一週間前の夜中に突然電話のベルが鳴った・・・
こんな時間に掛けてくるのはきっとパキスタンに住んでいる夫の家族なのだけど・・・こういうとき夫は目が覚めてもけっして出ない。
夫は四人兄弟の一番上で下には妹と弟二人がいる、義母はずっと以前に病死しているし弟二人は(日本ではない)海外で暮らしているので現在パキスタンに住んでいるのは義父と結婚している妹家族と親戚一同なのだけど、なにかちょっとしたことでも問題があるとすぐ夫のところに電話を掛けてきて助けや助言を求めるのだ・・・長男だからなのだと思うけど、夫自身にとってはそれがとっても重荷らしい。
だって、こんなに遠くに暮らしていては電話で話しを聞いてあげること以外はほとんどなにもできないのが現実だから・・・
そんなことを考えながら目を閉じていたら今度は夫の携帯からも着信音が聞こえてきた。
やはり夫は目が覚めているくせに出ようとしない。
「出なくてもいいの?」と聞くと「いいよ」と言いながら背中を向けてしまった。
私も気にはなったけれど眠気には逆らえずそのまま眠ってしまったけど、明け方にもまた電話と携帯が鳴っていた
次の朝、夫は朝食を食べながら「たぶん(パキスタンの)うちで絶対なにかあったよ。誰か親戚が死んだとかパパになにかあったとか・・・・」と言いながら思いつめている。
だったら電話に出るとか今すぐ電話してみるとかすればいいのに・・・と思いながら私は黙っていた。
結局その日の昼ごろに夫は電話をしたんだけど、やっぱり思っていたとおり「パパ(義父)が倒れて入院した」という知らせだった・・・。
夫によると電話に出た妹も叔父(義父の弟)も泣いていて病状がよくわからないとのこと、「急に苦しくなって今は集中治療室にいる」とか「まったく話ができない(意識不明なのか?)」「今病院からすぐ来てほしいと連絡があって向かっているところだ」とか話を聞いているだけではどうやらとっても深刻な状況のように思えてきて・・・夫も「とうとうこういう時がきちゃったね」とか「でもなにもできないから・・・しょうがない」とか独り言のように繰り返している。
最悪のことも覚悟したけれど・・・
次の日にはなんとベッドの中のパパ(義父)と直接話しができるまでに回復した
パパは泣いていたというがとにかく夫もホットしたようで本当に良かったと安心しました。
今回は最悪の事態までには至らずに済んだけれどいつかは絶対に直面することには違いはないのよね・・・・
こんなとき私は本当にパキスタンの義父には申し訳ないと思ってしまう・・・。
パキスタンでは長男が同居して両親の面倒を見るのは当然の責任なのに夫は私と結婚したばかりに遠く日本で暮らすことになり義父は本当に寂しい思いをしていると思う・・・周囲の親戚や近所の人たちは息子や孫に囲まれて賑やかに暮らしているのに妹も嫁いでしまった今ではたった一人だけなんだもの
三人の息子家族と一緒に暮らせるようにと建てた三階建ての大きな家に・・・・息子たちの代わりに親戚と一緒に暮らしているとはいえやっぱり自分の息子も孫もいない生活は寂しいに違いないと思う・・・。
私と子ども達が最後にパキスタンを訪れてからもう五年・・・
子ども達を連れて義父に会いに行きたいけど遠すぎて・・・経済的にも今は無理だ
こんな時間に掛けてくるのはきっとパキスタンに住んでいる夫の家族なのだけど・・・こういうとき夫は目が覚めてもけっして出ない。
夫は四人兄弟の一番上で下には妹と弟二人がいる、義母はずっと以前に病死しているし弟二人は(日本ではない)海外で暮らしているので現在パキスタンに住んでいるのは義父と結婚している妹家族と親戚一同なのだけど、なにかちょっとしたことでも問題があるとすぐ夫のところに電話を掛けてきて助けや助言を求めるのだ・・・長男だからなのだと思うけど、夫自身にとってはそれがとっても重荷らしい。
だって、こんなに遠くに暮らしていては電話で話しを聞いてあげること以外はほとんどなにもできないのが現実だから・・・
そんなことを考えながら目を閉じていたら今度は夫の携帯からも着信音が聞こえてきた。
やはり夫は目が覚めているくせに出ようとしない。
「出なくてもいいの?」と聞くと「いいよ」と言いながら背中を向けてしまった。
私も気にはなったけれど眠気には逆らえずそのまま眠ってしまったけど、明け方にもまた電話と携帯が鳴っていた
次の朝、夫は朝食を食べながら「たぶん(パキスタンの)うちで絶対なにかあったよ。誰か親戚が死んだとかパパになにかあったとか・・・・」と言いながら思いつめている。
だったら電話に出るとか今すぐ電話してみるとかすればいいのに・・・と思いながら私は黙っていた。
結局その日の昼ごろに夫は電話をしたんだけど、やっぱり思っていたとおり「パパ(義父)が倒れて入院した」という知らせだった・・・。
夫によると電話に出た妹も叔父(義父の弟)も泣いていて病状がよくわからないとのこと、「急に苦しくなって今は集中治療室にいる」とか「まったく話ができない(意識不明なのか?)」「今病院からすぐ来てほしいと連絡があって向かっているところだ」とか話を聞いているだけではどうやらとっても深刻な状況のように思えてきて・・・夫も「とうとうこういう時がきちゃったね」とか「でもなにもできないから・・・しょうがない」とか独り言のように繰り返している。
最悪のことも覚悟したけれど・・・
次の日にはなんとベッドの中のパパ(義父)と直接話しができるまでに回復した
パパは泣いていたというがとにかく夫もホットしたようで本当に良かったと安心しました。
今回は最悪の事態までには至らずに済んだけれどいつかは絶対に直面することには違いはないのよね・・・・
こんなとき私は本当にパキスタンの義父には申し訳ないと思ってしまう・・・。
パキスタンでは長男が同居して両親の面倒を見るのは当然の責任なのに夫は私と結婚したばかりに遠く日本で暮らすことになり義父は本当に寂しい思いをしていると思う・・・周囲の親戚や近所の人たちは息子や孫に囲まれて賑やかに暮らしているのに妹も嫁いでしまった今ではたった一人だけなんだもの
三人の息子家族と一緒に暮らせるようにと建てた三階建ての大きな家に・・・・息子たちの代わりに親戚と一緒に暮らしているとはいえやっぱり自分の息子も孫もいない生活は寂しいに違いないと思う・・・。
私と子ども達が最後にパキスタンを訪れてからもう五年・・・
子ども達を連れて義父に会いに行きたいけど遠すぎて・・・経済的にも今は無理だ