THE KOENJIの話し。。

里「さぁ、乗り込んでまいりました」


礼「てか、戻ってまいりました」


有「座・高円寺！」


礼「劇場の方へは初めて入りました」


里「キレイっすね」


有「舞台と客席の距離が近いよね」


礼「厚木にも増して」


里「ん？」


礼「緊張感が」


有「確かに、臨場感は増すね」


里「一体感も」


礼「やな予感も…？」


有「ないないない」


礼「そっすよね！」


里「気合い入れ直すんでしょ」


礼「そっすよ！」


有「やっぱり、今日１日やけど、舞台で稽古すると厚木とはまた違う空気が…」


里「ありますね」


礼「え？それは、芝居でって事すか？」


有「うん」


礼「あ、やっぱりそうなんだ」


里「ん？」


礼「いや、早くここの劇場に慣れようと」


里「ふんふん」


礼「やればやるほど、皆さんが」


有「え、ワシら？」


礼「あれ、厚木とちょっと雰囲気が変わったような感じが」


里「え～？そう？」


有「まぁ、舞台装置の収まり具合とか、間口（まぐち）とか若干の違いは」


礼「いやいや」


有「え？」


礼「お芝居の雰囲気が」


里「あ、でもそれは、礼ちゃんだって厚木とはちょっと違って見えたよ」


礼「え？」


有「うん、慣れたっていうのもあるんやろけど、お、今日の欽次（役名）若々しいやんとか思ったなぁ」


礼「ありゃ、そうっすか？」


有「初日を前に言うことちゃうけどさ」


里「うん」


有「稽古場から、厚木を経て、どんどん登場人物さんたちもさ」


里「成長してると」


有「うん」


礼「そうなんすか」


有・里「そう信じたいね～」


礼「え、…たいって」


有「まま、明日わかるから」


礼「えぇ～、何かちょっと不安」


里「大丈夫、大丈夫。そんな不安は」


礼「ビールで早く吹き飛ばす…と？」


有「まま、そういう事やね～」


里「さて、いよいよ明日東京初日でっす」


有「皆さん」


礼「高円寺で」


有・里・礼「お待ちしています！！」





写真は
昨日の仕込み日で、
差し入れのコーラを飲み倒した江原さんです。。

シロコロの話し。。

有「お疲れさん！！」


里・礼「お疲れーー！」


有「そして、厚木が無事」


里「終わりました」


礼「いやぁ……」


里「ん？」


礼「やっぱり……」


有「何？何？」


礼「怖いっすねぇ」


里「え？？」


有「楽しそうにやってたやん」


礼「いや、もちろん楽しいのは楽しいんすけどぉ」


里「けどぉ？」


礼「いや、本当に厚木のお客さんはあったかいし」


有「力もらえるよなぁ」


礼「そうなんすけどぉ」


里「だから何？」


礼「昨日の初日は、本当、集中して、テンション高く走りきったって感じて」


有「うん」


礼「で、昨日2日目になって」


里「なって？」


礼「も一度、お芝居を新鮮にイメージして」


有「始まる前な」


礼「そうそう。で、がんばるぞっ。と」


里「いーじゃん」


礼「がんばるぞ。と思った次の瞬間」


有「ん？」


礼「色んな事がブァーっと」


有「プレッシャーとか」


礼「色んな事です」


里「で？」


礼「全身にまわってきて」


有「うん」


礼「顔面が」


里「は」


礼「波打ちました」


有・里「顔面が波打った？」


礼「もうね、出番前の袖とか」


有「顔面が」


礼「グニョグニョっすわ」


里「へ？」


礼「うぉーーーーっと舞台出てそのまま帰りたくなって」


有「何？何？」


礼「いや、そんな気持ちっす」


里「つまり、改めて緊張したと」


礼「緊張どころの騒ぎじゃないっ」


里「へぇ」


礼「オレの中の礼多が、どっか行って戻って来なかったっすもん」


有「へぇ、そうは見えなかったなぁ」


礼「出番終わって、袖で腰くだけてました」


里「へぇぇぇ」


礼「でも大丈夫」


有「ん？」


礼「もう、ちゃんと気合い入れ直して、高円寺に乗り込みまっせ！」


里「お！いいねぇ」


礼「やりまっせー。だってこんな楽しい事、あと10回以上できるんでしょ」


有「ええね。ワシらも負けられんね」


里「よしっ」


有「とりあえず」


里「厚木の皆さまへの感謝を込めて」


