浮世絵コーナは、夏の風俗にちなんだ展示です。
まず、歌麿から
この絵の蚊帳の表現も見事ですが、全体のデザイン・色合いも素晴らしい。
「夏衣装当世美人」は呉服店の衣装の広告に使われたようです。 解説はブログ「又兵衛~~~~~深水」さんのものを参考にさせていただきました。
乗布(上布)は上質の麻でできた小袖で、高価な品であった。
次は、「伊豆蔵仕込みのもやう向キ」 伊豆蔵は日本橋の呉服問屋で、松阪商人・伊豆蔵吉右衛門の店。
もやうはなんでしょうね? 模様の意味かな?
「亀屋仕入れの大形向キ」 この絵は、京橋の尾張町に店があった亀屋の商品。
大形とは、大ぶりの模様の型染めで、染色技術のひとつ。
次は吉原の夏のイベントを題材にしていますが、絵の面白さはイマイチ。
英一蝶の記事で紹介した、朝妻舟が描かれています。
「花の廓 鹿嶌の壽」