにそこにも私たちの到着を待ちかねていた親戚や友人や近所の人たちがたくさんいてもうびっくり

長旅で疲れて眠くて静かなことろで休みたいのにまったくそんなことができる状況ではなくて次々と挨拶をされたり食べ物や飲み物を勧められたり・・・・
長女はその只ならぬ雰囲気に怯えて私にしがみついて大泣きするし・・・
（結局長女はパキスタン滞在中ずっと私から離れなかったのでした・・・