リサ、まっしぐら!

劇団扉座所属、鈴木里沙が日々書き綴っていきます。。

リサ、勉強す。

2008-11-19 23:23:44 | 稽古日記。。
リ「しかし兄さん」
有「なんやリサどん」
リ「鳥取って、、考えたら面白い名前ですよね~」
有「うん、鳥を取るんやからなぁ」
リ「何の鳥なんすか?」
有「多分、白鳥やな」
リ「白鳥?!じゃ、鳥取は白鳥が名物なんすね」
有「名物て・・・そんなんでは・・・・」
リ「例えば、『白鳥まんじゅう』とか『白鳥ばなな』とか『白鳥サブレ』『白鳥ナボナ』『白鳥雷おこし』・・・・」
有「無理あるやろ。・・・つーか、どれも、どっかで聞いた事ある名前やん」
リ「そうっすね。でも、そういうのないんすか?」
有「聞いた事ないなぁ」
リ「ホントに取った鳥って白鳥なの?」
有「詳しくは知らんけど・・・・今日はこの話をしよう」
リ「うっす」
有「白鳥いうんは、昔は縁起のええ鳥やったワケやな」
リ「白鳥が?なんで??」
有「白いからやろな」
リ「そんなシンプルな・・・・。じゃぁ、うさぎやシロクマとかも縁起がいいと?」
有「それはわからんが、白いヘビとか、白いキジとか見つかると、吉兆だみたいな・・・・」
リ「お!神社のお祭りで白いヘビが飾ってあったのを見た事があるようなないような」
有「それそれ。なんとなく、白い生き物はええのうっちゅう気分が日本人にはあったんやろな」
リ「それで、何で白鳥から鳥取になったのです?白鳥がめっさ取れたんすか?」
有「まぁ、ほとんど神話の世界の話なんやけど、むかーぁしの天皇さんに、口のきけない皇子がおってな」
リ「後醍醐天皇!!」
有「もっと、ず~~~っと前やな。ほんまに実在してたかもわからん天皇さんや」
リ「はぁ~。神話っすね」
有「うん、んで、ある時天皇さんトコに白鳥が献上されたと」
リ「『目出たいモノがみつかりましたー!』って」
有「それを皇子にみせたら・・・」
リ「あ!もしや、喋れるようになったと?」
有「うん。まぁ、それに出雲大社の祟りの話とかが絡むんやけど、大筋はそうみたいなんや」
リ「で、その白鳥が見つかったのが鳥取だったと?」
有「てゆーか、今の鳥取の地に『鳥取部』というのが設置されたらしい」
リ「鳥取部??クラブ活動みたいな?」
有「むしろ、役所の部署みたいなイメージかなぁ・・・・」
リ「ほーう。それが今の県名の由来だと」
有「大和と出雲を結ぶ通り道やからなぁ。まぁ、色んな神話にまつわるエピソードがあるんやな、鳥取には」
リ「ほーう。出雲大社も鳥取ですもんな。いやぁ、めでたいめでたい」
有「・・・・お前、メチャクチャ言い出したな!」
リ「え?そうなの?」
有「腹減ってワケわからん事言うなや。この間の地図を見なさい!!」
リ「ほーい。勉強しまぁす」
岡「有馬さん、鳥取の由来なんで、僕も知らなかったですよ!!何でも知ってるなー」
リ「よ!さすが兄さん!!ステキ!!よっ!!!」
有「・・・・お前、ワシを調子に乗せてメシ奢ってもらおうとしとるやろ」
リ「バレたか・・・・・・」






達ちゃんは、役者になってよかったよ。
こんなに博才がある顔してたら、今頃エライ人生だったよ。。by有馬