正直な気持ちを伝えてみよう~true to the haert

家族のこと・・・そして世界平和のことも。
すべての人の幸せを願って・・・

長男として

2006-04-13 20:32:32 | 家族
一週間前の夜中に突然電話のベルが鳴った・・・
こんな時間に掛けてくるのはきっとパキスタンに住んでいる夫の家族なのだけど・・・こういうとき夫は目が覚めてもけっして出ない。

夫は四人兄弟の一番上で下には妹と弟二人がいる、義母はずっと以前に病死しているし弟二人は(日本ではない)海外で暮らしているので現在パキスタンに住んでいるのは義父と結婚している妹家族と親戚一同なのだけど、なにかちょっとしたことでも問題があるとすぐ夫のところに電話を掛けてきて助けや助言を求めるのだ・・・長男だからなのだと思うけど、夫自身にとってはそれがとっても重荷らしい。
だって、こんなに遠くに暮らしていては電話で話しを聞いてあげること以外はほとんどなにもできないのが現実だから・・・

そんなことを考えながら目を閉じていたら今度は夫の携帯からも着信音が聞こえてきた。
やはり夫は目が覚めているくせに出ようとしない。
「出なくてもいいの?」と聞くと「いいよ」と言いながら背中を向けてしまった。

私も気にはなったけれど眠気には逆らえずそのまま眠ってしまったけど、明け方にもまた電話と携帯が鳴っていた

次の朝、夫は朝食を食べながら「たぶん(パキスタンの)うちで絶対なにかあったよ。誰か親戚が死んだとかパパになにかあったとか・・・・」と言いながら思いつめている。
だったら電話に出るとか今すぐ電話してみるとかすればいいのに・・・と思いながら私は黙っていた。

結局その日の昼ごろに夫は電話をしたんだけど、やっぱり思っていたとおり「パパ(義父)が倒れて入院した」という知らせだった・・・。
夫によると電話に出た妹も叔父(義父の弟)も泣いていて病状がよくわからないとのこと、「急に苦しくなって今は集中治療室にいる」とか「まったく話ができない(意識不明なのか?)」「今病院からすぐ来てほしいと連絡があって向かっているところだ」とか話を聞いているだけではどうやらとっても深刻な状況のように思えてきて・・・夫も「とうとうこういう時がきちゃったね」とか「でもなにもできないから・・・しょうがない」とか独り言のように繰り返している。

最悪のことも覚悟したけれど・・・

次の日にはなんとベッドの中のパパ(義父)と直接話しができるまでに回復した

パパは泣いていたというがとにかく夫もホットしたようで本当に良かったと安心しました。

今回は最悪の事態までには至らずに済んだけれどいつかは絶対に直面することには違いはないのよね・・・・

こんなとき私は本当にパキスタンの義父には申し訳ないと思ってしまう・・・。

パキスタンでは長男が同居して両親の面倒を見るのは当然の責任なのに夫は私と結婚したばかりに遠く日本で暮らすことになり義父は本当に寂しい思いをしていると思う・・・周囲の親戚や近所の人たちは息子や孫に囲まれて賑やかに暮らしているのに妹も嫁いでしまった今ではたった一人だけなんだもの

三人の息子家族と一緒に暮らせるようにと建てた三階建ての大きな家に・・・・息子たちの代わりに親戚と一緒に暮らしているとはいえやっぱり自分の息子も孫もいない生活は寂しいに違いないと思う・・・。

私と子ども達が最後にパキスタンを訪れてからもう五年・・・
子ども達を連れて義父に会いに行きたいけど遠すぎて・・・経済的にも今は無理だ


パレスチナへの想い

2006-04-11 15:08:08 | 平和や人権のこと
ブックマークに入れているムハンマド君の「RAFAH TODAY」というサイトについての紹介です。

彼、ムハンマド君はパレスチナのラファという町に住む青年です。

パレスチナといえば、もうずっと長い間イスラエルによる容赦のない暴力と抑圧に晒されて非人間的な生活を余儀なくされている「占領下」の土地。

そのパレスチナのガザ地区にあるラファという街で生まれたムハンマド君,Report from Rafah-Palestineというサイトで、ラファの人たちが毎日どんな理不尽な暴力に苦しんでいるのか、どんな生活を送っているのかなどを、外の世界の私たちに知ってもらおうと一人で発信しつづけてくれている。

2003年10月18日には弟のハッサン君(当時17歳)が自宅にいてイスラエル兵士に銃撃されて殺された

ムハンマド君もカメラを取り上げられて壊されてしまったこともあった・・・イスラエル軍の侵攻で危険を感じながらも必死で発信してくれたり、停電のために何日も更新できなかったり・・・その他にも何度も危ない目に遭ってきたことが彼の文章の中からも容易に想像することができる。1ヶ月以上もサイトが更新されなくて「なにか大変なことがあったんだろうか・・・」と心配して気を揉んだこともあった・・・。

なんの罪もない、ただ自宅にいただけの弟が無残に殺されても、毎日のように友人や近所の人たち、同じ町の人たちが傷ついたり殺されたり家を破壊されたり逮捕されて拷問されたり・・・ありとあらゆる種類の暴力をこれでもかというくらい見せ付けられてもあくまでも「非暴力」で自分の置かれた状況を変えようとがんばっているムハンマド君・・・・私は心から応援している。

アメリカの「対テロ戦争(アフガニスタン空爆やイラク戦争)」に反対したりイスラエルの占領政策に反対したりするとすぐ「おまえはテロリストの味方か?」とか「パレスチナの自爆テロを擁護するのか?」などと攻撃してくる人がよくいるけど・・・そうではない。


私が応援しているのはムハンマド君のような、「暴力」を否定しながらも相手側の理不尽さを許さずに非暴力で戦っている無辜の人々なのだ。

そして、声を大にして非難したいのは・・・「正義」や「自由」を叫びながら実は国益や権力にしか興味がない為政者や、「戦争」でお金儲けをしている人たちだ。



末娘

2006-04-10 10:22:50 | 家族
我が家の末娘がとうとう今年の春から一年生になりました

うちの子たち、みんな細身なんだけどとくに末っ子は細くて小さくて・・・三月に6歳になったというのに体重が14.7キロしかありません
身長は・・・どのくらいだろう110センチくらいはあるかなぁ
とにかく細くて小さい

先週の木曜日からランドセルを背負って片道10分の道のりを姉たちと一緒に通っているんだけど、その後姿の頼りなさのなんと痛々しいことか・・・

ちょっと大風が吹いたり誰かに押されたりしたらきっとすぐ倒れちゃうんだろうな・・・と思いながら毎日見送っています。

今日は、教科書と体操服を入れたランドセルの他に(末っ子にとっては)重くて大きな「さんすうぼっくす」を入れた手提げかばんを引きずるように持ちながらやっと歩いて行きました・・・

小さな体でがんばる姿はとっても微笑ましいけど・・・心配は尽きないです







パキスタンの家庭料理

2006-04-05 09:52:50 | パキスタンの家庭料理
夫と出会って15年・・・それまで食べたこともなかったパキスタンの家庭料理もずいぶんと上手に作れるようになりました

最初の頃は書店で見つけたインド料理の本でスパイスや食材の特徴や用途を勉強したり夫やその友人に教わりながらだんだんとレパートリーを増やしていきました。

そのすべてをここで紹介したいけど・・・・食材やスパイスの分量などきちんと量ったこともないのでちゃんとしたレシピとして紹介できるかどうか・・

ちょっと不安だけど、がんばってみようかな