礼「厚木の皆さま、本当にありがとうございました」


有「そして」


里「高円寺で」


礼「皆さま、おもろいもんが見れまっせ」


有・里・礼「お待ちしております」





昨日無事に終わり、打ち上げのお鍋を一枚☆

厚木初日の話し。。

有「さて」


里「無事に」


礼「初日が終わりました」


有「いやぁ」


里「うん」


礼「うん」


有・里・礼「楽しかった！！！」


里「ですね」


礼「緊張したけど」


有「礼ちゃん、初舞台で」


礼「ホント、楽しかったっす」


里「厚木は明日一回楽しみましょう！……あれれ？」


有「いやぁ」


礼「終わったあとのビールがうまいっ！」


里「…兄さん方、初日ロビー乾杯に行ってしまわれた。さっ、私も帰り支度して、飲むぞ～」


有・里・礼「乾杯～！」





兄さんと礼ちゃんの昼食風景。

お待ちしておりますの話し。。

有「いやぁ」


里「無事、ゲネプロも終わり」


有「どうっすか、感想は」


礼「へへ」


里「え、何？」


礼「はっきり言って」


有「うん」


礼「楽しいっすね」


里「おっ！」


有「いやぁ、礼ちゃん今日確かに楽しそうやったなぁ」


礼「そうっすか」


里「うん、のってたのってた」


礼「そうっすかぁ」


有「体が弾んでたなぁ」


礼「そうっすかぁぁぁ」


有「なにより、芝居が…」


礼「ちょっと待った」


有・里「ん？」


礼「何か、企んでません？」


里「へ？」


礼「初舞台のオイラを」


有「何かな？」


礼「陥れようとしてません？」


有・里「いやいや」


礼「本当っすか？」


有・里「はいはい」


礼「ま、でもホント、緊張はしたけど楽しかったっすね」


有「うん、マジにそれは感じたし、昨日からの事を考えたら」


里「あぁ、小田急の人身事故で色々大変でしたねぇ」


礼「昨日は、時間とか色々おしてたみたいっすね」


有「スタッフさんも含めて大変やったね」


里「本当にバタバタでしたね。それを思うと」


有「今日のゲネプロは、スムーズにいったよなぁ」


礼「初めてなのに、『いい雰囲気だなぁ』って」


里「そうそう」


有「まま、手前味噌ながら」


里・礼「『手応えあり』と」


有「皆さま、劇場で」


里「準備万端」


礼「お待ちしています」





今日は、
キムチと礼ちゃん。
晩ご飯に注文したお弁当屋さんがくれました☆

そして、厚木の話し。。

有「さて」


里「やってまいりました」


礼「ついに、きましたねぇ」


有「昨日は一日舞台を仕込んで」


里「立ち上がりました」


礼「いやぁ、綺麗な舞台で」


里「抜いたんすか？」


有・礼「ん？」


里「いや、昨日は抜いたのかなって」


有「ぬいた……？」


礼「えっ…と」


里「何？」


有「あーあーあー」


礼「ひょっとして、酒の事」


里「それ以外の質問はしません」


有・礼「失礼、失礼」


里「で」


有「ワシは久しぶりの休肝日に」


礼「あ、僕も」


里「やっぱり…今日、顔色いいっすもん」


有「え、そう」


礼「りーちゃんは？」


里「あたしはねぇ…昨日はねぇ…」


有「何やねん」


里「おすし」


礼「おっ」


有「あら」


里「食べたねぇ」


有「なるほど」


礼「それぞれの方法で」


里「初日に向けて」


有・里・礼「体調を整えております！」


有「と、いうよーな感じで」


里「いよいよ迫ってまいりました」


礼「緊張のピークが」


有・里・礼「乞う、ご期待！！」

ひとあしお先にの話し。。

里「いよいよ来ましたね～、厚木っ」


有「」


礼「」


里「舞台セットもすんごいから、礼ちゃん、見たら緊張するかもなぁ…」


有「」


礼「」


里「礼ちゃんドキドキして、兄さんワクワクする姿が目に浮かぶわ」


有「」


礼「」


里「ねぇ」


有「」


礼「」


里「…」


有「」


礼「」


里「今日二人いないから、独り言じゃん！！」


里「つーことで、明日からは厚木で兄さんと礼ちゃんとアレコレ会話していきまっす。今日は本厚木駅前のイルミネーションをご覧下さい。紺屋高尾見た帰りにイルミネーションも見てはいかがでしょうか？」

