光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2012.7.28)  風俗画 英一蝶 尾形光琳

2012年08月27日 | アート 日本画

トーハクの作品紹介に戻ります。

英一蝶の人物雑画巻が面白い。   
英一蝶は、以前、朝妻舟の絵を紹介したときに略歴を述べていますが、江戸の風流人で人気絵師でしたが、47歳のときに島流しの刑にあっています。
生類憐みの令に違反(釣りをした)して、三宅島に12年流罪されたのですが、江戸に戻って、また旺盛に作品をつくったようです。




大原女でなくても、当時の女性は仕事として薪を売りに行っていたのでしょうか。   咲き始めた桜の枝を折って取ろうとする娘と、それを微笑みながら見る娘。
軽妙な筆使いです。

 

三人も乗っている馬篭は始めて見ました。   小僧は食べ物の売子でしょうか。

 

猿回しが、吠える犬に困っている図。  

 

馬方達の仲間喧嘩でしょうか。   馬まで喧嘩しているようです。

 

何をしているのかよく分かりません。  不動明王などの木像の掃除にしてはおかしいし、悪戯書きをしているとも思えないし・・・

 

変って、尾形光琳の仕丁図扇面。
仕丁は古代の中央官吏などに仕えた雑役夫。  あっさりしたデザインですが、人物が生き生きとしています。


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