光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2012.7.28) 伊万里 色絵

2012年08月13日 | アート 陶磁器

伊万里の色絵磁器。
初期の柿右衛門様式。  後で紹介する作品は、洗練されて余白を大きく取って、高雅な雰囲気を出していますが、これはこれで伸び伸びと描いています。


 

中国の影響が如実に感じられる作品ですが、当時は追いつけ追い越せで意気盛んだったのでしょう。


 向きを変えて撮ったもの。

 

 中国の模倣をベースにしながらも、デザインなど整っていて美しい。


 

 伊万里らしい赤、器のデザインなどいい作品です。


 

伊万里らしい白の余白と、赤絵、繊細な草模様がいい。 


 

 けばけばしい感じがしますが、欧州向けの輸出仕様だとか


 

 伊万里らしい作品。


 

 これも輸出仕様の作品。  江戸時代から輸出で稼ぐ風土があったのだ。


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東京国立博物館(2012.7.28) 伊万里 染付

2012年08月11日 | アート 陶磁器

今回、陶磁器作品は多く撮りましたので、系統的に紹介します。

最初に、伊万里の染付。  ケンディって水瓶のこと。  仏具なので装飾的ですが、山水の絵がノビノビとしていい。

 

シャワーを浴びて象も気持ち良さそうです。 眉毛が笑わせます。
それよりも、左隣の皿の背面の図柄が軽快でいい。  この皿の前面は後で紹介するシダの図柄です。

 

竹生島を描いたこの皿は以前にも紹介していますが、そのページが探せません。  解説文にある波の上を走る兎は、そのときは分かりませんでしたが、今回やっと分かりました。

 

先ほど、背面の図柄が良いといった皿の前面です。  このデザインも大胆です。

 

少しくすんだ生地ですが、鳳凰の図柄はダイナミックに描かれている。

 

 

祥瑞(しょんずい)は知らなかったのですが、景徳鎮の民窯の一つで厳選された生地と鮮やかな発色のブルーが特徴。
この皿も確かに、鮮やか。

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東京国立博物館(2012.5.19) 陶磁器

2012年07月27日 | アート 陶磁器

トーハクの作品には、未紹介のものが多くあります。  ぼつぼつ紹介しているのですが、いつ終わることやら。

今日は、2012.5.19に撮影した陶磁器の作品で、始めに京焼の作品を3点。  華やかです。

 

レリーフ調の可愛いデザイン。

 

仁清のこの作品は何度も紹介しているのですが、一連の展示作品との関連性を損なわないよう、重複してもアップします。

 

確かに京焼、古九谷のイメージがある「伊万里」の作品です。  胴体のデザインにくらべネック部のデザインが惜しい。

 

ヨーロッパで好まれたデザイン。  私はあまり好きではないのですが。

 

初代宮川香山のこの作品も何度か紹介しています。   見るたびに最初の衝撃は薄れていきますが・・・

 

少しピンボケですみません。  凝った作品ですが、私にはいまひとつ迫力が感じられません。

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東京国立博物館(2012.5.19) 東洋の青磁 #3 朝鮮

2012年06月01日 | アート 陶磁器

朝鮮の青磁が、また素晴らしい。


優美なデザイン。  高麗青磁の高い技術に驚きです。  
この作品を含め、以下の作品は、2010年4月1日に表慶館の記事で既に紹介していますので、そのときの写真も交え紹介します。

表慶館での展示。  展示環境の違いで、落ち着いた雰囲気になっています。

 

この写真はぶれてしまいました。

 

 

格調高いデザインに感動です。

 

 

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東京国立博物館(2012.5.19) 東洋の青磁 #2

2012年05月31日 | アート 陶磁器

見事な青磁ですが、惜しいことにひび割れがあり、その修理で鎹(かすがい)が打ち込まれています。


 そういえば、イナゴの佃煮を最近、見ましたが、鎹をイナゴと見立てるのは良くわかる。

 

鳳凰をかたどった耳・・・しばらく見て、なるほどと分かったのですが、ちょっと見には、鳳凰とは気付かない。


円筒の四隅が積み木のように角ばったデザイン・・・(そう)と名付けられています。  デザインはいいのですが、この青磁の色合いはイマイチ好みではない。

 
見事な青磁のノリと肉厚の薄さに驚き。

 