さぁ、ついにの話し。。

有「稽古場での稽古も無事終了、と」


礼「ぶ、無事っすか？」


有「えーのえーの、こーゆーときは、『ぶじしゅーりょー』と言うときゃ」


里「早かったといえば早…」


礼「早かったっすよっ！あっという間っすよ！」


有「まぁ、実際いつもより若干短かったかも」


里「そうすね」


礼「う～～～～～～ん」


有「いよいよ厚木へ」


里「劇場入りは、ワクワクしますね」


礼「緊張しますよ」


有「いや、やっぱり、舞台装置とか目にすると嬉しいもんやで」


里「そこに照明が入るとさらにね」


礼「そんなもんなんすか」


有「だって、楽しい事やりに行くわけやし」


礼「ま、そう……すね」


里「厚木で美味しいものが待ってますって」


礼「そう……すね」


有「まま、とりあえず、稽古場バラして」


里「行きましょ行きましょ」


礼「そう……すね」


有「ほい！ビールビール」


礼「ビール……すね」


里「おつかれさんっっ」





とまぁ、今日も緊張気味の礼ちゃんは、








差し入れのロールケーキを見ており、








兄さんはロールケーキをおいしそうに食べていました☆
甘いものにがっつく兄さんは珍しい……



明日は厚木入りです！

カウントダウンの話し。。

有「やっとやなぁ」


里「へ？」


有「いやぁ、なんちゅーか、長かった」


礼「何すか？」


有「ソフトバンクやがな」


里「兄さんっっ！！」


有「ん？」


里「ついに、スマホっすか！？」


有「は？何じゃそりゃ？」


礼「あ、携帯変えたと」


有「いいや」


礼「違うんすか」


有「変えてないよ。まだ通じるもん」


里「じゃ？」


有「え？」


礼「え？じゃなくて、何がやっとなんすか」


有「あぁ、だから」


里「はい」


有「日本シリーズ制覇やがな」


礼「あ、あぁ～」


里「何じゃそりゃ」


有「おいおいおい、何じゃてなんやねん？」


礼「野球の話しですか」


有「そうやがな」


里「何が長かったのさ？」


有「いや、ずっと日本一から遠ざかってたんや」


礼「どのくらい？」


有「礼ちゃん、野球は？」


礼「いや、あんまり」


有「これやからヤンキーは…」


礼「えっ！？」


有「いや、元、元、元、元。」


礼「あくまでも、『若かりし頃』っすからね」


有「はいな」


礼「で、どのくらい勝ってなかったんすか？」


有「８年ぐらいっすかね」


里「なぁんだ」


有「何やねん」


里「だって、ウチの地元のチーム」


礼「地元？」


里「横浜横浜」


礼「ほうほう」


里「ずーーーっと勝ってませんよ」


礼「そうなんだ」


有「やめいっっっ！！！」


里「へっ？」


有「ずーーーっととか、勝ってないとか、言うたんな」


礼「勝ってるんですか？」


有「それは、まぁ」


里「勝ってないっしょ？」


有「やめよ！この話しやめよ！」


礼「え？」


有「いろいろ可哀想な感じがする」


礼「そーすか」


里「そーすか」


有「はい、そーっす」


礼「じゃ」


有「ん？」


礼「今日も」


里「ん？」


礼「ビールで」


有「切り替え早っ」


礼「じゃ、いつものところで」


里「帰り支度早っ」





今日は、
差し入れで頂いた龍屋のどらやきと礼ちゃん。
このどらやき、めちゃめちゃおいしかったです！！！

