熱水タービンの二相流ノズルを可変ノズルリンク機構に変更設計しました。
熱水タービンの二相流ノズルを可変機構としたのは、ノズルへの熱水と蒸気の流入状態を制御することでノズル位置での圧力と温度、流量を適切な状態とする目的です。
ノズル流入面積が一定では熱水流量の減少があると充分なノズル膨張状態が造り出せないことと入口圧力が極端に下がったりするため、可変ノズルで調整します。
可変ノズルは円周状多数ノズルに全て付くため、それらを一斉に動かすリンクモーション機構が必要となり、図のような手動可変式リンクモーション機構の設計を行っています。
動作が手動となっているのは流量調整の必要性が頻繁にあるわけではなく、一年に何回かでおさまる調整頻度によります。