オリーブグリーンの青磁釉ねー うーん、やはり地味だなー。    

 

 古い時代の作品だとは分かりますが、やはり地味だなー。

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東京国立博物館(2012.5.19) 東洋の青磁 #1

2012年05月30日 | アート 陶磁器

特集陳列の「東洋の青磁」を紹介します。

窯の位置です。

最初に、「国宝 下蕪瓶」  これは素晴らしい。  たっぷりと青磁がかかった肌合いが何とも美しい。

 

鍋島もさすがです。

 

見慣れない青磁だなと思ったら、タイの窯。

 

青磁というと、青い焼き物という固定観念があるのですが、焼く土の成分で色合いが違ってくるのですね。 これはベトナムの窯。

 

これは中国の龍泉窯。  浮き出る文様が特徴。

 

同じ龍泉窯ですが、デザインや青磁の乗りが素晴らしい。

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東京国立博物館(2012.4.1) 陶磁器#2

2012年05月19日 | アート 陶磁器

この徳利のデザインは美しい。  茶筅形というぽっちゃりした曲線がいいですね。

 

この徳利も、渋くていいですね。  こういうのに入れる酒は何が合うのか・・・など考えるのも楽しい。

 

こちらも京焼きの銚子。  この作品も以前、紹介したと思います。  上の徳利と共通の個性があります。

 

藩窯の能茶山焼。  鍋島もそうですが、藩の公式窯の作品はきっちりと作っている印象があります。  破綻はないけど、少し面白みに欠けるところも感じます。

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東京国立博物館(2012.4.1) 陶磁器

2012年05月17日 | アート 陶磁器

さて、トーハクの作品紹介で今日は陶磁器を紹介します。
伊万里を中心とした作品が展示されていました。

亀山は初めての窯名ですが、気品のある作品です。   たっぷりとした印象の鯉がいい。

 

桜にちなんだ作品で、以前にも紹介した道八の作品。 いいものは何回でも紹介します。

 

景徳鎮窯。  ところどころに剥がれがありますが、出来上がった当時を想像すると、シンプルで美しい壷だったでしょう。

 

伊万里です。  景徳鎮を追った初期の作品、ひび割れのような文様は技術の未熟さによるものですが、それがいい味になっているというのが解説者の説明ですが、私は最初に見たとき、劣化が進んでいると思いました。

 

シックな感じがいい

 

うーん 徳利ですか・・・ これで飲むのは・・・

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東京国立博物館  陶磁器

2012年02月22日 | アート 陶磁器

 辰年にちなんだ作品です。  龍の顔がユーモラス





 



景徳鎮窯は良い作品が多い。 これもそう。





 お膳の手前は飯碗などを置きますが、その向こうに置くお椀が向こう付け。    副食などが盛られました。





 



この鍋島は以前に紹介したような気がするのですが、素晴らしい作品なので再び。





 



茶壷なんですね。  なかなか粋です。





 



面白い形をした皿。  伊万里もいい。



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東京国立博物館 表慶館 その4 朝鮮半島の文化

2011年11月29日 | アート 陶磁器

今日は、朝鮮半島の文化と題されたコーナの作品です。
面白い図柄で、洒落た感じになっています



昨年撮った写真の方が雰囲気は良く伝わる感じです



 高さが10cmもないような小さな菩薩立像。  法隆寺宝物館に展示されている小さな仏像群と同じような目的で製作されたものだと思います。

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東京国立博物館 陶磁器 鍋島、伊万里、仁清 (2011.1.30撮影)

2011年11月11日 | アート 陶磁器

東京国立博物館(トーハク)の作品紹介です。  今年1月30日に撮影したもので、撮りためた作品が数多く残っており、紹介が遅れています。  今日は陶磁器。 鍋島から


 