さて、いよいよの話し。。

有「さて」


里「…」


礼「…」


有「１日休んで」


里「はい」


礼「いやぁ」


有「ん？どしたん？」


里「いえいえ」


礼「…。」


有「いや、１日休んで、色々リフレッシュしたんやろ？」


里「まぁ」


礼「一応」


有「何？何？」


里「体はリフレッシュしても」


有「何なん？」


里「やはり迫り来る緊張感」


有「ん？」


里「あと、何日で初日とか考えちゃうと…」


礼「やっぱ、そうっすか！！」


有「え？」


礼「いやぁ、昨日１日休んで、色んな事が頭ん中ぐるぐるで」


有「う、うん」


礼「早く稽古場に戻りたいやら」


里「うんうん」


礼「もう、不安なんだか楽しみなんだか、わかんなくなっちゃってますわ」


里「うんうん」


有「まぁ、稽古の残り時間とか考えると色々焦る事も……」


里「うんうん」


礼「いやぁ、改めて、『緊張～～！』ですわ」


里「うんうん」


有「里沙」


里「うんうん」


有「お前さっきから」


里「うんうん」


礼「人の話しきいてないよね？」


里「うんうん」


有「こいつ、時々こーなんねん」


礼「へぇ」


有「緊張で」


礼「え！？」


里「うんうん」


有「ま、ま、礼ちゃん、とりあえず」


礼「ビールすか」


有「そやね」


里「うんうん」


礼「行くよ」


里「うんうん」


有「……置いてこ」


礼「そっすね」


里「うんうん……。」


里「うんうん……。」





今日は
横内さんのお父さんから頂いたカステラと礼ちゃんです。

カチンコの話し。。

有「ちょっと」


里「はい」


有「まぁまぁちょっとやけど」


里「はいはい」


有「疲れが」


里「たまってきた？」


有「感じが？」


里「しない事も？」


有「なくもないねぇ」


礼「そっすね」


里「あ、礼ちゃんも？やっぱり？」


礼「てか、もうとっくに疲れてますよ」


里「やっぱり、映画とかの現場とは疲れの種類が」


礼「ちがうねー」


有「一番の違いって何？」


礼「そっすね～。まぁ、うまく言えないけど、映画とかって、撮り終わったセリフは、も一度言う事がないじゃないすか」


里「ふむふむ」


礼「でも、舞台は、少しずつ少しずつ、どのシーンもセリフを体にっていうんですか？入れていくわけじゃないっすか」


有「ま、そやね」


里「どんどん入れてどんどん忘れたら、そりゃマズいよね」


礼「それで、だいぶ入ってきたな～なんて気を抜くと」


有「とちったり」


礼「そう、一昨日言ってたみたいな事が起きたり」


里「するよねー」


礼「今日も、場面の空気になじんできたなぁーなんて、ちょっとリラックスしてやろうと思ったら」


里「いきなり」


礼「簡単な言葉が」


里「出てこなかったと（笑）」


有「でも、それがまた、いい空気になっていったり」


礼「だから、なんつーんですか？映画の作業が短距離走だったら」


里「え？役者の作業ってこと？」


礼「そうそう。短距離走なら、舞台の作業って」


里「長距離走だと？」


礼「ていうか、トライアスロン？」


有「そない大げさな」


礼「アースマラソン？」


里「何年やるつもり？」


礼「つくづく、寛平師匠は凄いなと」


有「なんの話しや」






差し入れで頂いた梨を食べる礼ちゃんです☆