 大蛤(はまぐり)と蜃気楼という突飛な組み合わせですが、面白いデザインになっています。


これも装飾デザインが面白い。


 なんとなくいいなーと思います。


 これも落ち着いた感じでいいですね。


 王朝趣味ですが、仁清らしい品の良い絵柄。


 これもなんとなく、ひかれるところがあります。


鍋島はデザインに面白いものが多い。


 隙がない。さすが


 

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国立近代美術館 工芸館 陶磁器

2011年08月27日 | アート 陶磁器

しまシマの企画で陶磁器を紹介します。 


まず松井康成の作品を4点。
松井康成は、陶芸技法の練上げで人間国宝になった方です。
練上げは、違った種類の粘土をくっ付け合わせ、成形する技法で手間がかかります。
 



 


表面の細かい裂け目が面白い。  焼成で土の持つ収縮を利用しての技術(可塑性不足を逆用)だそうです。   作者は「嘯裂」という言葉に、荒涼として風の鳴り響く無機的な風景を思い描いていた。 



 


この壺の絞り込まれるラインがいいですね。


 



 


この練上げでは、西遊記と題したように西域を意識した配色。 しかし、まとまっていないように思えます。


 



 


少し眠たいような色柄で撮影を止めようかと迷ったのですが、なぜか味があるので掲載。


 



 


アメリカの陶芸家ロゼリン・デリールの作品。  陶芸家ルシー・リーとも友達のようです。



人体をイメージさせるデザインですね。
 


 



 


ゴマを並べたような柄が面白い茶碗と香合


 



 


青白磁の美しい色と柔かく揺れるラインが絶妙。



 


志野の表面の細かいひび割れ模様に味があります。



 


深く湛えたブルーがいいムード。


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東京国立博物館 陶磁器その2(2011年1月9日撮影)

2011年08月20日 | アート 陶磁器

遅れていいるトーハクの作品紹介です。 今日は、今年7月6日に紹介した陶磁器の続きです。



仁清の渋い作品です。





小さな香合ですが、デザインの素晴らしさで大きく見えます。





焼き物の偕楽園は」知らなかった。  堂々とした作りですが、この水色は合わない感じです。





凝ったデザインで雪をあらわす白い釉薬が効いています。





上の作品と同じく笹に積もった雪を描いていますが、より洗練された感じを受けます。





上の作品と同じく道八の作品です。  これも小さな作品ですが存在感は大きい。





京焼で以前にも紹介した記憶があるのですが、いい作品なので載せました。





迫力がある素晴らしい作品です。





渋い緑で味がありました。





この作品をつくった陶工が、茶の湯ならではの美意識のもと製作したのか不明ですが、そうではないことを願う私です。





インパクトは感じなかったのですが、デザインはまとまっています。





さすが鍋島。素晴らしい





これも以前、紹介したように思いますが、面白いデザインだったので。





 

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東京国立博物館 陶磁器(2011年1月9日撮影)

2011年07月06日 | アート 陶磁器

国立博物館の作品も折々アップしているのですが、量が多く、紹介が遅れて申し訳ありません。 
今日は、今年2011年1月9日に撮影した陶磁器です。  以前、
加賀藩前田家江戸屋敷からの出土作品を紹介しましたが、出土作品は平成館で展示されていたもので、今回の作品は本館で展示されていました。



最初は瀬戸の染付。    青の発色や細かい文様などなかなかのものです。



伊万里の染付。  紅白の椿はよく絵柄で見ます。  この皿では端正な表現がいい。



鍋島となると、気品とか垢抜けたデザインが素晴らしいのですが、この作品もそれを感じます。



道八の京焼き。  解説にもある濃艶という表現がぴったりの鉢。
この鉢に盛る料理は何がいいだろう・・・なんて想像も楽しい。

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東京国立博物館 陶磁器(2010年11月撮影)

2011年07月01日 | アート 陶磁器

紹介が遅れましたが、昨年2010年11月20日に撮影したトーハクの陶磁器です。
ヨーロッパに輸出していた伊万里が、珍しく日本に残ったもの。  華やかかつ端正



京焼きの始祖、奥田頴川の作品。 趣味で焼き始めたようですが、センスがいい。



奥田頴川の弟子、青木 木米の作



志野の作品。 丁寧な絵付けが凄い。

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